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【狛江市】都心に近いながら水と緑にあふれる住宅都市・狛江市の防災対策

 
「狛江」駅前の様子「狛江」駅前の様子

狛江市は東京都の多摩地域の東部に位置し、東は世田谷区、西と北は調布市、南は多摩川を挟んで神奈川県川崎市に隣接しています。

市の真ん中を横断するように小田急線が走っており、「狛江」駅から「新宿」駅へは約20分という好立地です。その一方で、多摩川や野川、農地、樹林地など自然環境にも恵まれており、住宅地として人気のエリアです。

面積6.39平方キロメートル、「全国で2番目に小さな市」として知られる狛江市では、その規模の小ささを生かしたまちづくりが行われています。徒歩や自転車で市内を一周することができ、商業施設や公共施設がコンパクトにまとまっていて利用しやすい、などもコンパクトシティならではの魅力となっています。

地形的にはほぼ平坦で坂がほとんどなく、全体的には北西部から南東部にかけて緩やかに傾斜しています。

防災情報や防災マップなどをまとめた「狛江市防災ガイド」
東京都狛江市・狛江市防災ガイド狛江市防災ガイド

狛江市では、市民向けに冊子「狛江市防災ガイド」を作成し、全戸配布しています。狛江市で想定される自然災害から、それらに対する備え、避難生活、生活再建まで網羅されており、防災マップや各種ハザードマップも収録されています。

それによると、地震については東京都が想定する4種類の地震のうち狛江市では「東京湾北部地震」と「多摩直下地震」による被害が特に大きいと考えられており、市のほぼ全域で震度6弱の揺れが想定されています。

また風水害については、北に野川、南に多摩川が流れているという地理的特性から、豪雨による洪水被害の発生が想定されるほか、道路冠水や下水道からの内水氾濫の可能性も想定されています。エリアごとのリスク度合いはハザードマップで確認することができます。

この「狛江市防災ガイド」のほか、狛江市では2016(平成28)年度から年3回のペースで「安心安全通信」を発行しています。災害に関する最新情報や家庭での防災対策、備蓄ノウハウ、助成制度など、今すぐ役立つ防災関連情報が満載です。

 

狛江市の防災マップやハザードマップを見てみよう
狛江市防災マップ狛江市防災マップ

狛江市防災マップ」は、震災時の「災害時集合場所」や「指定避難所」をはじめとする防災関連施設の位置を示したものです。

「災害時集合場所」とは、近隣の避難者が一時的に集合して様子を見たり、避難のために一時的に集団を形成する場所のことで、小・中学校グランドや公園などが指定されています。以前は「一時避難場所」「広域避難場所」という名称が用いられていましたが、2014(平成26)年2月に整理統合され「災害時集合場所」と名称変更されました。

「指定避難所」とは、地震などで家屋の倒壊・焼失等の被害を受けた人などを一時的に受け入れ、保護するために開設される施設のことで、小・中学校などの建物が指定されています。

狛江市の防災マップの特徴としてこのほか、災害時に一時的に避難することができる「防災協力農地(避難用農地)」や、災害時に生活用水として井戸水を提供してくれる「井戸水提供の家」も掲載されています。

防災協力農地(避難用農地)」、「井戸水提供の家」どちらも、所有者の協力により事前登録されているもので、「井戸水提供の家」の登録井戸は市が定期的に水質検査を行っています。

狛江市洪水ハザードマップ(多摩川氾濫版)狛江市洪水ハザードマップ(多摩川氾濫版)

狛江市洪水ハザードマップ(多摩川氾濫版)」は、狛江市の南を流れる「多摩川」が氾濫した場合の浸水の深さなどを示したものです。このほか、浸水状態が何時間続くかを示した「浸水継続時間マップ」もあるので併せて確認しておきましょう。

これとは別に、狛江市の北を流れる「野川」が氾濫した場合の洪水ハザードマップ(浸水深)浸水継続時間マップもあります。

狛江市内水ハザードマップ」は、大雨時に下水道などからあふれた「内水」による浸水が発生した場合の浸水深を示したものです。マップ横には「水害時の避難の流れ」がフローチャート式で解説されており、洪水・内水ハザードマップの確認結果と自宅の状況から、水害時にどのように行動すべきかの目安が分かるようになっています。

なお、これらのマップにはすべて指定避難所・緊急避難場所の位置も示されています。水害時の避難所は震災時のものとは異なりますので、どちらも確認しておきましょう。

このほか、土砂災害(特別)警戒区域の場所を示した「狛江市土砂災害ハザードマップ」もあります。狛江市では北東部の調布市との境付近で1カ所指定されています。

 

災害時に役立つ!スマートフォン向け「狛江市防災マップアプリ」
狛江市防災マップアプリ狛江市防災マップアプリ

防災関連の地図を見るには、スマートフォン向けの「狛江市防災マップアプリ」も便利です。インターネット通信環境がない状態でも、GPSを使って最寄りの災害時集合場所などを確認することができます。

「狛江市防災マップアプリ」の地図は、災害時集合場所などの位置がすぐ分かるように視覚的に見やすく工夫されており、目標地点まで誘導してくれる便利なナビ機能も付いています。また、災害発生時に役立つ知識情報をまとめた「防災ガイド」(冊子版から抜粋)も見ることができます。

 

災害時に正しい情報を素早く入手するために

被害を最小限に抑えるためには、正確でタイムリーな情報収集が重要となります。ここでは狛江市ホームページや防災行政無線以外の災害情報入手方法をご紹介します。

狛江市では、市内および周辺地域で発生した防災・防犯情報などを、あらかじめ登録されたパソコンや携帯電話のアドレスに「こまえ安心安全情報メール」として直接メール配信しています。登録は無料で、「防災情報」、「防犯情報」、「その他安全情報」から配信を希望するカテゴリーを選択できるようになっています。「防災情報」を登録すると、火災などの消防情報、気象警報、多摩川洪水情報、避難指示などの重要な防災情報が配信されるようになります。

狛江市緊急災害情報メール」はドコモの「エリアメール」、KDDIおよびソフトバンクの「緊急速報メール」を活用したサービスです。狛江市内在住・在勤・在学でなくても、配信時に狛江市内にいれば受信できるもので、事前のアドレス登録は不要です。

また、狛江市はコミュニティFM局「コマラジ」(85.7MHz)と協定を締結しており、災害が発生した際には「コマラジ」からも狛江市の避難情報や支援情報などを入手することができます。

このように狛江市では、市民および地域の災害対応力の向上、安全に暮らせる都市づくりの実現を目指して、さまざまな取り組みを推進しています。

掲載日
2024/04/23

本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。

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