【溝の口】田園都市線と川崎とが交差する。利便性が高いファミリータウン!
東急田園都市線とJR南武線が交わるクロスターミナルとして発達した溝の口エリアは、大型複合施設の「ノクティプラザ」のオープンによってイメージを一新しました。現在では川崎市内や田園都市線沿線有数の繁華街へと成長しています。
近くには多摩川の流れや里山など自然のスポットがあり、また大山街道の宿場町の雰囲気が残った一帯もあります。川を渡れば二子玉川という立地も魅力的であり、近年ではタワーマンションをはじめとして数多くのマンションが建設されました。
南北に細長い川崎市の真ん中に位置する溝の口エリア。東急田園都市線とJR南武線が交わるクロスターミナルであり、田園都市線内では第2位の乗降人員を誇る駅として多くの人々に利用されています。そんな立地環境のため、溝の口エリアは川崎市の副都心として整備が進められています。
駅の東側では駅前広場と周辺商業地の一体的な再開発が進み、広くて快適な駅前広場には「キラリデッキ」というペデストリアンデッキが整備され、回遊性が高まりました。
駅周辺は田園都市線有数のショッピングゾーンとなっています。「イトーヨーカドー 溝ノ口店」に加え、「ノクティプラザ」には「マルイファミリー溝口」も誕生しました。昔からの商店街である「ポレポレ通り」などでも電柱の地中化をはじめとしたモール化事業が進んでいます。
周辺には「高津区役所」をはじめとして「高津市民館」「川崎市溝口行政サービスコーナー」といった公共施設も充実しています。
溝の口溝の口駅前の再開発によって1997(平成9)年に誕生した大型複合施設「ノクティプラザ」は、溝の口のイメージを一新する起爆剤となりました。現在では溝の口のランドマークとして親しまれています。ちなみに、溝の口の「ノクチ」と「シティ」を併せる形で命名されました。
大通りを挟んで「ノクティプラザ1」と「ノクティプラザ2」の2棟からなるこの施設は、「マルイファミリー溝口」を核店舗として最新トレンドのファッションブランドや雑貨にグルメスポット、さらには公共施設が入る便利なスポットとして、多くの人々に利用されています。
地上10階・地下1階の「ノクティプラザ1」にはファッションなどの専門店を中心とした店舗構成となっています。5階には手芸用品の「新宿オカダヤ」、6階にはワンフロア全てを使った広々とした「無印良品」が、7階には約200坪の売り場を誇る「文教堂書店」など定番のお店が充実しています。その他「川崎市溝口行政サービスコーナー」などの公共施設も入っています。
地上12階・地下1階の「ノクティプラザ2」は、10階までが「マルイファミリー溝口」、11・12階は「川崎市高津市民館」が入っています。「マルイファミリー溝口」はファッションを中心とした品揃えとなっています。地下1階と1階は「マルイ食遊館」という食料品コーナーとなっており「カルディコーヒーファーム」など定番のショップが入っています。
江戸時代には大山詣に向かう観光客でにぎわった「大山街道」の名残が残る溝の口周辺は、歴史の深さを感じられるエリアです。
現在の国道246号線にあたる大山街道は別名「矢倉沢往還」ともいい、江戸赤坂から発し、現在の神奈川県伊勢原市にある「阿夫利神社」への参詣道として多くの人々に利用されました。このエリアには宿場町が置かれたため、多くの商家が軒を連ねていたそうです。二子新地駅から溝の口駅沿いにかけての大山街道は246号線の本線とはならず、そのため沿道には蔵造の商家などが残されており、昔の面影を今に残しています。高津駅近くの「大山街道ふるさと館」では当時の資料が展示されています。
エリアの西を流れる「二ヶ領用水」は神奈川県内最古の人工用水路で、江戸時代以前から農業用水として利用されてきました。現在は農業用水としての役割はなくなったものの、水辺は近隣の人々の憩いの場になっています。
エリア周辺には多摩川をはじめとして、自然に親しめるスポットが充実しています。多摩川の河川敷は「多摩川緑地」として公園のように整備されているほか、「多摩川サイクリングロード」が通り、サイクリングスポットとしても人気を集めています。川崎市側の河川敷ではバーベキューも可能なので、休日には多くの人々が集まります。
また溝の口駅の西側には丘陵地が広がっており、「久本山」とよばれる一帯など今でも里山のような自然林が豊富に残されています。
「溝の口」駅からは急行で1駅3分、多摩川を挟んだ場所にある「二子玉川」が日常的な行動範囲に入っている点は、このエリアの一つの魅力といえるでしょう。
「二子玉川」駅前には、田園都市線沿線を代表するショッピングスポットである「玉川高島屋S・C」や「二子玉川ライズショッピングセンター」などが揃います。
二子玉川のある世田谷区と、川崎市高津区が一体となって開催しているのが、毎年10月に開催される「多摩川花火大会」です。実際には世田谷区側は「世田谷区たまがわ花火大会」、高津区側は「川崎市制記念多摩川花火大会」として別々に開催されていますが、同じ日に開催されることが多く、また協力関係にあるためひとつの花火大会として認知されることが多いようです。両者がそれぞれ力を入れる花火大会だけあり、その規模は東京有数のものとなっています。
交通アクセスのよさも溝ノ口エリアの魅力でしょう。「溝の口」駅から東急田園都市線に乗れば、「渋谷」駅までわずか14分でアクセスできます。東急田園都市線の電車の大部分は東京メトロ半蔵門線に直通しており、「表参道」駅や「大手町」駅など東京都心部にもダイレクトアクセスとなります。「溝の口」駅には「自由が丘」駅や「大井町」駅に向かう東急大井町線も乗り入れているほか、「武蔵溝ノ口」駅からは「川崎」駅や「立川」駅方面のJR南武線も利用でき、各方面へスムーズに移動できます。
- 掲載日
- 2018/11/30
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。