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成約中古マンション・戸建てで経年進む

2017年03月03日

東日本不動産流通機構は、16年の「築年数から見た首都圏の不動産流通市場」をまとめた。16年中に成約した中古マンションの平均築年数は20.26年(前年比0.13年増)、成約中古戸建ては20.81年(0.21年増)で、ともに経年が進んだ。

16年中に新規登録された物件の平均築年数も、中古マンション22.32年(0.27年増)、中古戸建て22.07年(0.43年増)となり、経年が増加傾向となっている。

築年帯別構成比率をみると、中古マンションの成約物件は築5年以下の築浅物件が9.5%(0.8ポイント増)に、築21~25年が9.8%(0.6ポイント増)に拡大した。築26~30年7.9%と築31年超24.3%は前年と変わらず。新規登録物件は、築5年以下が8.1%(1.1ポイント増)に、築30年超も29.9%(1.2ポイント増)に拡大した。中古戸建ての成約物件は、築5年以下が9.3%(0.3ポイント増)、築20年超が47.1%(1.1ポイント増)と拡大。

築年帯別の取引動向をみると、中古マンションの「対新規登録成約率」(成約件数/新規登録件数)は築21~25年の築年帯のみが18.3%(2.0ポイント増)に上昇した。成約が最も高いのは築11~15年の26.6%(0.7ポイント減)。中古戸建て住宅の対新規登録成約率は、全築年帯で上昇し、最も高いのは築11~15年の25.1%(2.6ポイント増)だった。
成約価格と築年数をみると、中古マンションは築10年以内が4000万円台、築11~20年が3000万円台。中古戸建ては、

築20年以内の成約価格が3000万円台、築20年超は2000万円台だった。中古戸建ての土地・建物面積は成約物件、新規登録物件とも経年するにつれて規模が大きくなる傾向。

(提供:日刊不動産経済通信)

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