あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2017.09.07vol.36
東京都のなかでも神奈川県との境に位置する町田市は、小田急線で新宿まで約30分、JR横浜線で横浜駅まで約30分と、交通の便が良く、駅前には大型商業ビルが建ち並び、とても賑やかです。
小田急電鉄の発表する「1日の平均降車人数」では、町田は新宿に次いで第2位。住んでいる人も多く、商業施設が充実しているため、買い物などの目的で訪れる方も多いようです。
一方で少し駅を離れれば自然に恵まれた住宅地が広がり、町田薬師池公園や芹ヶ谷公園などの公園もたくさんあります。交通の利便性や商業施設の充実などとあわせ、子育て世代に人気があるというのも頷けます。
そんな町田市は、育児関連のサービスも充実しています。
町田市が運営する「まちだ子育てサイト」は、育児について知りたいことを、目的・年齢・施設など、さまざまな切り口から探すことができるWebサイトです。
行政手続きの案内はもちろん、駅周辺のオムツ替えや授乳ができるスポットまで調べることができます。赤ちゃんのママには嬉しいですよね。
今回は「まちだ子育てサイト」の中で見つけた、保育をサポートしてくれるサービスをご紹介します!
最初に紹介するのは、自宅で保育をしている親御さんに嬉しい「マイ保育園」制度です。子どもを保育園に預けていない家庭にも、身近にある保育園の育児相談などをはじめとした、さまざまな支援をしてくれます。
市内すべての認可保育園が連携・協力して取り組んでいて、近所の保育園が「かかりつけ窓口」として、気軽な子育て相談にも応えてくれます。保育園の先生は、何人もの赤ちゃんと接しているプロフェッショナルです。新米ママを力強くサポートしてくれるでしょう。
2つ目は「保育コンシェルジュ」のサービスです。こちらは保育園や幼稚園などの、子育て施設を探している人のためのサービスです。専門の相談員が、個々のニーズに応じた施設の紹介をしたり、入所のための相談に乗ってくれたりします。
今は待機児童が増えているので、「どこにも預け先がない!」ということにならないためにも、こういったサービスがあると安心です。
実は私も、娘の保育園探しの際に情報がなくて困ったことがありました。家庭によって仕事の状況も保育の環境も千差万別なので、調べただけでは自分がどのケースに当てはまるのか分からないことも多いですよね。町田市のように、専門家に相談できる「保育コンシェルジュ」がいてくれるといいな、と思います。
3つ目は「育児支援ヘルパー」です。子育てや家事のヘルパーを1時間820円で派遣してくれるサービスで、子どもが保育園や幼稚園に通っていない場合に、産後から最大2歳まで利用することができます。
子どもを預けずに自宅で育児をしていると、ママはなかなかも休む暇がありません。家族が助けてくれればよいですが、両親が近くに住んでいない場合もあります。
子どもにとっても安心な自宅という場所で、ヘルパーさんに育児を手伝ってもらい、ママが1人で動ける時間を確保できると助かりますね。
町田市ならではの子育てサポートは乳幼児向けだけではありません。市では指定の市立小・中学校へ通学する際、通学定期代の3分の2を補助する制度があります。
学区が広いと、小学生や中学生でも公共の交通機関を使って遠くの学校まで通うことがあります。また、特別学級がある学区外の指定校に通うケースも、定期代を補助してもらえるそうです。
定期には通学割引がありますが、何年も積み重なると交通費も額が大きくなってしまいます。通学費用補助制度はぜひ活用したいですね。
子育てはやり甲斐がある一方で、オーバーワークになって疲れたり、相談する人が身近におらず不安になったり、経済的にも負担のかかるようなことが多々あります。町田市では、そんな子育て世代を実働面・経済面など多方面からサポートする体制が整っているようです。