オフィスマーケットレポート(2024年10月)
【名古屋市】

支店長の視点

2026年7月末竣工予定の大規模ビル「(仮)明治安田名古屋駅前ビル」ではリーシング活動が開始されており、テナントの引き合いを集めている。名古屋駅と地下で直結する好立地であり、屋上テラスや貸会議室、ラウンジといったアメニティも充実している。加えて、2026年は栄エリアに供給が集中するなか、名駅エリアで竣工する唯一の大規模ビルであることから注目度は高い。
※2024年9月末現在および各年12月31日時点


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 1994年1月1日

Ⅰ.空室率

6ヵ月ぶりで小幅な上昇。需要は幅広い業種で活発

空室率は前月比プラス0.08ポイントの4.30%となり、6ヵ月ぶりで小幅に上昇した。新築ビルに移転したテナントによる複数の二次空室が現空となった一方、拡張やビルグレード改善目的の移転により空室消化が進んでいる。潜在空室率は前月比マイナス0.18ポイントの5.70%となり、7ヵ月連続の低下となった。
オフィス需要は幅広い業種で活発であり、大口の面積帯や高価格帯のビルでもテナントの引き合いが増えている。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

前月から小幅に上昇。12,000円/坪台半ばでの小幅な動き

募集賃料は前月比プラス71円/坪の12,529円/坪となった。前月から小幅に上昇したものの、12,000円/坪台半ばでの小幅な動きが継続している。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(名古屋支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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