【本郷三丁目】充実した教育環境と落ち着いた雰囲気の住環境に暮らす

本郷エリアは日本を代表する文教地区として、さまざまな教育施設が集っています。順天堂医院や東大医学部附属病院など、大学附属の医療施設も充実しており、質の高い医療サービスが受けられます。江戸時代には大名屋敷や武家屋敷が置かれた歴史ある街並みは、今も落ち着きと気品を放つ街です。
生活圏内には大名が暮らした名残を残す庭園や公園、古くからこのエリアを見守り続けてきた神社・仏閣などが点在しています。緑を身近に感じられる環境は暮らしに癒しを与えてくれます。
?

本郷三丁目は文京区の南東に位置するエリアです。文京区では、縄文時代の遺跡が多く発見されており、約1万8,000年前には人が暮らしていたといわれています。1884(明治17)年に区内の旧向ヶ岡弥生町から土器が出土したことから「弥生時代」の名称の由来にもなっています。
平安時代中期に成立したとされる『和名類聚抄』(わみょうるいじゅしょう)には武蔵国豊島郡の湯島郷という集落の存在が記録されており、室町時代から戦国時代に本郷と呼ばれるようになったとされています。
江戸時代には大名屋敷や武家屋敷が置かれます。本郷エリアは「中山道」や大きな寺社の門前で商業が発展しました。明治時代に入ると、武家屋敷の跡地に大学などの教育機関ができたことが現在の文京地区の始まりです。特に、本郷三丁目の北に移転した「東京大学」はその象徴といえます。「東京大学」の他にも本郷エリアには「順天堂大学」や「東洋学園」、「国立北京中医薬大学日本校」といった大学があります。

歴史的な神社やお寺があるのもこのエリアの特徴です。本郷三丁目の東にある「湯島天満宮」は今から1500年以上前、458(雄略天皇2)年に創建したと伝えられています。菅原道真を祀っていることから学問の神様としても有名です。
都営大江戸線「本郷三丁目」駅から徒歩4分、細い路地にある「五社稲荷大明神」は、かつてこのエリアにあった「伏見稲荷大明神」をはじめとする稲荷社を合祀して祀る目的で1962(昭和37)年に創建されました。
東京都水道局が管理する本郷給水所の上部に作られた「本郷給水所公苑」は都会の中でほっと一息つける、落ち着いた雰囲気の公苑です。和風庭園と洋風庭園の2つの区画に分かれていて、和風庭園には池や四阿、雑木林などがあります。洋風庭園はフランス式の幾何学的模様が特徴的です。色とりどりの花が咲き誇るバラ園は、心を癒してくれるような美しさを放ちます。もちろん、「小石川後楽園」や「小石川植物園」といった大きな施設も生活圏内にあるので、その日の気分やシーンに合わせて使い分けると良いでしょう。
?

明治以降、数々の教育機関が設けられたことから、現代にもその名を残す学者や文豪が暮らした街としても知られています。軍医の仕事をしながら数々の名作を生み出した森鴎外をはじめ、東京帝国大学で英文学講師でもあった夏目漱石、24歳という若さで亡くなるまでに「たけくらべ」「にごりえ」といった秀作を残した樋口一葉も有名です。その他にも、正岡子規、宮沢賢治、川端康成、石川啄木などがこのエリアで暮らしたとされています。
本郷三丁目から徒歩10分ほどの場所には樋口一葉が約10年間暮らしたとされる「樋口一葉旧居跡」があり、当時の様子を色濃く残しています。その他にも旧居跡の石碑やお墓が各所に点在しているので、かつての文豪たちが暮らしたエリアを散歩してみるのも楽しいでしょう。
?

「本郷三丁目」駅周辺には大型の商業施設はありませんが、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなど、生活に身近なお店がそろっています。創業400年の歴史ある和菓子店や半世紀以上もの間、本郷3丁目で商いを続ける洋菓子店など個性的なお店も点在しています。飲食店も多いので色々なお店を訪問しながらお気に入りの1軒を探してみるのもいいでしょう。
隣の東京メトロ丸の内線「後楽園」駅に行けば都内屈指の商業施設である「東京ドームシティ」があるので生活に不便を感じるようなことはなさそうです。「秋葉原」駅や「池袋」駅にも近いので、繁華街ではなく少し落ち着いた雰囲気の中で暮らしたい人にはおすすめのエリアといえます。
?

「本郷三丁目」エリアはスポーツが好きな人にもおすすめです。なんといっても本郷エリアのランドマークといっても過言ではない「東京ドーム」が徒歩圏内にあります。1988(昭和63)年に開場した日本初の屋根付き球場です。読売ジャイアンツの本拠地でシーズン中は多くの熱戦が繰り広げられます。
遊園地のようなアトラクションや、グルメが楽しめるフードコート、天然温泉が楽しめる「スパラクーア」などが揃う、一大アミューズメント施設としても有名です。「後楽園ホール」では、イベントが連日行われています。
また、本郷三丁目には「日本サッカー協会」があり、ビルの1階から地下2階は「サッカーミュージアム」となっています。ワールドカップで使用されたユニフォームなど貴重なアイテムが展示されており、サッカーファンにとっても胸躍るエリアです。
?

交通利便性の高さも魅力です。「本郷三丁目」駅には都営大江戸線と東京メトロ丸の内線が乗り入れています。都営大江戸線は反時計回りに都心・下町・山の手を環状に繋ぐ環状部の一駅で、「都庁前」駅で乗り換えれば東京都練馬区まで行くことが可能です。丸の内線は「新宿」駅や「東京」駅、「池袋」駅といったビッグターミナルに繋がっています。
「池袋」駅まではわずか9分、「新宿」駅への所要時間も17分程度なので、通勤や通学もしやすい環境です。本郷三丁目の南には「御茶ノ水」駅があり、東京メトロ丸の内線とJR総武線、中央線が乗り入れています。少し距離はありますが、エリアの東にある千代田線「湯島」駅も利用圏内です。
本郷三丁目エリアは、利便性の高いアーバンライフと落ち着いた住環境がバランスよくまとまった街です。仕事もプライベートも充実した日々が送れるでしょう。
- 掲載日
- 2024/06/24
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。