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【川崎市麻生区】充実したポータルサイトと麻生区ハザードマップで、土砂災害などに備える

 
新百合ヶ丘駅小田急線「新百合ヶ丘」駅前の街並み

川崎市麻生区は恵まれた自然環境と都心へのアクセスの良さから開発が進み、1974(昭和49)年に「新百合ヶ丘」駅が開設され、小田急多摩線が開通します。以降、東京のベッドタウンとして発展し続け、2022(令和4)年に区制40周年を迎えました。横浜市営地下鉄ブルーラインの「あざみ野」駅から「新百合ヶ丘」駅への延伸計画が本格的に始動するなど、将来的にさらなるアクセス向上も期待されています。

「新百合ヶ丘」駅周辺は川崎市の北部副都心と位置づけられ、区役所や税務署などの公共施設、ショッピングセンターや映画館などの商業施設が充実しています。また、芸術・文化関連の施設が多く「あさお芸術のまちコンサート」「KAWASAKIしんゆり映画祭」などを通じた「しんゆり・芸術のまち」づくりを推進しています。

駅前開発が進む一方で、黒川・岡上・早野地区は市街化調整区域および農業振興地域に指定され、麻生区の約4分の1は農地や山林が占めています。多摩丘陵の一角に位置する同区は変化に富んだ地形で、区全体を囲む尾根線が鶴見川水系および多摩川水系の分水嶺になっています。

大規模な被害を想定した地域防災計画で、最悪の場合に備える

川崎市は、市直下の地震(M7.3)や元禄型関東地震(M8.2)による被害、慶長型地震による津波被害を想定した「川崎市地域防災計画」を策定しています。川崎市ホームページから、資料編、地区防災計画編、震災対策編をそれぞれ確認可能です。

2009(平成21)年度の地震被害想定調査結果をもとに、川崎市直下の地震による大規模な被害の減災目標と具体的施策に取り組んできた「川崎市地震防災戦略」は2021(令和3)年3月、より効果的・効率的に施策を進めるために「川崎市国土強靱化地域計画」と整理・統合しました。「かわさき強靱化計画」として、これまで以上に強さとしなやかさを備えた都市づくりを推進していきます。

麻生区のホームページでは、川崎市に準ずる被害想定「麻生区地域防災計画」を確認できます。区内には急傾斜地が多いことから、土砂災害に注意を促しています。

麻生区地域防災計画より抜粋麻生区地域防災計画より抜粋

 

ポータルサイトやアプリで必要な防災情報を迅速にキャッチ

災害時には「川崎市防災ポータルサイト」が役立つでしょう。大きく4カテゴリに分かれていて、求める情報を探しやすくなっています。

「避難情報」タブからは避難指示や避難所・帰宅困難者一時滞在施設の開設・混雑状況、「公共情報」タブからは電気・ガス・水道・通信といったライフラインの状況、鉄道やバスの運行情報などにアクセスできます。

そのほか「防災マップ」タブからは災害別のハザードマップを閲覧できます。「気象情報」タブからは、気象庁や神奈川県が発令する地震・台風・津波などの注意報や警報を確認できます。多くが区ごとに検索・閲覧できるようになっており災害時にも重宝するでしょう。

防災無線の放送内容や各種災害の緊急情報をリアルタイムに受信でき、発令中の避難情報、避難所の開設状況や混雑状況を確認できる「かわさき防災アプリ」をスマートフォンにインストールしておくと、さらに安心です。洪水、土砂災害、津波、内水、高潮などの危険区域を示したハザードマップも確認できます。そのほか、ラジオ「かわさきFM(79.1MHz)」でも地域の防災や気象情報を放送しています。

かわさき防災アプリ 画面例かわさき防災アプリ 画面例

 

麻生区版ハザードマップとwebハザードマップが心強い

川崎市は災害に備え各種マップを用意しています。「津波ハザードマップ」と「ゆれやすさマップ」は市内全域を対象としていますが、避難所や応急給水拠点等を示す「防災マップ」、想定される浸水区域や浸水の深さなどを示した「内水ハザードマップ」、河川の増水で堤防の決壊や氾濫が起きた場合の浸水の深さや浸水継続時間を示す「洪水ハザードマップ」などは、「川崎市防災ポータルサイト」から麻生区版のPDFを閲覧できます。

ここに挙げた各種マップは、麻生区役所で印刷したものを配布しています。裏面にはそれぞれ、日頃の備えや災害時・避難時に役立つ情報が満載です。丘陵地の多い麻生区では、土砂災害などに備えて、事前に麻生区土砂災害ハザードマップを用意しておくと安心でしょう。

麻生区防災マップ麻生区防災マップ

津波のときは頑丈な建物の上の階、火災の延焼から身を守る場合は広域避難所など、災害の種類や状況によって避難する場所は違います。それぞれの災害を想定し、自宅や学校、職場から近い避難場所や経路をあらかじめ確認しておきましょう。「麻生区防災マップ」は英語版、中国語、韓国・朝鮮語版、スペイン語版、ポルトガル語版、タガログ語版も用意されているので、必要とする友人・知人にぜひ教えてあげてください。

ハザードマップをwebで確認したいときは、川崎市地図情報システム内に設けられている「かわさきハザードマップ」を確認しましょう。市内の災害に関するデータが一元化され、地震・水害・土砂災害情報、避難所や帰宅困難者滞在施設などを確認可能です。住所やキーワードを入力することで調べたい場所のゆれやすさを検索できる、web版の「ゆれやすさマップ」もあります。

 

川崎市・麻生区が自助・共助を強力にサポート

災害時には自身を守る自助に加え、ともに助け合う共助の姿勢が大切です。川崎市・麻生区ともに、人々が事前にしっかり備えられるようサポートを充実させています。川崎市が用意する冊子「備える。かわさき」には、日頃の備えに役立つ基本的な情報が網羅されています。web版もありますが、災害時などインターネットがつながらない場合に備えて、手元に置いておくとより安心です。麻生区役所で配布しているので、家に常備しておきましょう。

「冊子「備える。かわさき」表紙「冊子「備える。かわさき」表紙

DVDの貸出やオンラインで防災啓発情報を伝える「川崎市ぼうさいライブラリー」、川崎市危機管理本部による動画チャンネル「川崎市ぼうさいチャンネル」などでも防災について学べます。

一人ひとりの避難行動計画「マイタイムライン」の作成についても、必要性を説く動画、ポイントをまとめた作り方指南の動画、作成のためのチェックシートや記入例など市のHPに情報が満載です。エリア別の帰宅困難者向けのマニュアル、高層ビル・マンションの防災対策についての情報なども掲載されています。

麻生区は毎年、総合防災訓練を実施しているほか、町会や自治会など133 団体の自主防災組織がそれぞれの防災活動に取り組んでいます。また、1999(平成11)年度から毎年「麻生区防災のつどい」が開催され、実技指導や講演、物品展示などを通じて区民の防災意識の向上をめざしています。

掲載日
2025/04/30

本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。

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