【栄】名古屋の中心にあり、名古屋の魅力が凝縮された街
名古屋市中区栄は名古屋市を代表するショッピングタウンとして知られています。東西に延びる広小路通と南北方向の大津通が交わる栄交差点を中心にショッピング施設やグルメの店が集まり、名古屋市だけでなく周辺エリアからも多くの人々が集まります。
栄はエリアのメインストリートとなる「久屋大通公園」が再整備され、芝生のある公園と店舗が一体となった「Hisaya-odori Park(ヒサヤオオドオリパーク)」がオープンしているほか、商業施設やホテルが入る高層ビルの建築が続き、さらなるにぎわいをつくりながら、気軽に緑や芸術にもふれられるエリアとして進化しています。
名古屋市の中心部に位置する栄は交通アクセスの利便性に恵まれています。「栄」駅には名古屋市営地下鉄東山線と名古屋市営地下鉄名城線が乗り入れており、また、東海道新幹線やJR各線、名鉄線、近鉄線に乗り換えができる「名古屋」駅へ、2駅5分と短時間でアクセスできます。
「栄町」駅からは名鉄瀬戸線が利用できるほか、名古屋市営地下鉄名城線と名古屋市営地下鉄桜通線が乗り入れる「久屋大通」駅も近く、目的地に合わせて使い分けることができるでしょう。
栄エリアには、ガラスの大屋根がシンボルの公園「オアシス21」にある乗り場と「噴水南」乗り場の2か所にバスターミナルがあり、名古屋市内や周辺エリアへ向かう路線バスのほか、愛知県内各地や関東、関西方面へ向かう高速バス、「中部国際空港 セントレア」や「県営名古屋空港」に向かう直通バスも利用でき、旅行や出張のアクセスもスムーズです。
名古屋市では、2027(令和9)年のリニア中央新幹線開業に向けて「栄地区グランドビジョン―さかえ魅力向上方針―」を策定し、栄をさらに便利で快適な街へ進化させるために再開発が急ピッチで進められています。
この方針では、「世界都市にふさわしいまち」、「にぎわいと憩いが提供されるまち」、「昼も夜も魅力的な都市景観のあるまち」、「安全かつ便利で快適に過ごせるまち」を将来像に掲げたまちづくりに取り組んでいます。
さらに、栄の特徴でもある地下空間と地上の移動をしやすくし、エリア全体の回遊性の向上を図るなど、歩行者優先の環境整備にも取り組んでいます。また、2024(令和6)年には地下5階地上33階建てで商業施設や多目的ホールが入る「中日ビル」が、2026(令和8)年には地下5階地上41階建てでホテル「コンラッド名古屋」が入る複合ビルが開業を予定しており、今後、栄のますますの発展に期待ができそうです。
栄は名古屋市中心部にありながら、緑豊かな環境にも恵まれています。栄の中心には南北に広がる日本有数の大規模都市公園「久屋大通公園」があります。園内の北エリア・MIRAI TOWERエリアは、2020(令和2)年に「Hisaya-odori Park(ヒサヤオオドオリパーク)」としてリニューアルオープンしました。芝生広場やファッション、スポーツ、グルメなど約40店舗の商業施設があり、安心して憩い、くつろげる空間となっています。
また、園内の中央付近に位置し、国の登録有形文化財に認定されている「旧名古屋テレビ塔」は、大規模改修を経て「中部電力 MIRAI TOWER」として生まれ変わりました。カフェやマルシェ、イベントが行われるエンターテイメントを楽しめる新時代のシンボルタワーとなっています。
地上90mの位置に設けられた「スカイデッキ MIRAI360」からは名古屋市の景色を一望できます。展望台の天井と足下に設置されたミラーに、外の景色が映り込むこれまでにない景観や、360度のプロジェクションマッピングを楽しむことができます。
久屋大通と錦通が交わる錦通久屋交差点の北東に位置する「オアシス21」は、「栄」駅や「栄町」駅に直結するバスターミナルやショッピング施設、公園が一体となった複合施設です。地上部には水辺のあるガラスの大屋根「水の宇宙船」や、花壇や樹木が並ぶ芝生広場「緑の大地」があるほか、下層階の多目的スペースはさまざまなイベントの会場として使われ、市民の憩いの場や観光スポットとして親しまれています。
栄は、名古屋市の文化の中心としても機能しています。観覧車が特徴のアミューズメントを完備した総合商業施設「サンシャインサカエ」をはじめ、洋画家の三岸節子や日本画家の川合玉堂、写真家の山本悍右といった愛知県ゆかりの芸術家の作品を中心に所蔵する「名古屋市美術館」、世界最大級のプラネタリウムを持つ「名古屋市科学館」、2005(平成17)年に開館したミニシアター「伏見ミリオン座」など多彩な施設が揃い、気軽に芸術鑑賞を楽しめることも魅力でしょう。
1896(明治29)年に開館し歌舞伎や演劇などが上演されている「御園座」もあります。現在、40階建てのタワーマンション「グランドメゾン御園座タワー」の中に開場しており、ミュージカルやコンサートなど多彩な舞台芸術を堪能できる、伝統と革新が融合する施設として親しまれています。
栄は名古屋市を代表するショッピングタウンで、買い物の楽しみも豊富です。本館、北館、南館の3棟からなる大規模百貨店「松坂屋 名古屋店」や栄交差点の南東という好立地に建つ百貨店「名古屋栄三越」をはじめ、「名古屋PARCO」、「ラシック」、「メルサ」、「クレアーレ」などのショッピング施設が集まり、ラグジュアリーからカジュアルまで幅広い買い物ニーズに応えてくれます。また、「サンシャインサカエ」にある観覧車「Sky-Boat」からは栄の景色が一望でき、観光スポットとしても人気があります。
名古屋市では地下街が多いことでも知られていますが、栄にも「栄」駅の南西に「サカエチカ」が広がります。ここにはファッションやアクセサリーなどバラエティ豊かなショップが集まり、雨の日でも傘を差すことなく、天候を気にせず買い物を楽しめます。
栄は、プラネタリウムやショッピングモールをはじめとしたエンターテインメントに富み、にぎやかな商業施設が集まる街としての表情と、一方で芸術を楽しめる文化的な側面もあり、今後もさらなる発展が期待できるエリアです。
- 掲載日
- 2023/03/29
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。