地元と同じ「海の近く」で暮らしたくて選んだ茅ヶ崎

私は小田原でも海寄りのエリア、夫は横浜と2人とも海の近くで育ったので、「海の近くに住みたい」という気持ちがありました。それに加えて通勤の便が良く、お互いの実家にも行き来しやすい場所となると、茅ヶ崎市がちょうど良かったんです。

私は旅行好きで、地図を眺めていろいろ考えるのも好きなので、物件探しの時もまず地図アプリで茅ヶ崎市の辺りを見てみました。茅ヶ崎市内にはもともと知っていたエリアもあるのですが、その時はむしろよく知らないエリアを見て「海の近くなのに緑があっていいな」とひき込まれました。

そこで物件を探してみたら最終1区画だけが空いている分譲住宅があり、それが現在の自宅となりました。

夫の職場は相模原市にあるのですが、茅ヶ崎駅は相模線の始発駅なので座って行けます。通勤には1時間かかりますが、職場と自宅が離れていることでオンとオフが切り替えやすくなったと感じているようです。

また、夫は通勤時間が短くても混雑する電車のほうがストレスになるようで、座って行けることで読書をしたり、仕事の準備をしたりでき、充実した通勤時間を持てて満足していると言っています。

生活に必要なものは徒歩圏内でそろう。便利な茅ケ崎駅周辺

茅ケ崎駅周辺は買い物や生活に必要な施設が徒歩圏内に揃っているので、子どもが生まれる前は徒歩が主な交通手段でした。隣の辻堂駅前には大型商業施設『テラスモール湘南』もあるので、都内や横浜などの大きな街まで出なくても、大体のことは事足りると感じています。

今は子どもが小さいので車に乗る機会も増えましたが、小回りが利くほうが動きやすいのか、自転車を使っている方が目立つように思います。この辺りに多いサーファーも、ボードが運べて、砂浜を走れるビーチクルーザーに乗っているのをよく見かけます。見晴らしが良い高台のエリアでは、車を利用している人が多いかもしれないですね。

子どもたちにとっても、茅ヶ崎は良い環境だと思います。親子でよく『茅ヶ崎公園』へ行くので、隣接している『茅ヶ崎公園体験学習センター うみかぜテラス』で、親子向けの体操教室や料理教室などのイベントを楽しんでいます。子育て支援センターや保育園・幼稚園なども比較的充実していると感じますね。

人とのつながりを大事にする街だと実感しています

茅ヶ崎の人は楽しそうに暮らしていると感じることが多いですね。身に着けているものがカラフルだとか、そういうちょっとしたことではあるけれど、まとっている雰囲気はだいぶ違う感じがします。

朝、子どもが起きる前に近所でジョギングや散歩をすることがあるのですが、その辺でおじさんたちが上半身裸になって日光浴をしていたりするんですよ（笑）。それが、江の島のリゾートっぽい雰囲気ともまた違う、なんともおおらかな感じなんです。

新型コロナウイルスが流行する以前は散歩中の人によく声をかけられたり、公園で大人が集まってサッカーを楽しんでいるのを見かけたり、近所づきあいに助けられたりと、そういう経験ひとつひとつから、茅ヶ崎は人が温かい、人とのつながりを大事にする街だと実感しています。

今後も、自然体のラフな雰囲気そのままであってほしい

庭でバーベキューをしたり、家庭菜園をしたり、私たちがこの家でやりたいことを楽しんでいるのも、茅ヶ崎のこの土地柄あってのことだと感じています。

街そのものに開放感があって、人もおおらかでラフな雰囲気だから、周りの目を気にしないで楽しいことをやろうと思える気がします。これからもきれいな海と、のんびりとした自然体の街であってほしいですね。

PROFILE

阿部 美穂さん 30代。神奈川県出身。旅行や地図を見るのが好き。型どおりのライフプランにとらわれず、茅ヶ崎ののびのびとした暮らしをエンジョイしている人。

阿部 晋太郎さん 30代。神奈川県出身。地元の横浜市、結婚後新生活を始めた小田原市、そして茅ヶ崎市と移り住んできて、茅ヶ崎市民の海のようなおおらかさを実感している人。

家族構成：夫婦+子ども1人　居住年数：4年