子どもと四季を楽しむ「ガーデニング」のコツ
取り入れやすいキッチンガーデニングから本格的なおうちガーデンまで、ガーデニングの工夫をご紹介します。
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子どもと四季を楽しむ「ガーデニング」のコツ
取り入れやすいキッチンガーデニングから本格的なおうちガーデンまで、ガーデニングの工夫をご紹介します。
2015.02.10
真冬のガーデニング、というと閑散としたイメージがあるだけでなく、寒くてベランダでの手入れもおっくう・・・と思いがち。実は園芸店ではスイセンやチューリップなどの球根をはじめ、早春の鉢花が色とりどりと並び出す、ガーデニングが楽しくなるシーズンなのです。
そんな花々とベランダづくりをするのもステキですが、今回は、成長が早く、お部屋でも楽しめるおいしいミニ畑の紹介をしたいと思います。
バジルやシソ、フェンネル、コリアンダーなど、夏になるとポットで販売されているハーブ苗。お水をあげるだけでどんどん成長し、お料理のスパイスになってくれるこれらのハーブは、種から育てるのも簡単です。用意するのは、鉢となる容器と土だけ。容器はホールトマトの缶の底に穴をあけたものでもOKです。
ベビーリーフも、種をまき、2週間もすれば収穫が始められるので初めて人にもオススメ。 室内園芸用の代用土を利用すれば、キッチンで育てられます。我が家でも、ガラスのフラワーベースで育てているハーブたちは、キッチンのカウンターが指定席。お天気のよい温かい日だけベランダに運んでいます。
ベビーリーフとバジル。ベビーリーフは外側から、バジルは下の葉から摘んでいくと成長を妨げず、長く収穫できます。
園芸店でリーフ野菜の苗をみつけたら、寄せ植えにするのも楽しいです。こちらも、お天気の日にはベランダで日光浴させてあげたいので、容器は持ち手がついたワイヤーバスケットなどがオススメ。
ワイヤーのバスケットに、園芸店などで販売されているココヤシファイバーや麻布を敷きつめ、土を入れます。バスケットの形におさまるように、いらない部分はハサミでカットすると仕上がりがきれいです。
用意するリーフやハーブはやはり、ご家庭でよく使われるものがいいと思います。パセリやイタリアンパセリ、グリーンリーフマリノやサニーレタス、フリルレタスなどはどうでしょうか。寄せ植えの見栄えも考えたくなりますが、本当にどんどん育ってしまうので、食べない種類はちょっとかわいそう・・・。
我が家でも、スイチャードという茎の赤い、見た目にキレイなベビーリーフを育てていたのですが、葉の苦みが強く、家族の評判はいまいち。結局、収穫より成長が早くて、なんだかもったいない気持ちになりました。
増えてしまうことを見越して、寄せ植えはゆったりと、が基本です。寄せ植えしたては、なんだかもの寂しい印象ですが、みるみるこんもりしてきますので、楽しみにしていてください。
我が家のプチハーブガーデンも元気に育ち中です。
安心して使えるフレッシュなハーブが、いつでも身近にあると、お料理も楽しくなります。
ただ、ひとつだけ注意が必要。ペパーミントやスペアミントなど、ミント系のハーブは、寄せ植えには向きません。とても元気な植物で、容器の大きさに合わせて、どんどん根を張り増えていってしまいますので、こちらは個別に育てるのがオススメです。また、ミント系は宿根草といって、葉が枯れてしまったあとも土の中の根は冬越しし、毎年、新しい芽をつける種類。ひとつ専用鉢をつくっておくと、手間もなくずっと楽しめるので、ぜひ試してみてください。