【瀬谷】大型テーマパーク構想も動き出した、豊かな自然に抱かれた生活利便性が高い街
相鉄本線「瀬谷」駅を中心とする瀬谷エリアは、横浜市の最西部に位置します。「横浜」駅に直結という利便性に加え、ここ数年でJR線や東急線との相互乗り入れによって交通アクセスが飛躍的に向上しています。
瀬谷エリアは緑あふれる自然豊かな環境が特徴で、子育ての場としても人気があります。また「2027国際園芸博覧会」の開催、大型テーマパークの建設構想など、ホットな話題の多い注目のエリアでもあります。
「瀬谷」駅に乗り入れている相鉄本線は、「横浜」駅と「海老名」駅を結ぶ路線です。「瀬谷」駅には各駅停車のほか快速、通勤急行も停車し、「横浜」駅まで20分ほどでアクセスできます。
さらに2019(令和元)年の「相鉄・JR直通線」開業と2023(令和5)年3月の「相鉄・東急新横浜線」開業によって、「新横浜」駅や渋谷・新宿など東京都心へも乗り換えなしで行けるようになったことで利便性が大幅に向上し、生活圏が大きく広がっています。
また、瀬谷エリア周辺は環状4号線や中原街道、八王子街道、保土ヶ谷バイパス、国道246号などの幹線道路が整備されており、車での移動もスムーズです。東名高速道路「横浜町田IC」が近く、ドライブや旅行で遠出する際にも便利です。
「瀬谷」駅前には「マルエツ瀬谷店」、「イトーヨーカドー食品館瀬谷店」、「イオンスタイル横浜瀬谷」、「ハックドラッグ瀬谷駅北口店」など買い物施設が立ち並んでおり、帰宅前にさっと立ち寄れて便利です。
北口の「マルエツ瀬谷店」は品ぞろえ豊富な大型店で、深夜1時まで営業しているので帰宅が遅い日や急な買い物の際にも重宝します。「イトーヨーカドー食品館瀬谷店」は食品に特化した都市型小型食品スーパーで、イートインスペースも併設されており、駅から通路で直結しています。
「イオンスタイル横浜瀬谷」は、駅南口地区の再開発により2021(令和3)年に誕生した駅直結複合施設「ライブゲート瀬谷」の1・2階に入っています。2階には2023(令和5)年7月に冷凍食品専門店「@FROZEN(アットフローズン)」が神奈川で初出店しています。
駅から離れたところにも「ロピア瀬谷橋戸店」や「FUJI橋戸店」、「オーケー下瀬谷店」、「オリンピック瀬谷店」などショッピング施設が多数点在します。特に環状4号線沿いは近年、商業施設の出店が相次いでいるエリアであり、飲食店も寿司・焼肉・とんかつ・ステーキ・ラーメン・パスタなど多彩で、家族での外食もバラエティ豊かに楽しめます。
横浜市では減少する緑を守るために、独自に「市民の森」という制度を導入し、山林所有者の協力を得て、市民の憩いの場として利用できるように整備し一般公開しています。現在市内には、未開園4カ所を含めて計47カ所の「市民の森」があります。
「瀬谷」駅の北東にもその一つ「瀬谷市民の森」があり、隣接する「上川井市民の森」、「追分市民の森」、「矢指市民の森」と合わせて計60ヘクタール以上に及ぶ広大な森林地帯が形成されています。中でも「瀬谷市民の森」は起伏が少ないので小さな子どもでも歩きやすく、スギ・ヒノキ・クヌギ・コナラなどの木々が生い茂り、秋にはどんぐり拾いも楽しめます。
「瀬谷市民の森」付近を源とする和泉川沿いに整備された「東山ふれあい樹林」では、初夏になるとアジサイを愛でながら水辺ウォーキングを楽しむことができます。また、瀬谷中学校前交差点から八王子街道まで真っすぐ延びる「海軍道路」の沿道には桜並木が続き、花見スポットとしても人気です。
このほか、こどもログハウスのある「瀬谷中央公園」、6種類の広場のほか野球場やテニスコートが併設された「瀬谷本郷公園」、プレイパークも開催される「南台こどものもり公園」など、子どもたちが伸び伸びと遊べる個性的な公園が多数整備されています。
瀬谷エリアの北部は終戦直後から在日米軍基地として「上瀬谷通信施設」が置かれていましたが、2015(平成27)年に日本側へ全面返還されました。約242ヘクタールという首都圏でも貴重な広大な土地であり、今後の土地利用について大きな注目が集まっています。
横浜市では2020(令和2)年3月に、まちづくりの方針や土地利用の考え方をとりまとめた「旧上瀬谷通信施設土地利用基本計画」を策定しました。これによると、土地全体を「農業振興」、「観光・賑わい」、「物流」、「公園・防災」の4ゾーンに分けて整備する計画で、併せて周辺道路の整備や新たな交通システムの検討も行うとしています。
2027(令和9)年にはこの旧上瀬谷通信施設地区で「国際園芸博覧会」が開催されます。「幸せを創る明日の風景」をテーマに、多様な屋内外の展示やコンペティション、食体験事業、その他さまざまなイベントが予定されており、これを機に横浜市が目指す「郊外部の新たな活性化拠点の形成」に向けて大きく前進することでしょう。
また、4ゾーンのうち「観光・賑わい地区」では、三菱地所が東京ディズニーランド®と同規模のテーマパークの建設を構想しています。同社が提案しているのは「ジャパンコンテンツとジャパンテクノロジーを活用したワールドクラスの次世代型テーマパーク(仮称:KAMISEYA PARK)」で、「国際園芸博覧会」終了後の2028(令和10)年頃に工事着手、2031(令和13)年頃の開業を目指しています。
豊かな自然と生活利便性を兼ね備えた瀬谷エリアでは、このように街の風景と人の動きを大きく変えそうな開発プロジェクトも動いており、今最も目が離せないエリアの一つといえるでしょう。
- 掲載日
- 2023/10/25
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。