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#資金計画

2018.11.01

都心の「3A+Rエリア」って?その価値と魅力を探る

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東京都心の不動産の資産価値の高さは、だれもが知るところです。ではエリアによる人気度の違いはどんなところに要因があるのでしょうか。どんな視点で選べば住み心地の良いマンションが見つけられるのか、知る人ぞ知る都心の「3A地区」について魅力や特徴を浮き彫りにします。

「3A」とは? 東京を代表するブランド地区

「3A」とは、"超"の付く高級マンションが立ち並ぶ「麻布・青山・赤坂(Azabu・Aoyama・Akasaka)」の頭文字をとったエリアのことです。

六本木ヒルズが2003年に開業してからは、「Roppongi」を加えて「3A+R」とも言われています。位置関係は、下の地図をご覧ください。

港区の東側に隣接する渋谷区の「広尾」と「神宮前」も含めて、「麻布・広尾」「青山・神宮前(表参道)」「赤坂・六本木」と、二つずつをくっつけて「3A地区」と呼ぶ場合もあります。同じ特徴を持った界隈という括り方で、こちらのほうが不動産マーケットとしては、しっくりくるかもしれません。

この「3A地区」は、「手が届かない別格エリア」というニュアンスがあり、不動産投資の対象として「鉄板の街」です。しかし、実は江戸時代まで遡る歴史性や、地震・水害に強い安全性、国内外のVIPが集まる求心性など、「住まいの立地」として求められる要素もしっかりと持ち合わせています。

各界の著名人が利用するホテルやホール、レストランやバー、各種のエンターテイメント施設が集積する、まさに"職住遊"の三拍子が揃った住宅地といえるでしょう。さらに、安心して暮らせる医療施設、子どもの教育に役立つ学校を加え、住環境の五大要素ともいえる"医職住遊学"が近接した街ともいえます。

「赤坂・六本木」VS「麻布・青山」

3A地区の中でも、それぞれの地域のイメージや街づくりの特徴があります。大きく「赤坂・六本木」地区と「麻布(広尾)・青山(神宮前)」地区の2つに分けてみましょう。

「赤坂・六本木」は、「六本木ヒルズ」や「東京ミッドタウン」といったオフィス・商業施設・住宅の複合開発コミュニティが象徴的です。購入者層の中心としてはシングル・DINKS層が多いかもしれません。マンション市場の特徴は、2000年以降にできた新しいタワーマンションが豊富な点です。たとえば次のようなマンションが挙げられます。

●THE ROPPONGI TOKYO
●プラウド赤坂

「麻布(広尾)・青山(神宮前)」エリアは、落ち着いて暮らせる住宅地のイメージです。超高層マンションの数は限られ、10数階建て以下が中心、高台に立つ低層マンションも少なくありません。ファミリー層やシニア層にも人気があるエリアです。日赤医療センター、広尾病院など総合病院も近く、通院のため、近くにセカンドハウスを購入する富裕層もいるほどです。

●プラウド南麻布
●青山ザ・タワー

都心の意外な狙い目エリア「神楽坂」と「白金」

「3A地区では予算が合わない」という人のために、それ以外の狙い目エリアを紹介しましょう。

たとえば、都心5区のなかでは新宿区。なかでも神楽坂や市ヶ谷(神田川の北西側)など、千代田区や文京区に接しているエリアは歴史と文化の雰囲気を漂わせる隠れた人気スポットです。

神楽坂や市ヶ谷の中古マンションの平均坪単価は、都心の中では手ごろな価格帯です。20坪(約66m2)で7,000~8,000万円ですから、世帯年収が1,000万円を超えるファミリー層なら、充分に購入可能でしょう。

港区の中で3A地区に隣接しながら、意外に手が届きやすいのが「白金エリア」です。3A地区の中古マンション相場が坪当り500万円以上だとすると、白金では400万円前後から売り出されています。

このように3A地区内でもその周辺でも、新しい街づくりの計画が次々に進められています。都心といえども、既にできあがった街ではなく、これからもまだまだ変化し、発展が期待できる街なのです。自分なりの「都心ライフ」を送れるエリアを見つけてみてください。

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