【三鷹】教養と文化、そして自然あふれる三鷹の街。便利な交通アクセスも魅力
JR「三鷹」駅を北の頂点にして南側に広がる三鷹市は、都心に程近く、通勤にもショッピングにもとても便利な街です。
しかしその一方で、周囲を自然に囲まれていて体をゆったりと解放することができるだけでなく、音楽や芸術などの文化施設や、故人の残した遺産を鑑賞する施設など、心ものんびりとさせてくれる施設も豊富にあります。
さらに、大学などの教育機関や研究機関も集まり、アカデミックな雰囲気の濃い街になっています。
三鷹市は都心近接のエリアであるにもかかわらず、周囲を大規模な公園が取り巻いています。
三鷹市の北東部には、武蔵野市にもまたがる「井の頭恩賜公園」があります。江戸時代からの名所である井の頭池を中心とした公園で、「三鷹の森ジブリ美術館」があることでも有名です。
西側にある「野川公園」は、調布市、小金井市、三鷹市の三市にまたがって広がる水と緑に恵まれた公園です。西武多摩川線を挟んでさらに西側には、「武蔵野公園」もあります。
さらに「三鷹」駅南口周辺では、2016(平成28)年度に“百年の森”をコンセプトとした「三鷹駅前地区再開発基本計画2022」が策定されました。
三鷹市が目指す「緑と水の公園都市」にふさわしい、緑あふれる街並みになることが期待されています。
反対の北口側でも、2017(平成29)年度に「三鷹駅北口街づくりビジョン」が策定され、概ね10年後の目指すべき街の姿を描き、「交通環境」、「土地利用」、「緑・にぎわい」の3つの視点から街づくりを検討しています。
三鷹市の西部には特に多くの大学や研究機関が集まっています。
「ICU(アイシーユー)」の略称で呼ばれる「国際基督教大学」は、物の考え方を養うことに重点を置くなどの特徴をもつ“リベラルアーツ・カレッジ”として設立され、英語をツールとして用いる教育には定評があります。
周辺の「東京神学大学」は神学専門の単科大学、「ルーテル学院大学」は神学校を併設しているなど、キリスト教系の大学が顔をそろえています。
三鷹市の南西部の野川沿いには、日本の天体科学研究における代表的な研究機関「国立天文台」の本部でもある三鷹キャンパスがあり、天文学を理論・観測の両面から研究しています。
またその西側には「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」の「調布航空宇宙センター飛行場分室」もあり、航空技術や宇宙開発を発展させるための先行的な研究開発を行っています。
三鷹市役所の南には「杏林大学」の三鷹キャンパスがあり、医学部・保健学部を備えていて、「杏林大学医学部付属病院」も併設しています。
神と航空、宇宙、そして人体、スケールの大きさをも感じさせるアカデミックな街なのです。
「三鷹」駅はJR中央・総武線(各駅停車)、中央線快速の停車駅です。
中央・総武線(各駅停車)は「三鷹」駅から「千葉」駅まで延びる路線で、ほとんどが始発電車なので、少し並べばゆったりと座って「新宿」駅方面に通勤することができます。
また中央・総武線(各駅停車)の一部電車は、「中野」駅から東京メトロ東西線への直通運転も行っていて、「高田馬場」駅や「日本橋」駅などへも乗り換えなしでアクセスすることができます。
中央線快速は東京方面へのアクセスが非常にスピーディで、特別快速に乗れば「新宿」駅まで2駅約14分、「東京」駅までは6駅約28分と、30分を切る速さです。
また、東京方面とは逆の「高尾」駅方面へ向かうと、「国分寺」駅まで約5分で、そこから西武多摩湖線・国分寺線に、また隣駅の「西国分寺」駅からはJR武蔵野線に乗り換えることができ、埼玉方面へのアクセスにも便利です。
また中央線は、高尾や奥多摩、山梨・長野方面などへ足を延ばすのもスムーズなので、週末にレジャーに出かけるにも便利な路線です。
武蔵野台地の中央部に位置する三鷹市は、大消費地に近いこともあり、さまざまな野菜を多く生産しています。
JAの農産物直売所である「JA東京むさし三鷹緑化センター」では、地元の畑から毎日入荷する野菜を中心に販売を行っているので、いつでも新鮮な野菜を入手することができます。
また、近年、三鷹市ではキウイフルーツの生産も盛んに行われており、三鷹産キウイフルーツを原料にしたワインも商品化されています。
三鷹名物としてすっかり定着した感もあり、市内の酒店やJA東京むさし三鷹緑化センターで手に入れることができます。
三鷹市にゆかりのある文筆家といえば、太宰治と山本有三の二人が特に有名でしょう。
太宰治に関する資料や写真などが展示されている「太宰治文学サロン」では、太宰も通ったという銀座のバー『ルパン』をイメージしたカウンターで書籍を手に取ることができます。
三鷹市の文化財にも指定されている「山本有三記念館」は、文献や身辺資料の展示のほか、企画展や講演会なども行っています。
「三鷹の森 ジブリ美術館」は、スタジオジブリの作品世界を体験できる美術館で、アニメーションの仕組みや制作過程のわかる展示室やオリジナル短編アニメーションの上映なども行っています。
「三鷹市星と森と絵本の家」は国立天文台の協力により運営されている施設で、絵本との出会いにより子どもの知的好奇心や感受性を育むとともに、自然科学への関心につながる活動を行っている施設です。
「三鷹市芸術文化センター」は、三鷹の芸術文化の発信・創造の拠点となる施設で、音響重視の“風のホール”、多様な舞台形式に適応する“星のホール”、アート活動可能な“創作・展示室”などを用途に合わせて利用することができます。
そのほかにも、「三鷹市美術ギャラリー」や、ホールと会議室からなる「三鷹市公会堂」、茶道や華道などの日本伝統文化の活動を行える「みたか井心(せいしん)亭」など、文化・芸術に触れることのできる施設が数多く集まっています。
- 掲載日
- 2021/09/30
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