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2019.10.31

Kantei eye 【近畿圏】駅周辺1km2内のマンションストック物件数・戸数ランキング

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2019年6月時点の近畿圏で"密度"が最も高い駅は烏丸線「烏丸御池」136物件

ストック戸数1位「天神橋筋六丁目」

近畿圏では「職住近接」が重視され大都市中心部に所在する駅のマンションストック密度が高い

物件数ランキング1位は、京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池」で136物件と近畿圏内ではひときわ高い"マンション密度"となっている。

「烏丸御池」は京都市街の中心に位置するまさに中心部であるが、住宅地というより商業地のイメージが強い。しかし、近年特にマンション需要が高まっており、極端な用地の取得難から供給が追いついていない状況である。また、中古マンション価格も高額で推移しており、分厚いニーズによりマンションに希少性が生じている。

物件数ランキング1位は、大阪メトロ堺筋線の「天神橋筋六丁目」で6,736戸のストックを有している。2位は京阪中之島線「中之島」で6,612戸、3位は大阪メトロ千日前線の「西長堀」となっている。

前述の物件数ランキングとは異なり、大阪市、京都市、神戸市の三大都市のそれぞれ中心部であると同時に、高度利用が可能な駅が上位となる傾向が見られる。戸数のランキングとなると少ない物件数で多くの住戸数をカウントできるタワーマンションが供給される駅ほど有利になるため、上位の駅はほとんどがタワーマンション供給可能なエリアとなっている。

近畿圏1位「烏丸御池」のストック分布

1989年6月以前は物件(赤ドット)の数も少ないが中心を南北に走る「烏丸通」の西側、二条城までの間に多く分布すると同時に、駅から比較的距離を置いたところに供給されていた。

一方、直近30年間(青ドット)は駅近接エリアでの供給が多くなっており、駅に近いほど資産性が高いことに着目した供給が行われた。背景には京都市中心部の資産性、交通利便性と職住近接を実現できる立地であるとの認識の変化がある。

京都市中心部は高賃料エリアであり、収益力がある。一定の敷地面積を持った土地が出てきにくい状況もあり希少性も高い。

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提供:東京カンテイ
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