【麻布】ハイセンスなスポットが充実。人気の港区を代表する高級住宅街
大使館が多く集まる麻布エリアは、日本でも有数のインターナショナルタウンとして知られています。また六本木などの主要エリアに隣接しつつも、落ち着いた雰囲気の良好な住宅街が形成されています。
港区を代表する風物詩である「麻布十番納涼祭り」が開催される「麻布十番商店街」をはじめ、外国人居住者向けスーパーマーケットや有名グルメスポットが充実しており、ハイセンスなアーバンライフが実現するエリアとして人気を集めています。
40カ国以上の大使館が立地する麻布エリアは、国内で最も駐日外国公館が集中するエリアであり、国際色豊かな場所となっています。特に主要国の大使館が集まっているのが特徴で、南麻布には「フランス大使館」、「ドイツ大使館」、「韓国大使館」、麻布台には「ロシア大使館」、元麻布には「中国大使館」があります。
さらに、麻布エリアは外資系企業が集まる六本木・赤坂エリアに隣接していることから、インターナショナルな雰囲気がそこかしこに漂っており、インターナショナルスクールが多いことも大きな特徴です。
外国人居住者が多いことから、食文化も国際色豊かで、例えば「韓国大使館」周辺には高級焼肉店や韓国料理店が集中しています。「日進ワールドデリカテッセン」、「ナショナル麻布」といった外国人御用達の輸入品総合スーパーもあります。
「六本木ヒルズ」をすぐ近くに控え、周辺を高級住宅街が取り囲む環境の「麻布十番商店街」は、港区内でも随一の活気があるショッピングゾーンです。この商店街には、庶民的な店とハイセンスなショップ・グルメスポットが共存しています。
2000(平成12)年の東京メトロ南北線開業までは「陸の孤島」とも呼ばれていた麻布十番ですが、「麻布十番」駅の開業以降、多くの人々が集まるショッピングエリアへと成長を遂げました。8月の「麻布十番納涼祭り」は港区を代表する夏の風物詩となっており、たくさんの屋台が出るほかステージパフォーマンスなどもにぎやかに開催されます。
麻布十番商店街以外にも、高級スーパーマーケットとしても人気を集める「日進ワールドデリカテッセン」や、肉や惣菜の評判が高い「スーパーナニワヤ」など、ユニークで楽しいショッピングスポットが充実しています。
西麻布や麻布十番には、有名人がお忍びで訪れるという隠れ家風のグルメスポットが多数存在しています。看板を隠すようにひっそりと佇むダイニングバーや、住宅街にある一軒家フレンチ、裏路地のイタリアンなど、周りを気にせず楽しいひとときを過ごせる店が多いのが麻布エリアの特徴です。そんな大人たちの隠れ家には六本木や赤坂のにぎやかさに惑わされない、本物志向の店が多いようです。
過去には“イタリアンといえば西麻布!”というイメージがあり、現在も西麻布にはイタリアンやフレンチをはじめとした店が充実しています。東京でも有数の名店がそろっており、全てを食べ尽くすのはほぼ不可能といっても過言ではないでしょう。バラエティ豊かなラインナップとなっているため、ランチにも特別なディナーにも対応できます。
麻布十番地区には和食処やそばの名店に加え、鯛焼きや和菓子の有名店など伝統色が強い店が多数あります。また奥まった住宅街の中にも会席や寿司を楽しめる店がひっそりと佇み、どちらかといえば「和」の印象が強いエリアといえます。ただ、少し路地に入った場所にはおしゃれなカフェやワインバーなどがあるのも、麻布らしさを感じる光景です。
高台と谷地が入り組んだ麻布は、坂の多い街として知られています。江戸時代から高級住宅街であったこの地には、歴史の深さを感じさせるスポットが点在していますが、特に坂の名前にはこのエリアの歴史が刻まれています。
麻布十番商店街から「元麻布ヒルズ」に向かう途中にある「暗闇坂」は、昼間でも真っ暗になるほど樹木が茂っていたことに由来し、江戸時代には妖怪・幽霊が出没するなどといった伝説もありました。現在も往時をしのぶように緑豊かな印象を受けます。
有名な「仙台坂」は仙台藩の大名屋敷があったことに由来しています。現在は韓国大使館やレストラン、マンション、邸宅などが立ち並んでいます。他にも「南部坂」や「狸穴坂」など、風情豊かな名坂が多数あります。由来をたどりつつ、それぞれの坂を巡ってみるのも麻布らしい楽しみとなるでしょう。
六本木や赤坂・青山などに隣接する麻布エリアは、都心の一角にある住宅街として高い人気を集めています。特に南麻布・元麻布一帯は東京随一の高級住宅街として知られ、高級マンションや広々とした邸宅が立ち並んでいます。
近年では大規模なタワーマンションの建設も進みました。2002(平成14)年に完成した「元麻布ヒルズ」は著名人が多数住んでいるともいわれ、現在でも非常に人気の高い高級タワーマンションです。
2023(令和5)年11月に開業を控える「麻布台ヒルズ(虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業)」にも、地上64階地下5階、地上54階地下5階の2棟合わせて約1,300戸という大規模なタワーマンションが誕生します。
また、麻布エリアには総戸数50戸未満の広々とした豪華なマンションも多数あります。これらの多くは築年数を重ねても高い資産性を保つヴィンテージマンションとして人気が集まっています。
優れた交通アクセスや生活利便性に加え、緑豊かな環境や国際色あふれる雰囲気も評価が高い麻布エリアは、住宅地として、人気の港区の中でも特に「麻布ブランド」ともいうべき高いステータスを誇っています。
- 掲載日
- 2023/10/24
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。