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【大阪市阿倍野区】地域防災力をより高めるための人材育成や防災教育にも取り組む大阪市阿倍野区

 
「天王寺」駅前からのぞむ「あべのハルカス」「天王寺」駅前からのぞむ「あべのハルカス」

阿倍野区は大阪市の24行政区の一つです。古くから大阪南部の交通の要衝として栄えた地で、住宅・商業の町として発展してきた歴史を持ちます。

阿倍野区は1943(昭和18)年に、住吉区が3区(住吉区・東住吉区・阿倍野区)に分区されて誕生しました。「阿倍野」という地名の由来については諸説いわれていますが、古代にこの地を領有していた豪族「阿倍氏」の姓からとする説があります。

阿倍野区の北端にある「大阪阿部野橋」駅およびすぐ北の「天王寺」駅の周辺エリア、いわゆる「あべの・天王寺」は、大阪の南の玄関口として各種交通機関が集結しています。大阪府内最大級のショッピングセンター「あべのキューズタウン」や日本で最も高いビル「あべのハルカス」があることでも知られ、近畿地方でも有数の商業地区として栄えています。

阿倍野区は区域全体が上町台地の高台の上に位置しており、地形的には丘陵地で東側に緩く、西側に急斜をなしています。

災害による被害を最小限に抑えるための区民向け「防災ガイドブック」
「阿倍野区民のための防災ガイドブック」「阿倍野区民のための防災ガイドブック」

減災のためには日頃からの備えと地域の自主防災組織力の向上が必要であるとの考えから、阿倍野区では地域防災計画として「阿倍野区民のための防災ガイドブック」を作成しています。主に震災編と風水害編からなり、自助・共助・公助の3本柱を軸とした防災対策が分かりやすくまとめられています。

阿倍野区においては、今後発生が想定される地震の中でもとりわけ、内陸活断層地震では「上町断層地震」、海溝型地震では「南海トラフ巨大地震」による被害が懸念されています。特に「南海トラフ巨大地震」は今後30年以内に発生する確率が70%程度と、いつ起きてもおかしくないため、一人一人のしっかりした備えが重要といえます。

上町台地上にある阿倍野区は標高概ね5~17mとなっており、海岸からも5km以上離れているため、津波による直接の被害はないと想定されています。

その一方で阿倍野区は、木造老朽住宅が密集している地域が多いという課題を抱えています。区ではこうした密集市街地の防災性を高めるため、老朽住宅の建てかえ支援、一時避難できるまちかど広場の整備、狭あい道路の拡幅整備などの取り組みを実施しています。

 

阿倍野区の防災マップ、水害マップをチェックしよう
「我が家の防災プランnavi」(地図面)「我が家の防災プランnavi」(地図面)

阿倍野区の「我が家の防災プランnavi」は、区民が各自で防災プランを立てる際に役立つツールの一つです。日本語版のほか英語版、中国語版、韓国・朝鮮語版も用意されています。

マップ面には小中学校など「災害時避難所」、公園など「一時避難場所」、大規模火災が発生し延焼拡大した際の「広域避難場所」などが掲載されています。広域避難場所として阿倍野再開発地区、天王寺公園、長居公園が指定されています。自宅などの周辺を実際に歩き、危険な箇所の有無や避難先および避難経路を事前に確認しておくと安心です。

また情報面には、家の安全対策や備蓄、家族との連絡方法、避難の際の注意ポイントなどが掲載されているほか、我が家の防災プランを書き込めるようになっています。

阿倍野区水害ハザードマップ(地図面)「我が家の防災プランnavi」(地図面)

水害ハザードマップは、「大和川が氾濫した場合」と「寝屋川流域(寝屋川・第二寝屋川・平野川・平野川分水路・古川)が氾濫した場合」に分けて作成されています。例えば大和川が氾濫した場合には、東住吉区・生野区に隣接している区内北東部の一部の地域で浸水の発生が想定されています。

このほか、「高潮ハザードマップ」や「内水氾濫ハザードマップ」も作成されています。区内には周囲より低くなっているために集中豪雨などで雨水が大量に流入して内水氾濫が発生する地域もあるので、マップで確認しておきたいものです。

大阪市の地図情報サイト「マップナビおおさか」でも防災関連施設、震度分布予測図、浸水想定区域図などをチェックすることができます。

 

防災に関する知識や技術を学び・体験できる多彩な取り組み
あべのタスカル(HPより)あべのタスカル(HPより)

阿倍野区では地域防災力向上のための取り組みとして、各地域において、巨大地震を想定した実践・体験型の「まちなか防災訓練」や実際に避難所となる学校を使用しての「避難所開設運営訓練」を行っています。

区の職員が地域や団体に出向いて講義を行う「阿倍野区出前講座」では、地震・風水害などについての基礎的な説明や災害への備え、身の守り方など「防災」のテーマも扱っています。阿倍野区内の在住・在勤・在学者、概ね10人以上の団体で申し込み可能です。

このほか防災セミナーや防災フォーラム、防災ワークショップなど、さまざまな形で区民の防災意識の向上を図っています。

「阿倍野」駅近くには、市民が防災知識と技術を学ぶことができる体験型防災学習施設「あべのタスカル」があります。高さ6mの巨大スクリーンを通しての災害体験、煙中避難体験、震度7体験、災害発生直後のがれきの街での余震体験、初期消火体験、資器材を使用した救助の体験など、豊富な体験学習メニューが用意されています。

 

地域防災を担う人材の育成に力を入れる阿倍野区

阿倍野区では地域防災力向上のための人材育成にも力を入れています。その一つが「阿倍野区地域防災リーダー」です。

阿倍野区地域防災リーダーは、災害発生の際に中心となって消火活動や救出救護活動などを行う、地域の自主防災活動の中核的な存在です。毎年行われるリーダー訓練に参加し、中学校防災訓練やまちなか防災訓練の場で中学生や地域の人たちへの指導も行います。

地域防災の「若い」担い手の育成のために、2016(平成28)年には「阿倍野区防災ジュニアリーダー登録制度」も創設しました。阿倍野区在住・在学の中学生および高校生を対象としたもので、地域での防災訓練への参加や研修・講習会への参加などの活動を通してさまざまな防災スキルを学んでいます。

他にも、区内の小学校ごとに災害の知識や備えなどに関する講義(防災研修)を行っているほか、中学校については防災研修に加えて防災訓練も実施しています。

このように阿倍野区では「災害に強く、誰もが安心して住める安全・安心のまち」を目指し、地域防災力を高めるための施策を積極的に展開しています。

掲載日
2022/12/09

本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。

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