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【みなとみらい】首都圏の新都心として発展を遂げたみなとみらいで、特徴的な大規模再開発が続く

 
みなとみらい21地区

「横浜」駅周辺と関内エリアに隣接し、みなとみらい線を通じて渋谷と直結した高い利便性により、驚異的な発展を見せたみなとみらいエリア。ウォーターフロントという魅力的な環境により、近年ではタワーマンションが数多く建設され、注目を集めました。現在も地区ごとに行政と民間が連携し、特徴的な開発が行われており、今後もさらなる発展が期待できるエリアです。

 

横浜の新たなビジネス拠点として注目される「みなとみらい21」
横浜ランドマークタワー

「都市景観100選」にも選ばれた、新しく美しい街並みが広がる「みなとみらい21」エリアは、約186ヘクタールに及ぶ広大な再開発エリアに高層ビルが立ち並ぶ、近未来都市という言葉がぴったりです。

このエリアは首都圏の新都心として、さいたま・幕張とともに重点的に整備されています。1983(昭和58)年より開発が始まり、現在では横浜市を代表するビジネス拠点へと成長しています。エリアの象徴でもある「横浜ランドマークタワー」を中心に、上場企業の本社が多数所在するなど、横浜経済の中枢としても機能しています。また2009(平成21)年には日産自動車本社が銀座から移転し、さらに拠点性も増しています。

ビジネスビル以外にも、ショッピングスポットや美術館・博物館、グルメスポット、レジャースポットなどの都市機能も充実しています。

 

「みなとみらい21」の3地区のこれまで
歴史的遺産である「赤レンガ倉庫広場」

「みなとみらい21」地区は「中央地区」「新港地区」「横浜駅東口地区」という3つの地区の総称です。全体コンセプトとして、「24時間活動する国際文化都市」「21世紀の情報都市」「水と緑と歴史に囲まれた人間環境都市」として、まちづくりが進められてきました。

3つのエリアのうち一番広い「中央地区」は、「みなとみらい」と言われてよくイメージされる「ランドマークタワー」等もある地区です。この地区では「賑わいと活力ある都市空間の創造」ということをキーワードにしており、1988(昭和63)年には中央地区の地権者等の間で「みなとみらい21街づくり基本協定」を締結し、水、緑、パブリックスペース等の配置や、建物の色調などについても、自主的なルールが定められたことで、それに沿ったまちづくりが進められています。

一方、「横浜赤レンガ倉庫」などがある「新港(しんこう)地区」のキーワードは「歴史と景観を活かした再開発」です。こちらでも「新港地区街並み景観ガイドライン」というルールを定めて、良好な景観にも配慮しながら、開発を行ってきました。最近では、2019(令和元)年10月に新しい客船ターミナルとホテル・商業施設からなる複合ビル「ヨコハマ ハンマーヘッド」が誕生し、注目を集めました。

「中央地区」では、建てられる建物の最大の高さを「300mまで」としていますが、「新港地区」については「30mまで」とするなど、用途や形態についてもそれぞれ異なる制限に従いながら、それぞれの地区で個性的な街づくりを行われています。

「東口地区」はそごう横浜店と横浜スカイビルがある面積も小さいエリアで、「横浜」駅との結節点として位置づけられる地区です。

 

巨大な「ミュージック・パーク」の誕生
ぴあアリーナMM

みなとみらい地区では、今後も再開発により様々な施設の誕生が予定されています。その中でも、エンターテインメント関連の再開発が特徴的です。

2020(令和2)年3月にオープンしたライブハウス「KT Zepp Yokohama」や、同4月にオープンした1万人規模のイベント会場「ぴあアリーナMM」など、音楽アリーナの建設・開業が相次いでいます。

また、「マリノスタウン」などの跡地に建設される「Kアリーナ」は、2万人規模という世界最大級の音楽アリーナで、隣接地にはインターナショナルブランドホテルやオフィスも整備され、巨大な「ミュージック・パーク」が2023(令和5)年秋に誕生する予定となっています。

 

新しい人の流れを生むことが期待されるR&D系施設も続々と誕生
(仮称)LGグローバルR&Dセンター

そのほかにも、企業のR&D(研究開発)系の施設が集積してきています。2019(平成31)年4月に完成した「資生堂グローバルイノベーションセンター」、2020(令和2)年1月には「京急グループ本社ビル(京急ミュージアム)」が開業しました。

さらに2020(令和2)年10月には「村田製作所みなとみらいイノベーションセンター」が竣工し、2021(令和3)年4月には都市型キャンパスとして「神奈川大学みなとみらいキャンパス」が誕生、2021(令和3)年11月には「LG YOKOHAMA INNOVATION CENTER」が竣工し、多くのR&D系の施設がみなとみらいに誕生することで、新しい人の流れが生まれそうです。

 

「パシフィコ横浜」隣接地には新しいMICE施設が開業
「パシフィコ横浜ノース」

長く横浜・みなとみらいの顔の一つとして親しまれてきた「パシフィコ横浜」でも拡張工事が行れています。現在の隣接地に6階建てのコンベンション施設「パシフィコ横浜ノース」が2020(令和2)年4月に開業しました。

この「パシフィコ横浜ノース」は、「パシフィコ横浜」の6番目の施設として、国内最大規模 約6,300平方メートルの多目的ホールと42室の会議室からなる新しいMICE施設です。これの開業と同時に、隣接地や周辺ではハイブランドなホテルも相次いで開業し、様々な用途での活用に注目が集まっています。

掲載日
2020/04/27

本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。

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