「東陽町」駅は東京メトロ東西線の駅で、「木場」駅と「南砂町」駅の間にあります。

「日本橋」駅へ直通8分、「大手町」駅へ直通9分、「飯田橋」駅へ直通15分でアクセスできるほか、新宿や渋谷などへも乗り換え含めて30分程度で行くことができます。

バス路線も充実しており、錦糸町や亀戸、新木場、豊洲など南北方面への移動に重宝します。

さらに「東陽町」駅前からは羽田空港行きのリムジンバス、「ホテルイースト21東京」からは羽田空港行き・成田空港行きのリムジンバスを利用することができ、出張や旅行の際に便利です（現在新型コロナウイルス感染拡大の影響により一部運休中）。

また、広い道路が整備され、首都高速道路の出入口も近いので、車での移動も便利でしょう。

「東京ディズニーリゾート®」や「葛西臨海公園」など人気のレジャースポットへも短時間でアクセスできますし、湾岸エリアのドライブも気軽に楽しめます。

そのほか、平坦な土地なので自転車でも生活しやすい街です。普段の買い物や周辺の施設への行き来など、自転車を活用できるとなにかと便利です。

駅前の永代通りを西へ約5km、20分ほど自転車で走れば「東京」駅に着くほどの近さです。

現在江東区内には、東京メトロ東西線やJR総武線など都心方面へ向かう鉄道路線は多いのですが、南北を走る路線は少なく、バス路線が主要な足となっています。

そこで期待されているのが、地下鉄8号線（東京メトロ有楽町線）の延伸計画です。地下鉄8号線の終点は「新木場」駅ですが、途中の「豊洲」駅から分岐して北方向へ向かい「住吉」駅と結ぶルートを作ろうというものです。

豊洲－住吉の中間にある「東陽町」駅にも停車するほか、中間新駅2駅の設置も計画されています。

延伸が実現すれば有楽町・銀座方面へのアクセスがスムーズになるほか、「豊洲」駅でゆりかもめ、「住吉」駅で東京メトロ半蔵門線、都営新宿線に乗り換えることもでき、交通アクセスが大幅に向上するでしょう。東京メトロ東西線の混雑緩和も見込まれています。

2022（令和4）年3月には鉄道事業の許可がなされ、2030年代半ばの開業を目指して進められています。

駅周辺に生活利便施設が集まっているのも、この街が人気を集める理由でしょう。

日常の買い物については、24時間営業の「西友 東陽町店」、2020（令和2）年4月にリニューアルされた「イキイキ生鮮市場 東陽町店」、東京イースト21内の「サミットストア イースト21店」など、駅の北側を中心に複数のスーパーマーケットが点在し、地域住民の食卓を支えています。

近隣には「イトーヨーカドー 木場店」や「南砂町ショッピングセンター SUNAMO」といった大型店もあります。

「江東区役所」は、「東陽町」駅から北へ徒歩5分です。開庁時間内に足を運べない人のための「水曜延長窓口」や「日曜窓口」など、区民に寄り添った対応も行っています。

また、駅前の大きな「深川郵便局」には「ゆうゆう窓口」があるので、土日祝日でも郵便物を出すことができ、何かと便利です。

駅の南側には、区内でも利用者の多い「江東区立東陽図書館」があり、子育て世代にも人気です。一般閲覧室とは別に子供用の閲覧室も用意されており、ゆっくり読書が楽しめそうです。

東陽町エリアは公園が多いのも魅力です。急傾斜の大型すべり台がある「東陽公園」など、それぞれ特徴があるので、一つ一つ巡ってみるのも楽しいでしょう。

「横十間川親水公園」は、「区民の水辺」をテーマに整備された延長1.9kmの公園で、ボートや水上アスレチックを楽しむこともできます。

バードウォッチングができる「野鳥の島」、花菖蒲園や田んぼのある「生物の楽園」もあり、大人も子供も楽しめます。

「南砂緑道公園」は旧都電敷地跡を整備した公園で、園内にはその歴史をしのばせる車輪のモニュメントも置かれています。春には桜のトンネルが形成され、近隣の「仙台堀川公園」とともに花見客でにぎわいます。

駅の南側を流れる「汐浜運河」沿いは、「潮風の散歩道」として遊歩道が整備されています。道沿いにハクモクレンの木が植えられており、ジョギングやウォーキングをする人たちの目を楽しませてくれます。

近くには緑豊かな「木場公園」もあります。複合遊具や芝生のほか、バーベキュー広場やドッグラン、テニスコート、植物園などもあり、家族で一日たっぷり遊べます。

映画館やフィットネスクラブ、レストランなどが揃う複合施設「深川ギャザリア」の中にも、ビオトープの要素を取り入れた庭園が整備されており、映画や買い物の合間に立ち寄って生きもの観察をするのもおすすめです。

もう少し足を延ばせば、2019（平成31）年にリニューアルオープンした「東京都現代美術館」や、深川の八幡様として親しまれる「富岡八幡宮」などもあり、散策コースに組み込んでみるのも楽しそうです。