【二俣川】駅前再開発や都心へのアクセス向上でさらに利便性が増した住宅街、二俣川
横浜市旭区二俣川は、相鉄本線と相鉄いずみ野線が分岐する相鉄線「二俣川」駅の南北に広がるエリアです。国道16号などの幹線道路も多く交通の要衝として機能する二俣川は、横浜市によって副都心として整備されてきました。
「二俣川」駅周辺には多くのショッピング施設が集まるほか、近隣に神奈川県内唯一の運転免許試験場「神奈川県警察運転免許センター」があるなど、暮らしの利便性が高いことも特徴です。一方で、駅から少し離れると閑静な住宅地となり、「こども自然公園」をはじめ緑も多く、良好な住環境が広がっています
二俣川は鎌倉幕府の有力な御家人であった畠山重忠の終焉の地としても知られています。重忠は1205(元久2)年、初代執権北条時政により、鎌倉に異変があるという偽の内容が記された書状を受け、現在の埼玉県比企郡嵐山町にある「菅谷館」を出発しました。現在の二俣川付近で大軍を率いる北条軍と対戦することになり、討ち死しました。
この戦があった場所が、現在の「旭区役所」付近にある「二俣川古戦場」で、周辺には「重忠首塚」や「すずり石水」、「六ッ塚」、「駕籠塚」、「首洗いの井戸」などゆかりの史跡が残されています。また、「万騎が原」という地名は、北条軍が展開した場所にちなんだものです。
近年、「二俣川」駅周辺では再開発が行われ、街の姿は一気に近代的になりました。すでに「二俣川」駅の北口の再開発は「アルコット二俣川」として完成し、ショッピング施設などが誕生して暮らしの利便性がさらに増しています。
また「二俣川」駅南口でも再開発が進められ、2018(平成30)年に住宅と商業施設棟などからなる複合施設「コプレ二俣川」、相鉄グループが運営する商業施設で、認可保育園やオフィスなどが入る「JOINUS TERRACE(ジョイナス テラス)二俣川」が誕生。さらに交通広場も整備され、電車・バスの利用も便利になりました。
二俣川で暮らすことを考えると、交通アクセスの利便性は大きな魅力になります。「二俣川」駅は相鉄線の全電車が停車する主要駅で、相鉄本線と相鉄いずみ野線の2路線を利用できます。特急や急行に乗れば「横浜」駅まで1駅約15分です。
また、2019(令和元)年11月にJR線との直通線工事が完了したことで、所要時間が59分から44分に短縮した「新宿」駅を始め、「東京」駅、「品川」駅、「渋谷」駅など東京都内のターミナルにもスムーズにアクセスすることができるようになりました。
また現在、相鉄線と東急線との直通線工事が進められています。相鉄・東急直通線は2022(令和4)年度の開業を目標に工事が進められており、完成後は、「目黒」駅までの所要時間が54分から38分に短縮される見込みで、東京都心方面への移動はさらに快適になりそうです。
神奈川県道40号横浜厚木線や国道16号など幹線道路も多いため、自動車利用も便利です。国道16号を北に向かえば東名高速道路の「横浜町田」I.Cがあるほか、南へ走れば横浜新道の「新保土ヶ谷」I.Cもあり、遠方へのドライブも快適でしょう。
「二俣川」駅周辺には「二俣川相鉄ライフ」や「アルコット二俣川」、「ジョイナス二俣川店」などの大型ショッピングセンターに加え、24時間営業のスーパーマーケット「西友 二俣川店」もあり、買い物で不自由を感じることはないでしょう。
そのほか、暮らし面では「二俣川」駅内にある「旭区役所 二俣川駅行政サービスコーナー」では、住民票や印鑑証明書の発行など行政手続きをすることができます。駅構内という立地だけでなく、土曜日や日曜日に開いているのも嬉しいポイントです。
また、「二俣川」駅北口にはコンサートや演劇などの公演が開かれている「横浜市旭区民文化センター サンハート」があり、芸術を身近で楽しめるのも魅力の一つになっています。
暮らしの利便性に加え、緑に親しめるスポットが多いことも魅力です。駅の南東にある「南本宿公園」は森の中を散策できるようになっており、遊具や広場はもちろん、春には桜、秋には紅葉を楽しめたり、生き物と触れ合えることが特徴です。エリア北側にある、「今川公園」ではグラウンドや芝生、長い滑り台などの豊富な遊具が楽しめます。
ほかにも、エリア南側にある、大池という池のまわりに豊かな自然が広がる「こども自然公園」もおすすめです。併設の「まきが原ちびっこ動物園」では動物との触れ合いも楽しめます。春には桜が美しく、初夏にはホタルを見ることができ、四季折々訪れるのも楽しみになるでしょう。
- 掲載日
- 2020/03/30
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。