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玉川上水と小金井公園の緑が彩る閑静な住宅地「花小金井」

小金井市花小金井は西武新宿線の「花小金井」駅の北側を中心に広がるエリアです。この付近は玉川上水開通後に農村として発展し、現在は緑豊かで閑静なベッドタウンとして人気を集めています。

桜の名所から別荘地へ

花小金井の南を流れる「玉川上水」は江戸時代に、江戸に暮らす人々の飲料水を確保するために造られた、羽村の取水堰から四谷までの約43kmという大規模な水路です。

八代将軍徳川吉宗は「玉川上水」沿いに山桜を植えることを命じ、後に「小金井桜」と呼ばれる桜の名所となりました。多くの文人墨客が観桜に訪れたといわれ、『江戸名所図会』や歌川広重の錦絵などにも「小金井桜」の美しい風景が描かれています。

1926(大正15)年に「武蔵小金井」駅が開設されると、「武蔵小金井」駅周辺は別荘地や郊外住宅地としても開発されるようになりました。1927(昭和2)年には西武村山線(現・西武新宿線)が開通し、「花小金井」駅も開業しています。

花小金井周辺では1928(昭和3)年に青年団の講習所として「浴恩館(現・小金井市文化財センター)」が開設されたほか、1937(昭和12)年には「小金井カントリー倶楽部」が開かれ、1940(昭和15)年には紀元2600年記念事業として「小金井大緑地(現・小金井公園)」が計画されるなど、自然豊かな地の利を活かした開発が進められてきました。

西武新宿線で都心方面へも快適アクセス

花小金井は交通アクセスの利便性にも恵まれています。最寄りの「花小金井」駅から西武新宿線を利用すれば、「高田馬場」駅や「西武新宿」駅まで乗り換えなしで移動できます。「高田馬場」駅でJR山手線や東京メトロ東西線に乗り換えれば都心方面への移動もスムーズです。

また、エリアを南北に貫く小金井街道沿いには多くの路線バスが運行されています。JR中央線の「武蔵小金井」駅や西武池袋線「東久留米」駅、「清瀬」駅方面へはバスを利用すると便利でしょう。

身近に多彩なショッピング施設が揃う

花小金井は買い物の利便性も魅力の一つです。「花小金井」駅周辺には複数のスーパーマーケットやドラッグストアがあり、用途や商品によって買い物先を選ぶことができます。

また、「花小金井」駅周辺には商店街が広がり、カフェやパティスリーなどおしゃな店も点在しています。買い物をしながら楽しむお茶やスイーツも暮らしを豊かにしてくれるでしょう。

公共施設や医療機関も充実

花小金井周辺には公共施設も充実しています。「花小金井」駅の北側に建つ「東部市民センター」には集会室があり、地域の人々の交流の場として親しまれているほか、「小平市東部出張所」もあり、戸籍や納税関連などの行政手続きにも対応してくれます。

医療機関にも恵まれており、かかりつけに便利な各科のクリニックがエリア内に複数あります。入院や救急に対応する「公立昭和病院」も「花小金井」駅からバスで5~7分ほどでアクセスできます。

豊かな緑を楽しめるスポットが豊富

花小金井周辺が自然に親しめるスポットに恵まれていることは外せないポイントです。広大な面積を誇る「小金井公園」に隣接している「小金井カントリー倶楽部」は、現存する都内のゴルフ場としては最古のコースで、国内でも有数の名門コースとして知られています。会員以外がプレーできる機会は限られていますが、コース内の緑地は周辺に豊かな緑の風景を提供してくれます。

「小金井公園」内には江戸や東京の歴史的な建造物を集めた「江戸東京たてもの園」があるほか、ドッグラン、バーベキュー、ソリゲレンデ、サイクリングコースなど多彩な施設が揃い、思い思いの休日を過ごすことができます。

また、エリア内にある「東部公園」内には屋外プールがあり、夏には多くの子どもたちでにぎわいます。 「玉川上水」沿いの桜並木や「小金井公園」など桜の名所も多く、身近で花見を楽しめることもこの地に暮らす楽しみとなるでしょう。

作成日:2018年1月30日

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