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不動産価格の話題

2017/01/13Vol.294不動産価格

野村不動産アーバンネット実勢調査による2017.1.1時点の首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の動向

野村不動産アーバンネットが3ヶ月ごとに実施している「住宅地価格調査」・「中古マンション価格調査」から、その概要を報告いたします。
本報告は、「野村の仲介+」各店舗の営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し、通常取引を想定して実勢価格を査定したものの要約です。
調査地点は限定されたエリアから抽出したものですので、本報告書の数値は都県全体の変動率を表すものではありません。

首都圏エリア10-12月期の「住宅地価格」「中古マンション価格」ともに+0.3%

10-12月期の首都圏エリア平均「住宅地価格」変動率は0.3%(前回0.1%)

四半期比較で「値上がり」を示した地点が20.9%(前回21.5%)、「横ばい」が70.3%(前回69.6%)、「値下がり」が8.9%(前回8.9%)となり、値上がり地点が減少、横ばい地点が増加しました。エリア別の平均変動率では、東京都区部の上昇率が低下したものの、全エリアでプラスとなりました。

10-12月期の同「中古マンション価格」変動率は0.3%(前回0.1%)、値上がり地点が増加

四半期比較で「値上がり」を示した地点が16.3%(前回12.5%)、「横ばい」が70.8%(前回74.2%)、「値下がり」が12.9%(前回13.3%)となり、値上がり地点が増加し、値下がり地点と横ばい地点が減少しました。エリア別の平均変動率では、東京都区部で上昇率が低下したものの、千葉以外のエリアでプラスとなりました。

首都圏エリアの年間ベースの変動率は、2014年1月調査から連続してプラス

年間ベースの「住宅地価格」変動率は、首都圏エリア平均で1.2%(前回1.3%)

年間比較では、「値上がり」を示した地点が44.3%(前回47.5%)、「横ばい」が44.3%(前回44.3%)、「値下がり」が11.4%(前回8.2%)となり、値上がり地点が減少し、値下がり地点が増加しました。エリア別の平均変動率では、全エリアでプラスとなりました。

年間ベースの「中古マンション価格」変動率は、首都圏エリア平均で1.1%(前回1.3%)

年間比較では、「値上がり」を示した地点が37.1%(前回36.7%)、「横ばい」が47.5%(前回50.8%)、「値下がり」が15.4%(前回12.5%)となり、値上がり地点と値下がり地点が増加し、横ばい地点が減少しました。エリア別の平均変動率では、千葉以外のエリアでプラスとなりました。

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企画・編集:野村不動産ソリューションズ株式会社 流通事業本部 営業企画部 企画課

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