2009年からの住宅ローン減税はどうなる?
2009年01月06日
与党による税制改正大綱が発表され、一番の目玉として住宅ローン減税の大幅拡充が組み込まれました。
2008年入居まで、という触れ込みで続いてきた住宅ローン減税。景気が順調に回復すれば、延長はなかったと思われますが、急激な景気悪化も受けて、2009年入居分からは拡充して継続される予定です。
2008年入居まで、という触れ込みで続いてきた住宅ローン減税。景気が順調に回復すれば、延長はなかったと思われますが、急激な景気悪化も受けて、2009年入居分からは拡充して継続される予定です。
注) 下記は、2008年12月に発表された与党の税制改正大綱より作成しています。正式には、2009年春頃、国会通過後に決定となります。
2008年の住宅ローン減税
2008年に入居した人が受けられる住宅ローン減税は、次のような内容となっていました。
入居年 | 対象となる年末残高の限度額 | 控除率 | 最高控除額 (累計) |
---|---|---|---|
2008年 | 2,000万円 | (10年間控除の場合) 1~6年目 1.0% 7~10年目 0.5% |
160万円 |
(15年間控除の場合) 1~10年目 0.6% 11~15年目 0.4% |
160万円 |
対象となるのは2,000万円が限度、かつ、控除率も7年目からは0.5%となるため、最高でも控除額の累計は160万円というものでした。なお、2007年、2008年入居の場合には、住民税からの控除はできないため、所得税が少なく、控除しきれない場合には、控除期間15年を選択することも可能です。この場合の控除率は異なりますが、最高控除額は同じく160万円となります。
2009年からの住宅ローン減税の内容は?
一般住宅の場合
2009年から2013年の間に入居した住宅にかかる住宅ローンについて、10年間、年末の住宅ローン残高の1.0%が所得税から控除されます。対象となる年末住宅ローン残高が、入居年によって異なります。
入居年 | 対象となる年末残高の限度額 | 控除率 | 最高控除額 (累計) |
---|---|---|---|
2009~2010年 | 5,000万円 | 1.0% | 500万円 |
2011年 | 4,000万円 | 1.0% | 400万円 |
2012年 | 3,000万円 | 1.0% | 300万円 |
2013年 | 2,000万円 | 1.0% | 200万円 |
長期優良住宅の場合
耐震性、省エネ性能が高く、耐久性にすぐれ、一般の住宅よりも寿命が長い長期優良住宅(長期優良住宅の普及の促進に関する法律で規定されている)の場合には、10年間で最高600万円の控除が受けられます。控除率は、居住年によって下記のとおり異なります。
入居年 | 対象となる年末残高の限度額 | 控除率 | 最高控除額 (累計) |
---|---|---|---|
2009~2011年 | 5,000万円 | 1.2% | 600万円 |
2012年 | 4,000万円 | 1.0% | 400万円 |
2013年 | 3,000万円 | 1.0% | 300万円 |
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