【北摂エリア】各地で進められる再開発!新たなにぎわいが、今後も続々と誕生します
北摂とは、大阪府の北部に位置する池田市・豊中市・箕面市・吹田市・摂津市・茨木市・高槻市などの地域を指す言葉です。住みたい自治体を調べたランキング関西版でも上位に位置する市が多く、人気のエリアとなっています。
エリア一帯には1970(昭和45)年の⼤阪万博の開催に合わせて整備された街も多く、50年以上が経過した現在、各地で再開発が盛んにおこなわれ、北摂エリアは大きく変わろうとしています。
「千里中央」駅のある北大阪急行線は、Osaka Metro御堂筋線との直通運転が行われる便利な路線です。この駅からは、「新大阪」駅や「梅田」駅、「なんば」駅など大阪市内主要駅へのアクセスが抜群で、接続する大阪モノレールを使って「大阪国際空港(伊丹空港)」への移動もスムーズです。
2019(平成31)年3月に策定された「千⾥中央地区活性化基本計画」では、「千里阪急百貨店」「千里セルシー(2022(令和4)年5月閉館)」「オトカリテ千里中央(2023(令和5)年4月閉館)」「千里中央第1立体駐車場」などが位置する「東町中央ゾーン」の再整備が明記されています。
今後は、「千里阪急百貨店」と「千里セルシー」の⼀体再開発による延床⾯積 10 万平方メートルクラスの大型商業施設の新設、バスの乗降場の整備、にぎわい広場や防災空間の確保などが計画されています。
開発完了時期は未定ですが、商業施設の充実した、にぎわいの絶えない街が誕生することが期待されています。
「万博記念公園」やサッカーチーム「ガンバ大阪」のホームスタジアム「パナソニックスタジアム吹田」、複合施設の「EXPOCITY」など、大阪モノレール「万博記念公園」駅の周辺にはにぎやかな施設が数多くあります。そして、現在、これまで「ホテル阪急エキスポパーク」や「千里住宅公園」などがあった駅南側のスペースで進められているのが「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」です。
すでに工事は始まっており、2027(令和9)年秋頃には、最大収容人数1万8,000人を誇る西日本最大級のアリーナが完成する予定です。このアリーナでは国際スポーツ大会の誘致も計画されており、スポーツファンにはたまらない場所となりそうです。また、開発エリア内では2037(令和19)年までに、オフィス、ホテル、マンション、商業施設なども順次開業の予定となっています。
JR京都線「千里丘」駅の西側エリアでは、「千里丘駅西地区再開発事業」が計画されています。この計画では、駅直結の地上 36 階建てのマンションや商業施設などが建てられ、駅前広場も新設される予定です。
新たに建設される施設は、「千里の丘 森の記憶」というコンセプトのもと、屋上庭園がつくられるなど、緑や木の素材を活かしたデザインとなる見込みです。また、テナントには、スーパーマーケットをはじめ、カフェや雑貨店、ドラッグストア、スポーツジム、クリニックモールなどが入る計画です。工事は2024(令和6)年4月に着工され、2027(令和9)年3月に完了の予定となっています。
茨木市では、2019(令和元)年に策定された「茨木市中心市街地活性化基本計画」をベースにさまざまな整備が進められています。同市がめざすのは、阪急「茨木市」駅とJR「茨木」駅の周辺を「コア」、両駅の中央に立地する「茨木市役所」周辺を「パーク」と位置づけた「2コア1パーク」の実現です。
「コア」とされる駅周辺については、「阪急茨木市駅西口駅前周辺整備基本計画」で竣工から約50年が経過して老朽化した駅前ビル「ソシオ茨木」の建て替えやバスターミナルの再整備が計画されています。一方、「JR茨木駅西口駅前周辺整備事業」では同じく約50年が経過した駅前ビルの「茨木ショップタウン」やバスターミナルなどの整備が検討されています。
また、「パーク」については、「茨木市役所」に隣接する市民会館跡地や「中央公園」といったエリアの整備が進んでいます。2023(令和5)年11月には、ホールや図書館、子育て支援、市民活動センター、プラネタリウムなどが入る文化・子育て複合施設「おにクル」が完成予定です。その後も、「おにクル」の北側に位置する「IBALAB@広場」と解体予定の「福祉文化会館」の敷地が、公園として整備される計画となっています。
さらに、箕面市では北大阪急行線が延伸されて、2024(令和6)年3月に2つの新駅が開業するなど、続々と再開発が進められています。北摂の魅力はますます高まると期待されており、今後も注目のエリアとなりそうです。
- 掲載日
- 2023/09/26
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