【新百合ヶ丘】川崎市第二の街として発展！小田急線を代表するショッピングタウン
川崎市アートセンター小田急線「新百合ヶ丘」駅の周辺は、川崎市の新都心として、市北部の中枢を担う形で整備されました。駅前には「イオンスタイル新百合ヶ丘」をはじめ大型ショッピング施設が立ち並び、洗練された都市空間が形成されています。
周辺には良質な住宅街が広がり、地下鉄の延伸も計画されているため、今後の発展がさらに楽しみな街です。
“ 「都市景観100選」にも選ばれた、美しい街並みが広がる新興住宅街 ”
新百合ヶ丘の街並み1974（昭和49）年に小田急線の新駅として開業した「新百合ヶ丘」駅周辺には、計画的に整備された街並みが広がっています。植栽や建築物の色彩の調和・屋外広告物などの規制を設けて街並みを美しくする努力が実り、1998（平成10）年度には建設省（現：国土交通省）より「都市景観100選」に選定されました。
良好な住環境を形成している要因の一つが、緑の多さでしょう。多摩丘陵の丘が重なるように広がっているこのエリアには、崖線や丘の上に自然林が豊富に残されています。またエリアの南側には、芝生広場をメインに広がる「鶴亀松公園」や、約10ヘクタールに及ぶ広い面積を誇る「王禅寺ふるさと公園」、北側には里山風に整備された「万福寺さとやま公園」、「万福寺もりの丘公園」など、都市公園も充実しています。
特に、神奈川県内有数の高級住宅街として知られている上麻生地区などは、地区の一部に地区計画が締結されているため、今後も良好な住環境が維持されそうです。また万福寺地区では約37ヘクタールに及ぶ土地区画整理事業が2007（平成19）年に完了し、一戸建てやマンション、商業施設、公共施設などからなる「新百合山手」という街並みも誕生しています。
『ショッピングスポットが充実、都市機能が駅前に集中する便利な街』
「新百合ヶ丘」駅周辺エリアには商業施設をはじめとして、「麻生区役所」や図書館など都市機能が集中的に配置されており、何かと便利なエリアです。駅前には大規模なショッピング施設が多く集まっており、ワンストップで買い物が済むのもうれしいところです。新百合ヶ丘の代表的なスポットである「イオンスタイル新百合ヶ丘」は、食料品や日用雑貨のほか、ファッションや雑貨のショップも充実しており、6階にはシネマコンプレックスの「イオンシネマ」も入っています。
同じく駅前にある「新百合丘OPA」には「ユニクロ」、「ABCマート」、「無印良品」などの定番ショップに加え、最先端のファッションやセレクトショップがそろっています。他にも「イトーヨーカドー新百合ヶ丘店」のほかフィットネスクラブなどが入る「新百合ヶ丘エルミロード」、ファッションやグルメなどの専門店が集まる「新百合ヶ丘マプレ」などがあります。
“ 「しんゆり・芸術のまち」で盛り上がりを見せる、文化が薫る街 ”
テアトロ・ジーリオ・ショウワ新百合ヶ丘エリアは「川崎市アートセンター」や「麻生文化センター」など文化施設も充実しています。駅周辺には誘致によって2007（平成19）年に移転してきた「昭和音楽大学」や、ウッチャンナンチャン、映画監督の三池崇史氏、小説家の阿部和重氏など文化面で多くの人材を輩出している「日本映画大学」のキャンパスがあり、文化的にも充実した環境といえます。
そんな特性を生かし、現在では官・学・民が連携して「しんゆり・芸術のまち」を実現すべく、さまざまな取り組みが行なわれています。その一環として行われているのが、1995（平成7）年から始まった「KAWASAKIしんゆり映画祭」で、期間中には多くの映画作品の上映やゲストイベントが開催されます。他にも毎年6月ごろには「麻生音楽祭」が、冬には「kirara@アートしんゆり」などが開催されます。
また「昭和音楽大学」の南校舎内にある本格的な総合劇場「テアトロ･ジーリオ･ショウワ」では、リサイタルやオペラ・バレエ・ミュージカルなどを鑑賞できます。
『ハイセンスなグルメスポットが充実する新百合ヶ丘エリア』
上麻生地区などに高級住宅地を抱えるとともに、高感度なショッピングスポットが充実する場所というだけあり、新百合ヶ丘エリアには上質でおいしいと評判のグルメスポットが充実しています。
その代表といえるのが洋菓子の「リリエンベルグ」です。定番のザッハトルテをはじめ、旬の食材を使った美しい洋菓子たちは、地元住民はもとより遠方からも足しげく通う常連がいるほどの評判となっています。雑誌やメディアにも頻繁に登場する、新百合ヶ丘の有名店です。
その他にも、フレンチレストランやブーランジュリーなど、さまざまなグルメスポットが駅前や住宅街の中に点在しています。
新横浜や横浜にも直結！地下鉄延伸によるアクセス向上に期待
新百合ヶ丘駅都心へのアクセスの良さも新百合ヶ丘の魅力の一つとなっています。「新宿」駅には小田急小田原線を利用し、30分以内でアクセスが可能です。また、東京メトロ千代田線直通の電車もあり、「表参道」駅や「大手町」駅などの東京都心主要駅にもダイレクトアクセスできます。
今後の動向が注目されているのは、横浜市営地下鉄ブルーライン（横浜市高速鉄道3号線）延伸です。横浜市営地下鉄ブルーラインは現在、東急田園都市線の「あざみ野」駅が終点となっていますが、これを「新百合ヶ丘」駅まで延伸する計画が検討されています。
2020（令和2）年には概略ルートおよび駅位置についての公表が行われました。現在の「新百合ヶ丘」駅の南口付近に地下鉄の新駅がつくられるほか、「あざみ野」駅までの間にも3つの新駅（ヨネッティー王禅寺付近、すすき野付近、嶮山付近）が設けられる予定で、2030（令和12）年の開業を目標としています。
完成すれば「横浜」駅や「新横浜」駅へのアクセスが飛躍的に向上するだけでなく、駅周辺の再整備や沿線地域の活性化も期待されます。緑に包まれた美しい街・新百合ヶ丘は、暮らしの場としてこれまで以上に魅力あふれる街へと発展していくことでしょう。
- 掲載日
- 2023/08/31
本記事は、（株）ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。
