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【阿佐ヶ谷】都心に近い利便性と落ち着いた住環境が共存する、文豪も愛した街

 
阿佐谷パールセンター

「新宿」駅からJR中央線で約8分、「阿佐ケ谷」駅で降りると、きれいに整備されたケヤキ並木や商店街のにぎわいが目に入ります。隣接する荻窪や高円寺を含むこの阿佐ヶ谷界隈は、大正末期から昭和にかけて多くの文士たちが居を構えたエリアとしても知られています。

都心に近く、活気がありながら、住宅街として落ち着いた雰囲気が漂う阿佐ヶ谷は、一度住むと離れられない人が多いということからも、その住み心地のよさがうかがえます。

 

井伏鱒二、太宰治ら多くの文士が「阿佐ヶ谷文士村」を形成
阿佐ヶ谷文士村マップ

1922(大正11)年の「阿佐ケ谷」駅の開業、そして翌年の関東大震災をきっかけに、家を求めて多くの人々がJR中央線沿線に移り住むようになりました。その中には小説家や詩人なども多く、阿佐ヶ谷界隈には多くの文士たちが集まるようになり、後に「文士村」と呼ばれるようになりました。川端康成、横光利一、井伏鱒二、太宰治、与謝野晶子、青柳瑞穂、三好達治、小林多喜二など錚々たる顔ぶれが、「阿佐ヶ谷文士村」を形成した人物として名を連ねています。

当時この文士村では、井伏鱒二を中心に、「阿佐ケ谷」駅前にあった中華料理店で定期的に会合が開かれていました。「阿佐ヶ谷会」と呼ばれたこの会では、集まった文士たちと酒を酌み交わしながら、将棋をさしたり文学談義に花を咲かせたりと交流を深めていたようです。阿佐ヶ谷会は、1938(昭和13)年頃から1972(昭和47)年頃まで、戦争をはさんで30年以上にわたり続いたと伝えられています。

 

「新宿」駅へ直通8分。銀座や大手町エリアへもらくらくアクセス
阿佐ヶ谷駅南口

阿佐ヶ谷エリアは東京都杉並区の、中野区寄りに位置しています。エリアの中心にある「阿佐ケ谷」駅からは、JR中央線快速(平日のみ停車)とJR中央線総武線各駅停車が利用でき、中央線快速で「新宿」駅まで直通約8分、「東京」駅へも直通約21分という近さです。JR中央・総武線は東京メトロ東西線と相互直通運転を行っており、「大手町」駅や「日本橋」駅などへも乗り換えなしでアクセス可能です。

また、「阿佐ケ谷」駅の北口と南口にはバスターミナルがあり、数多くの路線バスが発着しています。渋谷や練馬区方面へのバスもあり、電車では行きにくいところもカバーしてくれています。

「阿佐ケ谷」駅から南へ徒歩7分ほどのところには東京メトロ丸ノ内線の「南阿佐ケ谷」駅があり、「新宿三丁目」駅や「赤坂見附」駅、「銀座」駅などへダイレクトにアクセスできます。また東京メトロ丸ノ内線「南阿佐ケ谷」駅前には杉並区役所や杉並警察署、杉並郵便局が集中しており、生活する上でなにかと便利です。

 

個性的な店が多い阿佐ヶ谷。高架下を活用した新しい商業施設も誕生
阿佐谷パールセンター

「阿佐ケ谷」駅周辺はさまざまな店が軒を連ねてにぎわいを形成していますが、その中でも象徴的な存在が、駅南口から伸びる長い商店街「阿佐谷パールセンター」です。約700mにわたって200を超える店舗が立ち並んでおり、屋根付きなので天候を気にせず買い物を楽しめます。

その先には、すずらんの形の街灯がかわいらしい「南阿佐谷すずらん通り商店街」が続いています。全長150mの中に新旧さまざまな店舗が出店しており、ドラマなどのロケ地としても人気のスポットです。

駅北口の「スターロード商店街」も、阿佐ヶ谷の人気を支えるスポットです。こちらは居酒屋やバー、焼き鳥屋、おでん屋などが多く立ち並ぶ、阿佐ヶ谷屈指の飲み屋街になっており、レトロ感が残る庶民的な雰囲気が魅力です。

「阿佐ケ谷」駅周辺にはスーパーマーケットも複数あります。北口駅前の24時間営業の「西友阿佐ヶ谷店」、2020年6月にオープンした「ヨークフーズ阿佐谷店」(旧イトーヨーカドー食品館阿佐谷店)をはじめ、阿佐谷パールセンター内にも23時までの営業の「ピーコックストア 阿佐谷店」などがあり、帰宅が遅い人の買い物ニーズにも応えてくれます。

JR高架下を活用した施設も充実しています。2019年にリニューアルオープンした駅直結のショッピングセンター「ビーンズ阿佐ヶ谷」には、生鮮食品から飲食・カフェ、ファッション雑貨まで、毎日を彩る専門店が揃います。

2020年4月には、かつて「アニメストリート」があった場所に「アルーク阿佐ヶ谷」がオープンしました。「アルーク阿佐ヶ谷」は、保育・幼児教育施設や親子でも気軽に過ごせるショップが集まる、子育て世代を応援する複合商業施設です。

このほか、ミニシアターや小劇場、書店や古本屋などが数多く点在しているのも、文化の香り高い阿佐ヶ谷の特徴といえます。

 

街をあげてのイベントが「元気な街・阿佐ヶ谷」を象徴
賑わいをみせる阿佐谷七夕まつり

お祭りなどのイベントからも、阿佐ヶ谷の街と人がもつパワーを感じられます。その一つ、阿佐谷商店街組合の主催で8月に行われる「阿佐谷七夕まつり」は約70年という長い歴史を誇るもので、5日間にわたって街全体が七夕装飾で彩られます。メイン会場である阿佐谷パールセンターのアーケードから吊り下げられる巨大な「はりぼて」にはその年ごとの流行やアイデアが盛り込まれており、名物になっています。

また、ジャズ喫茶やバーが多い阿佐ヶ谷ならではのイベントが、10月の「阿佐谷ジャズストリート」です。「阿佐谷のまちをジャズで明るく楽しいまちに」を合言葉に1995(平成7)年に始まったもので、2日間にわたって街がジャズの音色であふれます。準備から当日の運営まですべてを地域の人々がボランティアで行っているという点でも注目を集めています。

 

中杉通りのケヤキ並木をはじめ、豊かな自然が身近
中杉通りのケヤキ並木

「阿佐ケ谷」駅をはさんで南北に伸びる中杉通りのケヤキ並木は、阿佐ヶ谷のシンボル的存在となっています。戦後に地元の人々によってケヤキの苗木が植栽されたのが始まりで、現在ではおよそ1.5kmにわたって美しい並木道を形成しており、初夏には緑のアーチ、秋には紅葉と、四季折々の美しい風景を創り出します。

「阿佐ケ谷」駅から北へ徒歩10数分の場所には、住宅街に溶け込むように「Aさんの庭」と名付けられた小さな公園があります。宮崎駿監督のデザインをもとに整備された公園で、種類豊富な樹木や花々が大切に手入れされており、今にもトトロが現れそうな園内を自由に散策することができます。

東京メトロ丸ノ内線「南阿佐ケ谷」駅を南下したところには善福寺川が流れており、川に沿う形で広々とした「善福寺川緑地」が整備されています。桜の名所として知られるほか、散策やジョギングのコースとしてもおすすめです。緑地の広場や遊具のある広場も配置され、子どもたちにも人気です。

こうして四季の移ろいを感じながら日々生活できることもまた、阿佐ヶ谷が多くの人を惹きつける理由なのでしょう。

掲載日
2021/04/30

本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。

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