【豊洲】再開発でますます暮らしやすくなる豊洲エリア
東京2020オリンピックに向けて大きな変貌を遂げた湾岸エリアの中でも、特に豊洲は「アーバンドック ららぽーと豊洲」、「豊洲シビックセンター」、「豊洲市場」のオープンで街を取り巻く環境がめまぐるしく変わり、快適な住まいの場としての魅力を増してきました。
2020(令和2)年には「豊洲」駅前の大規模再開発が完成、さらに、2025(令和7)年完成を目指して新たな再開発事業も始動しています。
近年の豊洲エリアでは、再開発によって新たなビルやショッピング施設が続々と完成し、近代的な街並みが生まれました。
2006(平成18)年にはオフィスビルの「豊洲センタービルアネックス」が完成するとともに、大型ショッピングセンターの「アーバンドック ららぽーと豊洲」も開業、豊洲の街の魅力は一気に高まりました。
こうした都市開発では「豊洲公園」や「春海橋公園」などベイエリアならではの水と緑を楽しめる公園も整備され、美しい街並みに利便性の高い生活関連施設がそろった豊洲は、今や都内でも有数の人気の街に成長しています。
2020(令和2)年、「豊洲」駅と「アーバンドック ららぽーと豊洲」、「豊洲公園」の間のエリアで進められてきた豊洲エリア最大規模となる再開発事業が、竣工を迎えました。
「豊洲ベイサイドクロス」と名付けられたこの街区には、2棟の超高層ビルが誕生しました。1棟は地上36階・地下2階建ての「豊洲ベイサイドクロスタワー」、もう1棟は地上24階・地下1階建ての「SMBC豊洲ビル」です。
どちらのビルもオフィスが主体ですが、「豊洲ベイサイドクロスタワー」は低層階(地下1階~地上4階)に商業施設、高層階(33~36階)にホテルが併設されているのが特徴です。
低層階の商業施設は、ショッピングセンター「アーバンドック ららぽーと豊洲」のスケールアップという形で2020(令和2)年6月にオープンしました。おしゃれな飲食店やカフェ、気軽に利用できるショップが新規出店し、既存の「ららぽーと豊洲」とともに一大商業ゾーンを形成しています。
また、高層階にオープンした全225室の「三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロス」は、最上階の大浴場やレストランから湾岸や東京の夜景を一望できるなど、周辺エリアに暮らす人にとっても非日常が味わえるリフレッシュの場として活用が可能です。
さらに現在、「アーバンドックららぽーと豊洲」に隣接した街区で、「(仮称)豊洲 4-2 街区開発計画」が進められています。これは「豊洲フロント」、「豊洲フォレシア」に続く、IHIと三菱地所による共同開発事業で、IHI造船工場跡地における豊洲2・3丁目再開発のラストピースとなるものです。
ここでは2棟の建物が建設される予定で、1棟は地上18階・地下1階建てのオフィスビル、もう1棟は地上15階・地下1階建てでオフィス・商業施設のほかインキュベーションオフィスやシェア企業寮が入る予定です。
また2棟の間には大屋根のあるイベント広場が設置され、周辺街区とつながる歩行者デッキも整備される予定です。2022(令和4)年7月着工、2025(令和7)年6月竣工を目指しており、さらなるにぎわいの創出が期待されます。
2018(平成30)年10月、老朽化が進む「築地市場」の代替として「豊洲市場」がオープンしました。「豊洲市場」は「築地市場」の約1.7倍となる約40ヘクタールという規模を誇り、閉鎖型施設になることで商品を高温や風雨の影響から守り、鮮度を保つことが可能となりました。
「豊洲市場」は一般の人も見学することができます。PRコーナーや見学ギャラリーなど見どころも豊富で、特に競りの様子を見学できる「マグロせり見学デッキ」は一見の価値があります(2022年3月現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため見学は休止中)。
また、「豊洲市場」には「築地市場」から移転した飲食店が集まる一角や、食料品や調理道具などを扱う専門店街もあり、一般の人も利用することができます。新鮮な魚介類を使った寿司店で食事をしたり、プロの目利きで選ばれた品を購入したりできるのも「豊洲市場」の魅力です。
敷地内では、観光拠点として「千客万来施設」の建設事業も進められています。「豊洲江⼾前市場(いちば)」をコンセプトに、9階建ての「温浴棟」と3階建ての「商業棟」で構成され、竣工予定は2023(令和5)年9月頃となっています。
温泉としては湯河原温泉、箱根温泉を計画中とのことで、オープンすれば「豊洲市場」はレジャースポットとしてもますます注目されることになるでしょう。
- 掲載日
- 2022/03/18
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。