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【東京都北区】交通アクセスに優れ、荒川など4河川の水辺や緑の風景が広がる北区の防災対策

 
「赤羽」駅前の様子北区「赤羽」駅前の様子

北区は東京23区の北部に位置し、北側は荒川を隔てて埼玉県に隣接しています。「赤羽」駅、「王子」駅などJRの駅が都内最多の11駅あるなど交通アクセスが良く、地下鉄・都電も含めて区内ほぼ全域が駅から徒歩10分圏内という利便性の高さが魅力です。

区内には荒川、隅田川、新河岸川、石神井川という4つの河川が流れ、それぞれが豊かな水辺空間を形成しています。桜の名所「飛鳥山公園」をはじめ緑豊かな公園も多く、自然を身近に感じられる住環境が広がっています。

北区の地形はJR京浜東北線を境に、西側の山の手台地(武蔵野台地)と東側の下町低地(荒川低地)に大きく二分されます。台地部は海抜20m前後の高さで北部の赤羽地区から南部の滝野川地区へと続いており、石神井川などの河川によってつくられた斜面と小規模な低地があります。低地部は海抜3~5mのほぼ平坦な地形で、台地部と低地部の間には急な崖が形成されています。

防災に関する情報を集約した「北区防災ポータル」「北区防災アプリ」
北区防災ポータル北区防災ポータル

北区では防災情報専門のポータルサイト「北区防災ポータル」を公開しています。ここでは避難指示等の発令情報、避難所の開設・混雑状況のほか、防災気象情報、河川の状況、公共交通機関の運行状況、停電・断水等の状況、防災行政無線の内容など、北区の災害・防災に関する情報をまとめて確認することができます。また、防災地図やハザードマップ、防災知識など、日頃から備えておくためのお役立ち情報も満載です。

さらに2024(令和6)年夏にはスマートフォン向け「北区防災アプリ」の配信もスタートしました。「北区防災ポータル」とほぼ同様の情報を確認できるほか、警報や避難指示などがプッシュ通知で届くことにより、緊急情報をリアルタイムで迅速に入手することができます。アプリにはコミュニティ機能も搭載されており、家族や友人、同僚などの間でコミュニティを作成して情報共有するのに便利です。

 

北区の防災マップやハザードマップを確認しよう
北区防災地図(地図面)北区防災地図(地図面)

北区では、避難所等の場所や大地震が起きた時の対応方法などをまとめた「北区防災地図」を発行しています。

地図面には、大規模火災から身を守るための「避難場所」とその区域割、集団で避難する時の待ち合わせ場所となる「いっとき集合場所」、自宅で生活できなくなった人がしばらく生活するための区立小・中学校等「避難所」をはじめ、医療救護所、給水ステーション、民間協力井戸といった防災関連施設の位置が示されています。

「避難場所」としては、荒川河川敷一帯、飛鳥山公園、北区防災センター・旧古河庭園一帯など21カ所が指定されています。

情報面には、地震が発生した時の適切な行動、避難の流れ、非常袋・備蓄品リスト、災害時の家族との連絡の取り方などがまとめられています。さらに、建物倒壊・火災の危険度や災害時活動困難度を町丁目ごとに相対評価した「地域危険度」マップも掲載されています。

洪水ハザードマップ(荒川が氾濫した場合)洪水ハザードマップ(荒川が氾濫した場合)

荒川など多くの河川が流れる北区は、潤いあふれる水辺の景色が魅力である一方で、台風・大雨による水害への注意が必要です。また、西の台地部と東の低地部の間の崖線部分では大雨による土砂崩れの心配もあります。これらの災害リスクを把握して適切な備えをすることで水害からの「逃げ遅れゼロ」を目指すために、区では「北区水害ハザードマップ」を作成しています。

上の「洪水ハザードマップ(荒川)」はその中の一つで、荒川が氾濫した場合の浸水範囲およびその深さ・継続時間を示したものです。JR京浜東北線の東側において浸水が想定されること、そのうち多くの地域で2週間以上浸水が継続すると予想されていることなどが分かります。このため区では、雨や風が強くなる前にできるだけ遠くの西の高台(北区の外)へ避難することを推奨しています。

このほか「洪水ハザードマップ(隅田川・新河岸川・神田川」、「洪水ハザードマップ(石神井川)」、「高潮ハザードマップ」、「土砂災害ハザードマップ」もありますので、自宅周辺の災害リスクを全て確認しておきましょう。「土砂災害ハザードマップ」からは京浜東北線沿いエリア(西側)に土砂災害(特別)警戒区域が多数点在していることが分かります。

 

地域での取り組みやマンション防災への支援
東京都北区役所東京都北区役所

北区では「自分たちのまちは自分たちで守る」という自助・共助の考え方に基づき、自主防災組織等による防災訓練のほか、地区ごとの「避難所開設訓練」や地域防災の担い手として期待される中学生向けの「中学生防災学校」も行われています。

また、防災訓練への参加が難しい若年層やファミリー世帯のために、オンライン防災イベントも開催しています。臨場感あふれる映像体験とともに、謎解きを行い、家族や仲間と協力して防災ミッションをクリアしながら防災知識が習得できる、Zoomアプリを使った体験型防災アトラクションで、2024年度は地震対策編として7月に開催されました。

防災学習の支援として、区民主催の防災勉強会への講師の無料派遣も行っています。2024(令和6)年度からはテーマ一覧に「水害対策」および「マンション防災対策」が追加されています。

また、マンション防災対策の一環として「北区マンション防災マニュアル」を作成しています。震災時におけるマンション特有の問題や各家庭での防災対策(自助)、マンション管理組合や居住者同士で取り組む防災対策(共助)がまとめられています。

 

体験や訓練を通して防災を学べる「北区防災センター」

北区西ケ原には、1984(昭和59)年に国の「防災基地モデル建設事業」の一環として開館した「東京都北区防災センター(地震の科学館)」があります。ここでは展示ホール見学・体験・訓練を通して、防災に関する正しい知識を習得することができます。

起爆装置を使った地震体験では、関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など過去に起こった地震の揺れを実際に体験できます。煙体験では、火災が発生して煙が充満した部屋を避難する体験ができます。さらに訓練用の消火器を使用した初期消火訓練、心肺蘇生、応急救護、救出救護、簡単なロープワークなど、さまざまな防災体験メニューが用意されています。

このほか北区では「北区防災ボランティア」登録制度を設けるなど、地域住民と一体となっての取り組みにも力を入れており、いつ起こるか分からない地震・洪水などの災害に備えてさまざまな対策を実施しています。

掲載日
2025/03/31

本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。

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