子どもにやさしい住まいとは?
「どんな住まいだと子育てしやすいの?」の疑問にお答えできるよう、物件の特徴や周辺環境・立地、暮らし方などの側面から住まい選びのポイントについて紹介します。
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子どもにやさしい住まいとは?
「どんな住まいだと子育てしやすいの?」の疑問にお答えできるよう、物件の特徴や周辺環境・立地、暮らし方などの側面から住まい選びのポイントについて紹介します。
子育てを中心に住宅購入を考えた場合、どこに住むかは大きなポイントです。子どもの成長に合わせて周囲の環境に求める条件も変わってきます。
購入前に家族のライフスタイルやライフステージを慎重に吟味して、後悔のないようにしたいものです。
子育てのしやすさは、周辺環境によって大きく変わります。
例えば、交通量が多い道路際の立地や、犯罪件数が多いなど治安面で不安のあるエリアは、子育てに適しているとは言えません。
購入前に、検討している住宅の周辺や通学路、駅までの道などを実際に歩いてみて、防犯上や交通安全上の危険がないか確認をしてください。
また、騒音や振動など健康面での影響はなさそうかなど、慎重にチェックしておくことをおすすめします。
住宅購入時には乳幼児だった子どもも、やがて成長して小学校へ行き、習いごとを始める子どもも出てきます。
近隣施設の中には、住宅を購入するときには不要だったけれど、10年住んでから必要になるものもあるため、近い将来のことも見越したうえで必要な施設が近隣にあるかを調べておきましょう。
乳幼児期には、小児科などの病院やクリニックが近くにあると安心です。また評判のいい託児所や幼稚園、保育園があるかどうかも気になります。できれば実際に見学させてもらうといいでしょう。
公園は、乳幼児期に気軽に行けるミニ公園と、少し大きくなったときにのびのびと遊ばせることのできる、広めの見通しのよい公園が近くにあると便利です。子どもの健康や情操教育、そしてママのストレス発散のためにもおすすめです。
また、小学校に入り、スイミングや英会話、学習塾などに通わせたいと考えているなら、自宅から通いやすい場所に評判のいい教室があるかどうかもチェックしておいてはいかがでしょうか。そのために公共交通機関での移動が必要であれば、電車の駅やバス停も近くにあった方が便利です。
少子高齢化の中、どの自治体もファミリー層の誘致・定着を図って、さまざまな子育て支援策を打ち出しています。
一部の自治体では、この子育て支援策の効果で子どもが増え、1学年1クラスだった小学校が、1学年2クラスになったところもあるそうです。
これから住宅を購入して、そのエリアに定住しようとする子育て世代は、自治体にとっても大歓迎でしょうから、複数の自治体を比較して、魅力的な子育て支援策のあるエリアにマイホームを構えるのも一つの考えです。
子育て支援策の中には、小学校に上がる年まで、年間数万円相当のクーポン券を発行してくれるものや、家事や育児をサポートしてくれるヘルパーさんを派遣してくれるものなど、その自治体なりに工夫をこらしたものが数多くあります。
自分が検討しているエリアの子育て支援策について、一度自治体のホームページなどをチェックしておくといいでしょう。
働きながら子育てをする場合、おすすめの立地・環境はありますか?
子どもにやさしく、ママにとっても無理のない立地・環境を選びましょう。
朝夕はママにとっては貴重な時間。できるだけ保育園への送り迎えがしやすい環境や、駅近で通勤時間を節約できる立地はおすすめです。
日中子どもとふれ合える時間が少ないだけに、駅近ではなくても緑が多いなど、子どもの成長にいい影響を与えてくれる環境は重視したいですね。
長い将来を見据えた上で、学校の通学区としても問題ない場所であることも大事。
子育てと仕事の両立が、ママの負担にならないような立地・環境を選びましょう。