【狛江市】古墳の街としても知られる、「水」と「緑」に恵まれた住宅都市
狛江市は、世田谷区・調布市・神奈川県川崎市に隣接する市です。新宿まで20分程度と都心へのアクセスに優れた位置にありながら、多摩川や野川、農地、樹林地など自然環境に恵まれ、ベッドタウンとしても人気です。
狛江市ではその利便性や自然環境を生かしたまちづくりや文化形成が行われています。水辺環境は子どもたちの教育にも活用されており、子育ての場としても注目されます。
新宿と小田原を結ぶ小田急小田原線が市内を横断しており、「狛江」駅、「和泉多摩川」駅のほか「喜多見」駅も利用できます。「狛江」駅には各駅停車に加え準急も停車します。
「狛江」駅から「新宿」駅へは、途中で急行列車に乗り換えれば20分程度、そのまま乗り換えずに各駅停車で向かうと30分程度と、都心へのアクセスの良さは大きな魅力です。東京メトロ千代田線への直通列車もあり、都心各駅へスムーズに移動することができます。
小田急小田原線の下りに乗れば、小田原や箱根湯本、片瀬江ノ島などへもアクセスしやすく、休日レジャーの幅が広がるでしょう。
「狛江」駅からは小田急・京王のバス路線も充実しています。電車ではアクセスしにくい南北の移動をバス路線がカバーしており、調布や二子玉川などへも気軽に行くことができます。
さらに、狛江市内では2台のコミュニティバス「こまバス」が8の字を描くように循環しています。約40分に1便程度の間隔で運行しており、市内の移動手段として年齢を問わず多くの市民から親しまれています。
狛江市の南部は広範囲にわたって多摩川に面しています。多摩川沿いエリアはピクニックや散歩、ジョギング、サイクリングのコースとして人気があるほか、季節のイベントなどでも活用されています。
多摩川の美しい景観に日々触れられるのも狛江ならではの魅力でしょう。刻々と変化する多摩川の景色は見飽きることがなく、特に夕焼けの美しさは格別です。
多摩川沿いに立つ「五本松」も狛江を代表する景色の一つです。「多摩川50景」や「新東京百景」にも選ばれている名所で、時代劇などの撮影にもよく使われる趣ある場所です。
多摩川の土手には桜並木が続いており、春には花見客でにぎわいます。市内には「西河原公園」や「根川さくら通り」など桜の名所が多く、「こまえ桜まつり」も開催されます。
7月になると「狛江古代カップ多摩川いかだレース」が開催されます。これは1990(平成2)年から続いているもので、手作りいかだでスピード・デザイン・アイデアを競います。近年は地元だけでなく関東各地からの参加者も増え、いかだレース大会としては最大規模を誇ります。
1月には五本松付近をスタート&ゴールとする「狛江多摩川ロードレース大会」も開催され、多くの市民が激走を繰り広げます。また日本の正月の風物詩「どんど焼き」も多摩川河川敷で行われます。
また、「和泉多摩川」駅から徒歩約15分の河川敷には、国土交通省が中心となって進める水辺の楽校プロジェクトの多摩川流域第一号「狛江水辺の楽校」があります。湧き水や小川、池、雑木林、化石島などのある貴重な水辺空間で、自然体験教室や市民ボランティアによる環境学習が行われるなど、教育の場として活用されています。
「狛江市役所」は「狛江」駅から徒歩3分の場所にあります。隣には「狛江市立中央図書館」が併設されており、市役所に行ったついでに図書館で本の貸出・返却など、短時間でまとめて用事を済ませることも可能です。
「狛江」駅の改札を挟んで左右には、「小田急マルシェ狛江」が2エリアに分かれて広がっており、ドラッグストアやベーカリー、書店などがそろっています。また、駅の北口側に「Odakyu OX 狛江店」、南口側に「スーパー三和 狛江店」があり、ともに23時まで営業しているので帰宅が遅い時でも助かります(「Odakyu OX 狛江店」は土日祝日のみ22時までの営業)。
ほかにも「オーケー狛江店」や「オーケー狛江中和泉店」、「業務スーパー喜多見店」、「サミットストア喜多見駅前店」、「ニューヤヒロ和泉多摩川店」など多数のスーパーマーケットがあり、日常の買い物に困ることはありません。
また、農業が盛んな狛江市には、独自の手法で生産工程の各項目をしっかり確認・管理した「狛江ブランド農産物」があり、直売所「マインズショップ狛江店」などではそうした安心・安全でおいしい地場産野菜を購入することができます。
周辺には家電も扱うDIY型ホームセンター「ユニディ狛江店」や、ニトリのほかヤマダ電機や飲食店が入る「ニトリ狛江ショッピングセンター」もあるなど、身近なエリア内に生活利便施設がそろっているのは大変便利です。
狛江市は、小さな面積の中に歴史的な魅力がたくさん詰まった、見どころ豊富な街です。中でも古代豪族の墳墓である「古墳」が数多くあることで知られています。
かつては「狛江百塚」と呼ばれるほど多くの古墳が造られ、その多くは時代の変化とともに姿を消しましたが、現在でも市内で13基ほどの古墳が確認できます。
狛江市では、古墳を街と一体感のある公園として整備したり(「猪方小川塚古墳公園」・「亀塚古墳公園」)、古墳をめぐるウォークラリーを開催したりするなど、貴重な歴史資源である古墳を保護・活用する取組みを行っています。
このほか、「奈良東大寺」別当の良弁僧正が草創したといわれる「泉龍寺」や、江戸時代後期に建立された松平定信の書が刻まれた「万葉歌碑」(洪水で流出後、1924年に再建)、2棟の市指定文化財の建造物が移築復元されている「むいから民家園(狛江市立古民家園)」など、市内には歴史を感じさせるスポットが豊富です。
狛江市では、都心に近い利便性を享受しながら、多摩川の自然や歴史スポットを楽しむこともできる街です。
- 掲載日
- 2022/05/11
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。