第23回住宅購入に関する意識調査アンケート

調査期間:2022年7月15日(金)~7月31日(日)
調査対象:ノムコム会員(住宅購入検討者)

不動産の買い時感について

Q1今、不動産は買い時だと思いますか。

今回調査全体の31.4%が「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」と回答し、前回調査(2022年1月)と比べると1.0pt減少した。また、「買い時だと思わない」については前回比0.4pt増加。「わからない」という回答は0.6pt増加。
全体的に『買い時』に対する意識については、前回調査内容と大きな変化は見られなかった。
不動産は買い時だと思う 31.4%

「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」と回答した方(719名)に対して

Q1-1買い時だと思う理由はなんですか。 (3つまで)

買い時だと思う理由については、「住宅ローンの金利が低水準」が最も多く62.0%(前回比6.3pt減)、続いて「今後、不動産価格が上がると思われる」が50.3%(前回比12.3pt増)。
低金利での融資状況かつ、物件が割高になる前に買いたいという傾向は前回と変わらずだが、価格上昇への懸念はより強くなっている。
また、前回調査から更に「住宅ローンの金利が上がると思われる」が13.5pt増加し40.9%となり、金利への上昇懸念がより強く感じられた。
購入検討者が「買い時」と感じる要因は、【価格上昇】と【金利上昇】の懸念が大きな要因とみられる。
住宅ローンの金利が低水準 62.0%

不動産の価格について

Q2今後、不動産の価格はどうなると思いますか。

今後の不動産の価格については、「上がると思う」は35.7%(前回比4.3pt増加)。
「横ばいで推移すると思う」は29.9%(前回比0.7pt減少)、「下がると思う」は23.5%(前回比0.6pt減少)という結果。
前回調査から、「上がると思う」のみ増加し、他の回答は減少する形となり、価格上昇に対する意識はより強まった結果となった。
上がると思う 35.7%

回答理由(フリーコメント) ※一部抜粋

上がると思う理由

・マンションに関しては、用地不足などにより供給量の増加は見込めないため。

・市場全体に建設資材コストの上昇により建設費用を販売価格に反映して悪循環を繰り返している状態が暫く続くと思われる。

・円安で海外からの投資が増える。

・都心と駅近に関して上がると思う 。インフレ、物価高、原材料、人件費高騰、都心回帰、再開発

横ばいで推移すると思う理由

・既にかなり上がっているので今後はしばらく横ばいになると思います。

・二極化して平均的には横ばいだと思う

・近年高値更新してきたと思うので、世界情勢を見るとよくても暫く横ばいかなと思います。

・企業のリモートワークへの考え方が二分化することで、住みかえ需要が減っていくため

さがると思う理由

・旺盛な需要を見越して必要以上に高値設定された物件が多い

・日銀は、世界情勢から早晩、金利を上げざるを得ない。住宅ローン利率が上がれば不動産価格を下げないと買手がつかない。

・全国的に空き家率が上がりつつあり、少子化で相続した家を持て余す世帯も出ており、売り圧力が高まると考えられる。

わからないと思う理由

・そろそろ上げどまりと思うが、円安により、海外からの不動産投資が加速するとも思うので

・資材価格上昇、円安で海外投資家からの買いが入りそうだが、既に価格上昇しているので、今後どのように推移するのか予想出来ない。

不動産の価格について

現在、持家(一戸建て・マンション)にお住まいの方のうち、売却する意向がある方(1225名)に対して

Q3今、不動産は売り時だと思いますか。

「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」を合わせた81.4%が「売り時」と回答し、前回比2.8pt増加。
次の質問でその理由を伺った。
不動産は売り時だと思う 81.4%

「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」と回答した方(997名)に対して

Q3-1売り時だと思う理由はなんですか。

売り時だと思う理由については、「不動産価格が上がったため」が前回のアンケート時と同様最も多く77.4%(前回比0.0pt)。
前回と同様に、根強い購入ニーズに牽引されるかたちで好条件での売買が継続さていることが要因と考えられ、売却検討者にも周知されていると言える。
次いで「今なら好条件での売却が期待できるため」53.3%(前回比0.6pt増)、「住宅ローンが低金利で買主が購入しやすい環境のため」が24.5%(前回比5.1pt増)と続く。
価格が上がったため 77.4%

不動産購入時の重要事項説明・契約のオンライン化についてお聞かせください。

Q4住宅購入時の重要事項説明・契約に関してオンラインでの実施についてどのように思いますか?

今回調査では、住まいの探し方の変化で「住宅購入時の重要事項説明・契約に関するオンライン化」について伺った。
その結果、「利用したいと思う」が52.3%、「利用したいと思いわない」が20.1%、「どちらでもない」が27.5%という結果。
「利用したいと思う」が半数を占め、オンライン化に対する関心は高いことが分かった。

Q4-1上記質問でオンライン重要事項説明・契約を利用したいと思う理由をお聞かせ下さい。(3つまで)

利用したい理由の中では、「不動産会社へ行く手間・時間が省ける」が83.1%と最も多い回答となった。
次点は、「日程の都合がつけ易い」が58.4%となった。
利用したい理由としては、オンライン活用することで時間を有効活用出来ることにメリットを感じている形となった。

Q4-2上記質問でオンライン重要事項説明・契約を利用したいと思わない理由をお聞かせ下さい。(3つまで)

利用したいと思わない理由の中では、「対面での説明がいい」が83.9%と最も多い回答となった。
次点で、「対面時より質問がしづらいと思う」が35.8%となった。

「環境に配慮した住宅/住まいづくり」についてお聞かせください。

「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」と回答した方(251名)に対して

Q5「環境に配慮した住宅/住まいづくり」について、関心度合と取り組んだ商品とサービスについてどう思いますか?

今回調査では、「環境に配慮した住宅/住まいづくり」について伺った。
の結果、「とても利用関心がある」が20.4%、「関心がある」が56.5%という結果。
「関心がある」(とても関心がある含む)と答えた方が76.9%となり、
【環境に配慮した住宅/住まいづくり】について非常に関心が高いことが分かった。
また、取り組んだ商品・サービスについても「利用・購入したい」(どちらかといえば利用・購入したいも含む)が82.8%と大半を占める結果となった。
昨今の、SDGsをはじめとする環境問題に対する認知向上とともに、ユーザーの意識も高まった形となった。

Q5上記質問にて「環境に配慮した住宅/住まいづくり」として取り組んだ商品・サービスについて利用・購入したい理由ををお聞かせください。

利用・購入したい理由の中で、最も多かった理由は「光熱費等節約のメリット」が57.6%%となったが、次点以降の理由は大きな差はあまりなく、
環境問題への意識と共に、様々なメリットを享受できるということが浸透していると考えられる。

Q5-1上記質問にて「利用・購入したいと思わない/わからない」と回答した方へ利用したことがない、したくない理由をお聞かせください。

「利用・購入したいと思わない/わからない」理由の中で、「興味・関心がない」が25.6%、「必要がない」が14.7%という結果ではあるが、
理由の中で、「メンテナンスの費用」「価格高騰懸念」「流通量」など将来的には解決できる可能性がある理由の割合の方が多いことが分かった。

回答者のプロファイル

  • 性別
  • 家族構成
  • 現在の居住形態

回答者の購入希望物件

  • 購入希望の物件種別
  • 新築・中古の希望

調査概要

調査時期 : 2022年7月15日(金)~7月31日(日) 有効回答数: 2298人
調査対象 : 不動産情報サイト「ノムコム」会員 調査方法: インターネット上でのアンケート回答

※本アンケートを転載したい、複写したい等、ご利用に関するお問い合わせは、野村不動産ソリューションズ経営企画室へお願いします。