【赤羽】充実の住環境で人気急上昇の赤羽
東京23区の北部に位置する北区の「赤羽」は、荒川を挟んで対岸は埼玉県川口市という立地です。
清野とおる氏のエッセイ漫画『東京都北区赤羽』(双葉社)、2015(平成27)年のテレビ番組『山田孝之の東京都北区赤羽』(テレビ東京系列)をきっかけに、赤羽へ関心を持った方も多いのではないでしょうか。さらに、駅前の利便性の高さやディープな飲み屋街がメディアでも紹介されるなど、若者を中心に人気がある注目の街となっています。
赤羽は古くから栄えてきたエリアで、江戸時代には日光御成街道最初の宿場である「岩淵宿」が置かれました。国道122号(岩槻街道)沿いの「新荒川大橋」手前には「岩淵街道問屋場跡之碑」と刻まれた石碑があり、街の歴史を伝えています。
東京北部の交通の中心地として発展してきた赤羽エリアは、都心へのアクセスが抜群です。JR「赤羽」駅からは、京浜東北線・埼京線・湘南新宿ライン・東北本線(宇都宮線)・高崎線が利用でき、乗り換えなしで「池袋」駅へ約8分、「新宿」駅へ約14分、「東京」駅まで約16分、「渋谷」駅まで約19分と、主要ターミナル駅へ軽快にアクセスできます。
東京メトロ南北線「赤羽岩淵」駅・「志茂」駅 からは、「四ツ谷」駅や「溜池山王」駅などのほか、直通運転が行われている東急目黒線「日吉」駅方面、さらにその先の「新横浜」駅や神奈川県央エリアへも乗り換えなしで移動ができます。また「赤羽」駅東口からは空港リムジンバスも利用でき、通勤・通学はもちろん出張や旅行などへ行く際にも利便性の高い立地といえるでしょう。
赤羽は、さまざまな生活利便施設も充実しています。「赤羽」駅周辺には「エキュート赤羽」、「ビーンズ赤羽」、「赤羽アピレ」、「ショッピングセンターBivio」といった商業施設が集積し、ショッピングタウンとしてもにぎわいを見せています。そのほか 「イトーヨーカドー赤羽店」、「ダイエー赤羽スズラン通り店」、「アミカ赤羽西口店」といった スーパーマーケットや、「赤羽スズラン通り商店街(LaLaガーデン)」など商店街もあり、普段の買い物は十分に間に合うでしょう。
また、スポーツジムやヨガスタジオも駅周辺に点在しています。「 FASTGYM24赤羽店」、「ジェクサー・フィットネス&スパ 赤羽」、「ルネサンス 赤羽」、「ホットヨガスタジオLAVA 赤羽店」など大手系列店舗のほか、マタニティ・産後ヨガも受講できる「ヨガ&セラピースタジオ マリーチ赤羽」や「赤羽・ヨガスタジオブレス」もあり、選択肢はとても豊富です。平日の仕事帰りや休日の隙間時間など、ライフスタイルに合わせて活用できそうです。
赤羽といえば、昭和の下町情緒が残る大衆居酒屋・立ち飲み屋が並ぶイメージから「東京のディープタウン」とも称され、メディアでは「せんべろ(1,000円でべろべろに酔える)」の聖地として紹介されることもあります。リーズナブルで美味しく、人情味あふれる酒場は赤羽の名所の一つですが、一方で、おしゃれなバルも注目を集めています。日本酒BAR、スペインバル、イタリアンバル、肉バルなど、ジャンルもさまざまです。
ほっと一息ついてくつろげる、そんなカフェも駅周辺には充実しています。昭和テイストの純喫茶、ハンドドリップのコーヒー専門店、シーシャ(水たばこ)カフェなど、新旧多彩なお店がそろいます。個性豊かなグルメスポット巡りは、このエリアならではの楽しみといえるでしょう。
毎日のライフシーンを彩る利便施設に恵まれた赤羽は、水と緑の潤いにあふれる「荒川」が徒歩圏内にあります。
広々とした荒川河川敷には、「荒川河川敷ランニングコース」が約6kmにわたり整備されているほか、「戸田橋ゴルフ練習場」や「新河岸川庭球場」、「荒川岩淵関緑地バーベキュー場」といった施設もあり、週末のリフレッシュにもおすすめです。さらに春には「荒川赤羽桜堤緑地」でのお花見、夏は「北区花火会 」など、四季折々の楽しみも豊富です。
赤羽西5丁目には、「赤羽自然観察公園」の緑豊かな光景が広がります。元自衛隊十条駐屯地として使用されていた土地の一部を整備した公園で、北区で唯一「東京の名湧水57選」に選ばれた湧水が流れています。敷地内には体験学習施設の「北区ふるさと農家体験館」や稲田があるほか、バードウォッチングやバーベキューなどを楽しむこともできます。豊かな自然が身近なロケーションも、赤羽の大きな魅力です。
「赤羽」駅東口の赤羽一丁目では、3つの地区に分けて再開発計画が進められています。2024(令和6)年1月31日にはこのうち「赤羽一丁目第一地区」の市街地再開発組合の設立が認可されました。
第一地区は「赤羽スズラン通り商店街」の入り口近くのエリアで、26階建てのタワーマンションの建設が計画されています。低層階に商業施設、敷地内には広場状空地も整備されることになっており、2026(令和8)年度着工、2029(令和11)年度の竣工予定です。隣接する「第二地区」、「第三地区」でも再開発準備組合が設立され検討が進められています。
「赤羽」駅の西口側では、「赤羽台団地」の建て替え事業に合わせて「赤羽台ゲートウェイ計画」が進行中です。対象地域は赤羽台団地の東端の線路沿いエリアで、カフェやグローサリーなど生活利便施設も入る29階建てタワーマンションの建設とともに、「赤羽」駅から赤羽台エリアへのアクセスルートの整備、新たなにぎわい拠点の整備が計画されています(建物は2025年着工、2028年度竣工予定)。
交通アクセスの良さや生活利便性の高さで人気の赤羽は、これらの開発によってますます暮らしやすい街へと魅力を増すことが期待されます。
- 掲載日
- 2024/02/26
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。