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不動産価格の話題

2015/10/08Vol.289不動産価格

野村不動産アーバンネット実勢調査による2015.10.1時点の首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の動向

野村不動産アーバンネットが3ヶ月ごとに実施している「住宅地価格調査」・「中古マンション価格調査」からその概要を報告いたします。
本報告は、「野村の仲介+」各店舗の営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し通常取引を想定して実勢価格を査定したものの要約です。
調査地点は限定されたエリアから抽出したものですので、本報告書の数値は都県全体の変動率を表すものではありません。

中古マンション・住宅地価格ともに、2013年7月調査から連続してプラスを維持、エリア別平均でも全エリアがプラス(四半期ごとの比較)

7-9月期の「住宅地価格」変動率は、首都圏エリア平均では0.3%(前回0.5%)

四半期比較で「値上がり」を示した地点が15.9%(前回27.8%)、「横ばい」が81.5%(前回69.5%)、「値下がり」が2.6%(前回2.6%)となり、値上がり地点が減少し、横ばい地点が増加しています。エリア別の平均変動率では3四半期連続で全エリアがプラスとなりました。

7-9月期の「中古マンション価格」変動率は、首都圏エリア平均で0.6%(前回0.8%)

四半期比較で「値上がり」を示した地点が26.1%(前回31.7%)、「横ばい」が70.0%(前回63.0%)、「値下がり」が3.9%(前回5.2%)となり、横ばい地点と値下がり地点が増加し、値上がり地点が減少しています。エリア別の平均変動率では4四半期連続で全エリアがプラスとなりました。

年間ベースの変動率は2014年1月調査から連続してプラスを維持、中古マンションは同時期以降で最大の増加率

年間ベースの「住宅地価格」変動率は、首都圏エリア平均で2.3%(前回2.4%)

1年前との比較では、「値上がり」を示した地点が58.3%(前回59.6%)、「横ばい」が34.4%(前回32.5%)、「値下がり」が7.3%(前回7.9%)となり、値上がり地点と値下がり地点が減少し、横ばい地点が増加しました。エリア別の平均変動率では、2011年4月調査以来の全エリアプラスとなりました。

年間ベースの「中古マンション価格」変動率は、首都圏エリア平均で3.2%(前回2.9%)

1年前との比較では、「値上がり」を示した地点が59.1%(前回57.4%)、「横ばい」が30.0%(前回29.6%)、「値下がり」が10.9%(前回13.0%)となり、値上がり地点と横ばい地点が増加し、値下がり地点が減少しました。エリア別の平均変動率では前回調査に引き続き全エリアがプラスとなりました。

住宅地価格と中古マンション価格変動率(野村不動産アーバンネット調査:首都圏エリア平均の単純平均値・3ヶ月毎)

企画・編集:野村不動産ソリューションズ株式会社 流通事業本部 営業企画部 企画課

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