Q.退職後すぐ引越しされましたが、小浜と茅ヶ崎の距離の中、どうやって物件を探されたのですか

　夫「妻がインターネットで探してくれました。任せたというのが正直なところです。僕は会社人間で家のことはすべて妻任せ。妻がネット上で物件を絞り込んだ後、休みを利用して一緒に現地に足を運びました。ちょうど退職の半年前でした」

　妻「その時3件見学をしました。後にも先にも、見学はその時だけ。このマンションは中古物件ですが、内装はリフォームで自分たちの好みを反映できますし、ベランダから見える風景や間取り、規模など理想に近いものでした。ただ、予算面で折り合いがつかなかったんです。ふだんは何もいわない夫ですが、お金のことは相場などを調べ、だいたいの予算を決めていて、そこからオーバーしていたので夫の了解がとれませんでした。迷いましたが、その時は夫の意見に従い、小浜に戻ってもう一度探しなおすことにしました。でもなかなかいい物件と出会わなくて、その一目ぼれした物件はどうなってるかなと再度ネット検索したら、週末に内覧会を行っていたんです。売れてないんだったらやっぱり欲しいなと思って、すぐ営業の方に電話をいれました。福井に戻って1週間後です。それから夫と顔をあわすたびに、あの物件がいいと説得し続けました」

　夫「今購入しないと売れてしまう、という妻の気持ちを受け止めて価格交渉を再開しました。もちろん妻の思いを実現してやりたいということを一番に考えながらですよ。実は僕も広いベランダを見た瞬間に気に入ってたんです。趣味の燻製作りができるな、と。最初予算面では反対をしましたが、家は女性の夢を実現できる場所だという自分の信念があって、そこまで妻が気に入っているのなら妻の夢をかなえてやりたいと思って交渉をがんばりました」

Q.リフォームはどうやってされたんですか

　妻「当時はまだ小浜に住んでいて距離があったので打合せは数回のみ。リフォーム会社の担当者にオープンなスペースでゆったり暮らしたいこと、リビングと和室の連動性を高めたいこと、夫の趣味の部屋はオーディオルームのようにしたいこと、キッチンは使いやすくしたいなどの希望を最初に伝えて、あとは確認するだけでしたが、私たちの意向をくんでくれて、細部に至るまでいい感じに仕上げていただきました。イメージ以上と言っても言いすぎにならないくらいに。ご担当の方との呼吸が合ったんでしょうね」