【武蔵小金井】南口の大規模再開発により、さらに暮らしやすい街へと大きく進化した武蔵小金井
「新宿」駅までJR中央線で直通約24分と好立地に恵まれた「武蔵小金井」駅周辺では、南口エリアにおいて約5.2ヘクタールという大規模の再開発が行われ、2020(令和2)年に事業完了を迎えました。
地区を2つに分けての段階的整備により、駅前には新たなショッピング施設や文化施設も誕生し、便利で快適な街へと大きく生まれ変わっています。
北口エリアにおいても、まだ準備段階ではあるものの再開発事業の検討が行われており、今後もさらなる進化に目が離せません。
「武蔵小金井」駅周辺で最初に行われた「武蔵小金井駅南口第1地区」の再開発事業は2011(平成23)年度末に事業が完了しました。この再開発事業は約3.4ヘクタールが対象となり、誕生した3棟の再開発ビル群は「アクウェル武蔵小金井」と名付けられています。
この再開発事業により「イトーヨーカドー武蔵小金井店」、「セレオ武蔵小金井(現・nonowa武蔵小金井)」、「アクウェルモール」といったショッピング施設がオープンしたほか、25階建てのタワーマンション「プラウドタワー武蔵小金井」も竣工しました。
さらに、従前の駅前広場の約9倍の広さを持つ「南口交通広場」や地区中央の「フェスティバルコート」、文化・芸術を身近に親しめる「小金井 宮地楽器ホール(小金井市民交流センター)」なども整備され、南口エリアは便利で快適な街へと進化を遂げました。
次に再開発事業が行われたのが、第1地区のさらに南側の「武蔵小金井駅南口第2地区」(約1.8ヘクタール)です。
住宅・商業施設をはじめ多彩な生活利便機能を有する大規模複合再開発が行われ、施設全体名称は「武蔵小金井シティクロス」に決定しました。2020(令和2)年5月には工事が完了し、同年6月にまちびらきを迎えています。
「武蔵小金井シティクロス」は、地上26階および24階建てのツインタワーからなる総戸数716戸のタワーマンション「プラウドタワー武蔵小金井クロス」に、地域密着型ショッピングセンター「SOCOLA(ソコラ)武蔵小金井クロス」が併設された“都市型コンパクトタウン”です。
「SOCOLA武蔵小金井クロス」の中には食品・ファッション・カフェなどの専門店のほか、郵便局やクリニックなどの生活利便施設、さらには子育て支援機能としてアフタースクールも入っており、地域住民のさまざまなニーズに対応しています。
また、4階には屋上広場「クロスガーデン」が設けられるなど、武蔵小金井の自然を感じられる空間づくりが行われています。
「武蔵小金井」駅の北口でも再開発の機運が高まっています。
駅北口周辺では2008(平成20)年に地元の商店街の人々を中心に「武蔵小金井駅北口再生協議会」が結成され、2012(平成24)年にはこの協議会が、小金井市まちづくり条例に基づく「武蔵小金井駅北口周辺地区まちづくり協議会」として認定されました。
2015(平成27)年には駅北口に隣接する駅前商業地区を想定した「武蔵小金井駅北口駅前地区市街地再開発準備組合」が結成されましたが、建築費の高騰など諸事情により早期実現が困難となり、2018(平成30)年にいったん解散することになります。
しかしその後、対象区域の見直しを行い、2021(令和3)年3月、「武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発準備組合」が設立されました。
地区を分けての段階的なまちづくりを目指すという形で、北口エリアの再開発事業が早期実現に向けて再び動き出しており、今後の具体化が期待されます。
- 掲載日
- 2022/03/09
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。