【西宮北口】住みたい街として不動の人気を誇る西宮北口エリア、その人気の秘密
西宮北口エリアは、交通アクセスの利便性と恵まれたショッピング環境などが魅力の街です。「ニシキタ」の愛称で親しまれており、関西版「住みたい街(駅)ランキング」ではここ数年1位を獲得し続けているほど、住宅地としても人気の高い街です。
「西宮神社」の門前町として発展した歴史と邸宅街ならではの成熟した文化が醸し出す風格も、その人気の理由かもしれません。
「西宮北口」駅は阪急神戸線と阪急今津線が乗り入れるターミナル駅であり、各方面への交通アクセスに優れています。
阪急神戸線は特急・通勤特急・快速急行などすべての電車が停車し、特急を利用すれば「大阪梅田」駅には直通約12分、「神戸三宮」駅にも直通約14分でアクセスできます。
阪急今津線を利用すれば、「宝塚」駅にも乗り換えなしで約14分でアクセスでき、「宝塚大劇場」での観劇や2020(令和2)年 8月にグランドオープンした「宝塚市立文化芸術センター」での展覧会やイベントなど、一流の文化・芸術を気軽に楽しむこともできるでしょう。
「西宮北口」駅の南北にはバスターミナルがあり、周辺エリアへ向かう路線バスのほか、「大阪国際空港(伊丹空港)」や「関西国際空港」に向かう直通バスも発着しています。飛行機を利用する際もスムーズに空港へアクセスできるのはうれしいですね。
西宮北口エリアは歴史を感じられるスポットも点在しています。西宮という地名は「廣田神社」の別称に由来するもので、中世以降に「西宮神社」の門前町として発達しました。
江戸時代には西国街道の宿場町として栄えたほか、酒造業も盛んになり、「灘五郷」のうち「西宮郷」と「今津郷」がある酒造りの街としても知られるようになりました。
明治時代から大正時代にかけて鉄道が開通すると、西宮北口エリア周辺を含めた阪神間では住宅地の開発が行われました。こうした住宅地には、当時の富裕層のほか芸術家や文化人などが集まり、邸宅街として発展を遂げます。
この頃に阪神間で育まれた新たなライフスタイル・芸術文化・価値観などは「阪神間モダニズム」と名付けられ、1997(平成9)年に「兵庫県立近代美術館(現・原田の森ギャラリー)」などでテーマ展が開催されたほか、2021(令和3)年3月には「阪神間モダニズム再発信プロジェクト基本構想」が策定されるなど、再評価する動きが高まっています。
西宮北口エリアは買い物の楽しみも豊富です。「西宮北口」駅の南側には「阪急西宮スタジアム」の跡地に誕生した西日本最大級の大型ショッピングセンター「阪急西宮ガーデンズ」が広がります。
2018(平成30)年に開業10周年を迎え、新たに「別館」と「ゲート館」が開業しました。その翌年2019(平成31)年には、さらに店舗数を増やして大規模リニューアルをしています。
現在施設内には、「西宮阪急」と「イズミヤ 西宮ガーデンズ店」をはじめ、多彩なジャンルの専門店、シネマコンプレックス「TOHOシネマズ 西宮OS」など280店舗を超えるショップが集まり、買い物だけでなく映画も楽しめます。
駅の北側にも、「ジュンク堂書店」や「無印良品」、「アカチャンホンポ」など多数のショップが集まる「アクタ西宮」があり、遠くまで出かけることなく多様な買い物ニーズを満たすことができるでしょう。
これらの建物内には、クリニックや公共施設、子ども向けの教育施設など各種生活利便施設もそろっており、暮らしをさまざまな面からサポートしてくれます。
さらに現在、「阪急西宮ガーデンズ」本館の西側において、阪急電鉄と阪急阪神不動産による「(仮称)阪急西宮ガーデンズ西側土地開発計画」が進行中です。
地上14階建ての複合ビルが建設予定で、1階・3階は商業施設、4~9階は教育関連施設などの来店型テナントが入居するオフィス、10~14階は賃貸住宅という構成です。こちらは2023(令和5)年9月の開業を目指しています。
西宮北口エリアは緑に親しめる場所にも恵まれています。エリアの東側を流れる武庫川の河川敷には緑地やグラウンドが整備されており、開放的な風景の中で散策やスポーツを楽しめます。
少し足を延ばせば、自然の砂浜が残る「甲子園浜海浜公園」や緑の中から阪神間を一望できる「兵庫県立甲山森林公園」もあり、水遊びやバーベキュー、ハイキングと思い思いの休日を楽しむことができます。
西宮北口周辺は大学のキャンパスも多く、文教エリアという側面もあります。
エリアの南東、武庫川沿いには、日本の女子大学で最大の学生数を誇る「武庫川女子大学」の、「上甲子園キャンパス」があります。
キャンパス内には昭和の名建築として知られる歴史的建造物「甲子園会館」や、現代の先端技術を導入した「建築スタジオ」など4つの校舎があり、建築学部の学生がここで学んでいます。
エリアの北、岡田山にキャンパスを持つ「神戸女学院大学」は1875(明治8)年に開校した寄宿学校をルーツとする長い歴史を持つ大学で、1933(昭和8)年に現在の地に移転してきました。キャンパス内には、著名な建築家のヴォーリズが設計した校舎が数多く残されています。
「神戸女学院大学」の北隣には、関西の名門大学の一つ「関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス」が広がります。このキャンパスは日本で最も美しいキャンパスと称され、国の有形文化財に指定された時計台などがあります。
- 掲載日
- 2021/08/27
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。