住みかえをした理由は何ですか。（いくつでも）

住みかえをした理由の1位は「もっと広い家に住みたかったから（21.0％）」。
夫婦二人暮らしの方の住みかえ理由の3位でもあり、子どもが独立し、二人暮らしになっても広い家に住みたい、というニーズは意外ですが、老後は短くない期間ですから、ゆったりとした空間で過ごしたい、孫が遊びに来るためのスペースを確保したいなどの理由があるのかもしれません。

住みかえをしたのはいつですか。

60代に住みかえをした方の割合が83.3％となっています。一方、75歳を超えて住みかえをされた方は3.3％で、住みかえは体力、気力のあるうちに、と考え実行されるケースが多そうです。

前の住宅には何年くらい住んでいましたか。

前の住宅に20年以上住んでいた方が4割以上。家の老朽化などにより、新たな住まいを求める方も多いようです。

住みかえを検討し始めてから（物件を探し始めてから）、現在のお住まいを購入するまでにかかった期間はどのくらいですか。

7割の方が、物件を探し始めてから1年以内に購入しています。
老後はどのように暮らそうか、ということは40代、50代の頃から漠然と考えていても、いざ物件探しが始まれば、1年以内には住みたいと思える物件が見つかるものなのかもしれません。

住みかえで、居住地は変わりましたか。

同一都道府県内で住みかえた方は約8割、同一市区町村内で住みかえた方は約5割と、住み慣れた地域で住まいを探す方が多いようです。

住みかえで種別と広さはどう変わりましたか。

マンションからマンション、一戸建てから一戸建てと、同じ種別で住みかえをした方が6割以上となっており、住み慣れた生活スタイルを維持したいと考えているようです。

部屋数は、マンションに住みかえた方は、「同じ（39.8％）」が最も多く、次に「減った（34.4％）」という結果に、一戸建てに住みかえた方は、「増えた（54.7％）」が最も多い結果となりました。

部屋数の変化

住みかえるにあたって、不安に感じたことはありますか。（いくつでも）

不安に感じたことは「特にない」という回答が最も多く44.0％でした。
あまり不安を感じず、前向きに住みかえをされているということが伝わってくる結果となりました。
「ご近所付き合い（22.7％）」「生活環境の変化（16.7％）」のように環境の変化による不安や、前の住宅に20年以上住んでいればそれだけ荷物も多くなるため、「荷物の整理・処分（18.3％）」という不安もあるようです。

＜前の住宅を「売却した」と回答した方（46.7％）に対して＞
現在のお住まいに住みかえる前の住宅を売却した際、ローンの残債はありましたか。

ローンの残債はなかったという方は7割以上という結果となりました。

住みかえに満足していますか。

住みかえに満足していると回答した方は87.3％でした。
多くの方が、希望する条件で住みかえをされ、新たな住まいでの生活を満喫されているようです。一方、満足していないと回答した方は、時間が経つと60歳を過ぎてからも生活スタイルに変化が訪れたり、周辺環境が変化したりと、不満な点がでてくるようです。新たな住まいを探すには、どのような生活をしたいか、ということを考え、住まいへの希望と無理のない予算計画を立てることが大切です。