1995（平成7）年より再開発が行われた「汐留シオサイト」は、総面積31ヘクタール・完成時就業人口61,000人という、東京都心有数の再開発事業として注目を集めました。

2003（平成15）年から国内有数の企業が本社機能をこの街に移すことにより、汐留は重要なビジネス拠点に成長しました。高層ビルが林立する未来的な摩天楼には、パナソニック・富士通・全日空・資生堂など、日本をリードするトップ企業の本社が集まっています。

メディア・情報企業が集まっているのも汐留の特徴であり、国内有数の情報拠点という面も持っています。エリア内には日本テレビ・電通・共同通信社などの大手情報産業企業の本社機能が集中しているほか、日本テレビの番組関連グッズやジブリグッズをそろえる「日テレ屋」や、世界でも珍しい広告専門のミュージアムである「アド・ミュージアム東京」など、メディアに関わる楽しい施設も充実しています。

そして、「カレッタ汐留」には、2023（令和5）年で創立70周年を迎える「電通四季劇場」があり、ミュージカルを気軽に楽しめます。私立美術館の「パナソニック汐留美術館」では芸術に触れることもできます。

高層ビルが林立する「汐留シオサイト」とは首都高速を挟んだ場所にある「浜離宮恩賜庭園」は、東京でも有数の規模と美しさを誇る日本庭園です。国の特別名勝に指定されており、汐留エリアを代表するスポットの一つとして親しまれています。

徳川将軍家の別邸として整備された江戸時代から続く代表的な大名庭園であり、海水を引き入れて作られた「潮入の池」を中心とした美しい日本庭園は優美の一言です。花の名所でもあり、春にはサクラやナノハナ、夏から秋にかけてはキバナコスモスなど、四季折々の花景色を楽しめる魅力的なスポットとなっています。

「浜離宮恩賜庭園」は周囲を高層ビル群に囲まれており、特に「潮入の池」越しに眺めた「汐留シオサイト」の摩天楼は、東京の歴史と未来を象徴するような東京らしい風景といえるでしょう。

首都圏有数のクロスターミナルである「新橋」駅から程近い汐留エリアの交通利便性は抜群なものであり、丸の内や日本橋・品川・六本木といったビジネスの中枢へは10分以内でアクセス可能です。また、都営地下鉄浅草線を介して「羽田空港」と「成田空港」に直結している点も、日本有数のビジネス拠点としての強みです。

汐留エリアは、驚異的な発展を続ける東京ベイエリアの交通ハブとなっています。お台場や東京ビッグサイト、豊洲へのアクセスに便利なゆりかもめの始発駅である「新橋」駅と「汐留」駅があり、「勝どき」駅や「月島」駅へのルートである都営地下鉄大江戸線の駅もあります。

エリアの南側にある「浜松町」駅から出ている東京モノレールは「天王洲アイル」駅や「羽田空港」へのアクセスに便利です。これらの路線が集結することで、新橋・汐留エリアは東京ベイエリアへの観光・ビジネスの拠点として機能しています。

また「浜離宮恩賜庭園」や「日の出桟橋」からは水上バスが発着しており、「お台場海浜公園」や「東京ビッグサイト」、浅草などと結ばれています。変貌を遂げるベイエリアや隅田川沿いを船でゆっくり眺めることができるのも魅力的です。

このように汐留エリアは都心の快適生活を彩るさまざまな魅力にあふれています。現在、ベイエリアへのアクセスが快適になる「東京BRT」や、「新橋」駅の西口および東口エリアでは、街の景色を大きく変えるであろう新たな再開発事業の検討が進められており、今後もますますの発展が期待される将来性豊かな街といえます。