【武蔵小山】アクセスの良さと暮らしやすさで人気。再開発でより洗練された街へ
東急目黒線「武蔵小山」駅周辺エリアは、東京都品川区の西側に位置しており、目黒区にも隣接しています。また、日本一長い全長約800mのアーケード商店街「武蔵小山商店街パルム」があることでも知られる街です。
都心へのアクセスの良さと住環境の良さで、武蔵小山は以前からも住みたい街として人気がありましたが、近年は、商店街に象徴される下町の風情や親しみやすさはそのまま、駅周辺で大規模な再開発事業が進んでおり、さらに活気ある街へと進化しつつあります。
「武蔵小山」駅からは東急目黒線が利用できます。「目黒」駅まではわずか2駅で、急行を使えば1駅・3分で行くことができます。
「武蔵小山」駅に乗り入れているのは東急目黒線の1路線のみですが、「目黒」駅でJR山手線に乗り換えれば、「渋谷」駅へ約8分、「品川」駅へ約11分、「新宿」駅へ約15分、「東京」駅へも約24分でアクセスできます。東急目黒線「目黒」駅に到着後、ホームから1フロア上がればすぐJRの改札があるので、乗り換えも非常にスムーズです。
さらに、東急目黒線は東京メトロ南北線と、埼玉高速鉄道線(東京メトロ南北線経由)、都営三田線への直通運転をしているので、東京メトロ南北線「六本木1丁目」駅や都営三田線「大手町」駅などへもダイレクトアクセスが可能です。都心の主要駅に30分以内でアクセスできる交通利便性の高さは大きな魅力です。
また下り方面では、東急目黒線の終点「日吉」駅の延伸や、相鉄線との直通運転も計画されています。この計画では、2022(令和4)年度に「羽沢横浜国大」駅から「日吉」駅間の相鉄・東急連絡線である東急新横浜線の開通を予定しており、相鉄線と東急目黒線、東急東横線との直通運転が行われる予定です。
相鉄・東急連絡線には「新横浜(仮称)」駅も設けられるので、都心方面への直結効果に加え、相鉄線方面から東海道新幹線への乗り換えが便利になるメリットももたらされます。
「武蔵小山」駅周辺にはいくつかの商店街がありますが、その中でもこの街の象徴的な存在になっているのが「武蔵小山商店街パルム」です。
武蔵小山商店街パルムは、1956(昭和31)年にオープンした日本初の大型アーケード街です。完成時は全長470mで、「東洋一のアーケード」といわれました。その後も延長拡大し、現在は「武蔵小山」駅から中原街道まで約800mにわたって伸びています。
飲食店、食料品、雑貨、服飾、家電、書店など、バラエティ豊かな約200もの店が軒を連ね、いつも買い物客でにぎわっています。全天候型のアーケードのおかげで、雨の日でも傘なしで買い物を楽しめるのは嬉しいところです。「流氷祭り」「納涼市」「サンバカーニバル」「小山両社祭」など、年間を通じてさまざまなイベントも開催されています。
駅に直結した「エトモ武蔵小山」も、便利なショッピングスポットです。深夜まで営業しているスーパー「東急ストア」をはじめ、スイーツ、カフェ、生活雑貨、花屋など全12店舗が入っており、仕事帰りなどに気軽に立ち寄れます。
そのほか、2019(令和1)年に「武蔵小山」駅前に竣工したタワーマンション「パークシティ武蔵小山ザタワー」に併設する形で、同年11月に大型商業施設「パークシティ武蔵小山 ザ モール」がオープンしました。飲食店や雑貨店、医療施設、サービス店など30店舗以上が入るほか、1階にはイベントもできる広場「ザ プラザ(広場)」があります。
「武蔵小山」駅から北方向へ10分ほど歩いた先には、緑豊かな「林試(りんし)の森公園」が広がっています。東西に700m、南北に250mと細長い、総面積約12万㎡の広々とした公園で、自然の恵みを体いっぱいに感じることができます。
かつては「林業試験場」として利用されていた場所で、園内にはその歴史の長さを感じさせる、幹回り3mを超えるような巨樹も数多くあります。多種多様な珍しい樹木の鑑賞や野鳥の観察ができるほか、春にはお花見、夏には子どもたちに人気のジャブジャブ池など、季節によってさまざまな楽しみ方が可能です。木々のおかげで夏でも涼しいので、散歩やジョギングのコースとしてもおすすめです。
駅から徒歩5分のところには、天然温泉が楽しめるスポットもあります。ここ「清水湯」は1924(大正13)年から続く歴史ある温泉施設で、黒湯温泉と黄金の湯という2種類の天然温泉がお得な銭湯料金で堪能できます。温泉以外にも、露天風呂や女性専用の岩盤浴設備、サウナもあり、多くの人たちに愛されています。
都会の喧騒を離れて心身ともにリラックスできる癒しスポットが身近にあることも、武蔵小山が人気を集める理由なのでしょう。
「武蔵小山」駅周辺は、品川区の西の玄関口、荏原地区の中心核としての発展が期待されており、再開発事業が活発に進められています。
その第1号プロジェクトとして2019(令和1)年、駅南側の「武蔵小山パルム駅前地区」に、地上41階・地下2階建てのタワーマンション「パークシティ武蔵小山 ザ タワー」、商業施設が入居する低層棟「パークシティ武蔵小山 ザ モール」、駅前広場と一体的につながる「ザ プラザ(広場)」が竣工しました。
その東側の「武蔵小山駅前通り地区」でも、2021(令和3)年6月に地上41階建ての「シティタワー武蔵小山」が完成しています。
さらに、「武蔵小山商店街パルム」沿いの両脇に広がる「小山三丁目第一地区」「小山三丁目第二地区」などでも再開発計画が進行中です。これらの地区でも超高層タワーマンションの建設が計画されており、現在は都市計画決定に向けて準備・検討が進められている段階です。
昔ながらの下町的な魅力と再開発によって生まれる新しい魅力が、どのように融合し、武蔵小山はどのように変化していくのか、今後の展開に注目していきたい街です。
- 掲載日
- 2021/03/31
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。