第22回住宅購入に関する意識調査アンケート

調査期間:2022年1月24日(月)~2月6日(日)
調査対象:ノムコム会員(住宅購入検討者)

不動産の買い時感について

Q1今、不動産は買い時だと思いますか。

今回調査全体の32.4%が「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」と回答し、前回調査(2021年7月)と比べると8.2pt増加した。また、「買い時だと思わない」については前回比12.9pt増加。「わからない」という回答は20.8pt減少。
住宅ローンの金利が低水準 72.0%

「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」と回答した方(797名)に対して

Q1-1買い時だと思う理由はなんですか。 (3つまで)

買い時だと思う理由については、「住宅ローンの金利が低水準」が最も多く68.3%(前回比3.7pt減)、続いて「今後、不動産価格が上がると思われる」が38.0%(前回比5.7pt増)。低金利での融資状況かつ、物件が割高になる前に買いたいという傾向は前回と変化は見られなかった。
一方、前回までと変化がみられた点としては、ライフステージを見据えた上での購入判断が減少したこと(前回比11.7pt減)、また「今後、住宅ローンの金利が上がると思われる」が大きく増加(前回比15.0pt増)し、金利に対する上昇懸念が増えた。
住宅ローンの金利が低水準 72.0%

不動産の価格について

Q2今後、不動産の価格はどうなると思いますか。

今後の不動産の価格については、「上がると思う」は31.4%となり前回比で10.0pt増加。「横ばいで推移すると思う」は31.6%で横ばい(前回比0.2pt増加)。「下がると思う」は24.1%で前回比0.4pt減少した。「わからない」が【Q1.今は、買い時だと思いますか】の質問同様に大幅減となった。
上がると思う 31.4%

不動産の売り時感について

現在、持家(一戸建て・マンション)にお住まいの方のうち、売却する意向がある方(1438名)に対して

Q3今、不動産は売り時だと思いますか。

「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」を合わせた78.6%が「売り時」と回答し、前回比8.0pt増加。次の質問でその理由を伺った。
不動産は売り時だと思う 78.6%

「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」と回答した方(1130名)に対して

Q3-1売り時だと思う理由はなんですか。

売り時だと思う理由については、「不動産価格が上がったため」が最も多く77.4%、前回比6.3pt増加した。前回アンケート時と同様、根強い購入ニーズに牽引されるかたちで好条件での売買が継続さていることが要因と考えられ、売却検討者にも周知されていると言える。次いで「今なら好条件での売却が期待できるため」52.7%、「住宅ローンが低金利で買主が購入しやすい環境のため」が19.4%と続く。
価格が上がったため 77.4%

インターネットを利用したオンライン相談、見学についてお聞かせください。

Q4お住まいの購入検討にあたってオンライン相談、オンライン見学を利用したことはありますか。

今回調査では、新型コロナウィルスが長期化傾向にある中、住まいの探し方の変化「オンライン化」について伺った。その結果、「利用したことがある」が10.5%、「利用したことはないが、機会があれば利用したい」が40.7%。合わせて51.2%が「興味がある」ことが分かった。

Q4-1上記質問で「利用したことがある」「機会があれば利用したい」と回答した方へオンライン相談・見学を利用してみようと思ったきっかけを教えてください。

きっかけの中で、最も多かった回答は「気軽に相談・見学できるように感じたから」で、56.9%となった。次いで、「新型コロナウィルスの感染リスクを避けるため」が55.0%となり、世相を反映する形となった。

Q4-2上記質問にて「利用したことがある」と回答した方へ利用した検討物件の種別、シチュエーションと使い勝手をお聞かせください。

利用した検討物件の種別、シチュエーションとしては、新築マンション(マンションギャラリー・モデルルーム)が43.2%、新築マンション(実物)が21.6%、合わせて64.8%が「新築マンション」が占める結果となった。使い勝手については、「良かった。これからも積極的に利用したい」が60.6%という結果となった。一方「参考にならなかった。もう利用しない」という方は1.5%とという結果となった。

Q4-3上記質問にて「利用したことがない」と回答した方へ利用したことがない、したくない理由をお聞かせください。

利用したことがない方の理由として「自分の目で確認しないと不安」が73.6%という結果となった。

住宅ローン控除「縮小」について、お聞かせください。

Q5お住まいの購入検討に変化はありましたか。

今回調査では、住宅ローン控除が「縮小」されることになり、住まい探しをしている人たちの行動にはどのような影響を及ぼしているのかを伺った。その結果、「影響なし。引き続き探している」が56.7%「一旦休止したが、検討再開した」が6.6%。合わせて63.3%が検討中であることが分かった。住宅ローン控除「縮小」でのマーケットへの影響は少ないと考えられる。

回答理由(フリーコメント) ※一部抜粋

引き続き探している理由

・控除の縮小幅より、資産性の伸び代の方が価値がある。

・自身のライフステージで購入のタイミングが来たので。

・縮小したとは言え、制度として残っているから。物件価格が上昇し過ぎてしまっては元も子もないから。

・税金の影響もあるが、それ以上に自分の条件に合った物件を適切に買うことが大事と考える

一旦休止したが、再検討をはじめたきっかけとなった理由

・今後の家族構成を考え、住宅購入を再検討したい。

・リモートワークにも対応できる家が欲しいため。

・良い物件の価値は、変動しにくい。 しかし「良い物件」の定義が変わる可能性は否定できない。

・コロナ禍も峠を越える可能性があるため。

継続検討していたが、長期化で検討を休止した理由

・景気対策として、住宅ローン控除はまた拡大すると思われるため。。

・生活形態の変化の過渡期であって、最適条件の見立てにはしばらく様子見の必要があると思う。

いまは経済の動向をじっくり見る時期だと思う。

検討を中止し、そのまま休止中の理由

・これだけが理由では無いが、一要因。金銭的に有利な条件が無くなれば、当然ながら検討中止もある。

Q5-1住宅ローン控除「縮小」に伴い、住宅購入予算を変更されましたか?

本質問では、住宅ローン控除が「縮小」されることになり、住宅購入予算にどのような影響を及ぼしているのかを伺った。
結果は、「変更していない」という回答が、88.5%という結果となった。「予算を抑制した」方は全体の8.5%となり、予算に関しては、大きな影響は見られなかった。

回答者のプロファイル

  • 年齢
  • 家族構成
  • 現在の居住形態

回答者の購入希望物件

  • 購入希望の物件種別
  • 新築・中古の希望

調査概要

調査時期 : 2022年1月24日(月)~2月6日(日) 有効回答数: 2,460人
調査対象 : 不動産情報サイト「ノムコム」会員 調査方法: インターネット上でのアンケート回答

※本アンケートを転載したい、複写したい等、ご利用に関するお問い合わせは、野村不動産ソリューションズ経営企画部へお願いします。