あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2016.10.27vol.15
東京都の東部に位置する江戸川区は、「子育てがしやすい街」として近年注目を集めています。
産後のお母さんたちが職場復帰を考える時、保育料がネックになり働くことを諦めてしまうというケースも多いようですが、江戸川区はその負担を軽減できる制度があります。
今回は、子育て家族に優しい江戸川区の補助金制度についてご紹介します。
江戸川区の私立幼稚園は、従来制度園と新制度園(※)で保育料が異なります。
従来制度の幼稚園の場合は、入園時に80,000円(入園時のみ、年1回)の入園料補助金、毎月26,000円限度の保育料補助金が支払われます。
新制度園の場合は国基準の月額保育料に対し、区立園と同水準になるように区が差額分を負担した保育料が定められています。
そのため、入園を検討している方は各園に問い合わせをすることをオススメします。
※平成27年度より、子ども・子育て支援新制度がスタートし、私立幼稚園は従来の制度を継続する園と新制度に移行する園とがあり、各園の判断でどちらかを選択しています。
大切な0歳の時期に我が子の育児に専念してもらうために、0歳児を養育している家庭には月額1万3千円の手当てが支給されます。
この「乳児養育手当(ゼロ歳児)」は、区が定める所得制限額未満の養育者を対象とする、江戸川区独自の補助金制度です。
子どもの出生月から1年間、最大12回の支給があるため、何かとお金のかかる乳児期にはありがたい手当ではないでしょうか。
▶ 「乳児養育手当(ゼロ歳児)」についての詳細はこちらから
現在、育休明けに職場復帰を希望しても「預け先が見つからない」という理由で復職を断念し、会社を辞める決断を迫られているお母さんが増え続けています。
この問題に対して政府は、育休期間を1年半から2年間に延長し、少しでも余裕を持って保育園探しができるよう検討しているようです。しかし、「育休が延びたところで、保育園がなければ意味がないのでは?」という不安の声も・・・。
実は江戸川区は、「保育ママ制度」の発祥の地でもあります。昭和44年より開始されたこの預かりサービスは、現在、区内の多くの方が乳児の預け先の一つとして選択しています。
区の認定を受けた保育ママが、自宅で1歳未満児を預かり、より家庭的な環境で保育を行います。
保育ママたちは交流会や勉強会に参加し、情報共有や保育の質の向上を目指しているようです。また、地域のイベントにも参加して育児相談や遊びの紹介も行っています。
すぐに保育園が見つからなくても、こういった地域の子育て支援を上手く利用することにより、お母さんたちが仕事も子育ても両立しやすくなるのではないでしょうか。
▶ 「保育ママ」についての詳細はこちらから