【武蔵浦和】再開発でさいたま市の副都心として成長、さらなる発展が続く「武蔵浦和」駅周辺
武蔵浦和の街並み
JR埼京線とJR武蔵野線が交わる「武蔵浦和」駅周辺では近年、再開発など都市インフラ整備が進み、「さいたま市南区役所」をはじめ多くの公共施設や商業施設、タワーマンションなどが誕生しました。現在も駅前において魅力あふれる開発プロジェクトが進行中です。
埼京線開通で駅が誕生、再開発で発展
サウスピア
「武蔵浦和」駅は1985(昭和60)年の埼京線開通に合わせ、武蔵野線との乗換駅として誕生しました。開業当時は畑が多かった「武蔵浦和」駅周辺ですが、その後、再開発など都市インフラ整備が進められ、さいたま市南区の中心地として大きく発展を遂げました。
その先駆けとなった超高層ビル「ラムザ」は1998(平成10)年に工事が完了しました。住宅・オフィス・商業施設からなる地上27階建ての複合ビル「ラムザタワー」が建設され、駅直結の緑豊かな歩行者デッキなども整備されました。
2001(平成13)年には「武蔵浦和」駅東口の駅前広場が完成し、バスの乗り入れが行われるなど周辺エリアからの駅の利用が便利になりました。その後も、「マルエツ ナリア武蔵浦和店」や「ミューズシティショッピングスクエア」など新街区が次々と竣工を迎え、駅周辺に多くのタワーが建設されました。
さらに2013(平成25)年には「さいたま市南区役所」などが入る「サウスピア」も完成したことで、武蔵浦和の生活利便性は飛躍的に向上しています。
『さいたま市南区の公共施設が集結する「サウスピア」』
「サウスピア」は「南区役所」をはじめ、多くの公共施設が集まる施設です。9階建ての建物の1階には、3歳未満の子どもとその保護者が利用できる「子育て支援センターみなみ」があり、子どもの一時預かりも行っています。2~3階は「武蔵浦和図書館」で、図書のほかCD、雑誌、新聞も用意されています。
4~7階は「南区役所」として使われており、7階には「老人福祉センター武蔵浦和荘(シニアふれあいセンターサウスピア)」も入っています。さらに8~9階は多目的ホールや音楽室、集会室を備える「武蔵浦和コミュニティセンター」となっているなど、あらゆる行政手続きや公共サービスの利用ができる便利な施設といえます。
2024(令和6)年の完成を目指し、「武蔵浦和」駅西側開発のラストピースとなる事業が進行中
武蔵浦和スカイ&ガーデン
さらに2016(平成28)年、「マルエツ ナリア武蔵浦和店」に隣接した再開発エリア(第3街区)において、5つの住宅棟(全776戸)やオフィスビル、広大な庭園等からなる「武蔵浦和スカイ&ガーデン」が竣工しました。「多世代共生型の街づくり」をコンセプトにしており、首都圏で初めて「一般ファミリー向け」と「アクティブシニア向け」分譲マンションが一体設置されたのも特徴です。
そして現在、駅西口に最も近く街の中心となる場所(第1-A地区)において、大規模複合開発「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」が進行中です。野村不動産とジェイアール東日本都市開発による共創プロジェクトであり、駅西側エリアの開発計画のラストピースとなるものです。
ここでは住宅277戸のほか、多彩な共用施設、スーパーマーケットを含む商業施設、シェアオフィス、屋上テラスなどが計画されており、ペデストリアンデッキで「武蔵浦和」駅に直結します。建物は2024(令和6)年2月竣工、複合商業施設は同年夏の開業を予定しており、新たなランドマークの誕生に期待がかかります。
このほか、駅東側エリアの第7-1街区、第8-1街区でもそれぞれ再開発事業の検討が進められています。
『駅ビルだけでも豊富な選択肢』
「武蔵浦和」駅は1日の利用者数が多く、埼玉県内でも有数のにぎやかな駅です。この「武蔵浦和」駅には、駅ビル「ビーンズ武蔵浦和」があり、スーパーマーケット「マルエツ武蔵浦和店」をはじめ、ファッションや雑貨、書店などが集まります。飲食店が多いのも何かと便利です。
「田島通り」の南側のJR埼京線高架下にも食料品や飲食店など多くの店が入る「武蔵浦和マーレ」や、2021(令和3)年にオープンした「MEGAドン・キホーテ武蔵浦和店」があり、日用雑貨から食材まで、駅周辺であらゆる物を購入することができます。
東京都心部をはじめ、首都圏各地に快適アクセス
JR「武蔵浦和」駅
JR埼京線とJR武蔵野線が交わる「武蔵浦和」駅は、交通アクセスの利便性に優れている点も魅力です。特にJR埼京線は各駅停車のほか、通勤快速や快速も含め全ての電車が停車します。「武蔵浦和」駅始発の電車も多く、朝の通勤時間帯でも座っていくことが可能です。
JR埼京線に乗れば「池袋」駅や「新宿」駅、「渋谷」駅など東京都心部方面へダイレクトアクセスできるほか、「大崎」駅から、りんかい線へ直通する電車もあり、お台場方面にも乗り換えなしで移動できます。
JR武蔵野線は「新松戸」駅でのJR常磐線への乗り換えや「西国分寺」駅でのJR中央線など東京都心部から放射状に延びる路線との乗り換え駅が多い便利な路線で、「武蔵浦和」駅から乗り換え1回でアクセスできるエリアは、埼玉県内をはじめ首都圏各地に広がります。
再開発により駅周辺にあらゆる都市機能がコンパクトに集結した武蔵浦和は、このように交通利便性にも恵まれた暮らしやすい街であり、今後のさらなる発展も注目されます。
- 掲載日
- 2022/12/09
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。