【中野】サブカルチャーの街から働く街、アカデミックな街へ。再開発で個性が広がった「中野」駅周辺
個性的な文化が注目を集めるJR中央線の街の中でも、特に「中野」駅周辺では際立った個性が輝いています。
近年、この街では「警察大学校」跡地を中心に再開発が行われ、新しい施設が続々と誕生しました。キリンホールディングスの本社などオフィスの移転も相次ぎ、昼間人口が大幅に増加しています。今後も「中野サンプラザ」の再整備など大規模開発の計画があり、ますます魅力ある街へと進化することが期待されています。
「中野」駅周辺は、コンサートなども数多く開かれる「中野サンプラザ」やサブカルチャー関連のショップが集まる「中野ブロードウェイ」があり、独特の文化を持つ街として全国的に知られています。また、「中野」駅周辺ではマンガやアニメーションなど中野ならではの文化に関連したイベントも数多く開催され、多くの人々の人気を集めてきました。
さらに近年は、駅北口が再開発によって「中野四季の都市(まち)」に大きく生まれ変わりました。「キリンホールディングス本社」をはじめとするオフィスビルの移転に加え、「明治大学中野キャンパス」「帝京平成大学中野キャンパス」「早稲田大学中野国際コミュニティプラザ」も相次いで開設され、アカデミックな雰囲気も漂う多機能な街へと成長しています。
「中野」駅周辺には「中野サンモール商店街」に加え、「中野北口一番街商店会」や「中野北口三番街商店会」、「中野ふれあいロード商店会」、「中野南口駅前商店街」など北口と南口あわせて約20の商店街が広がり、古くから暮らしを支える存在として、地域の人々に愛されてきました。
今も人情味あふれる接客が評判の老舗の店も多く、夕方ともなれば、各商店街は多くの買い物客でにぎわっています。
「中野」駅は交通アクセスの良さも魅力のひとつで、JR中央線快速とJR中央線総武線各駅停車、東京メトロ東西線の3路線が利用可能です。JR中央線快速なら「新宿」駅まで約4分、「東京」駅には約18分で移動できます。
東京メトロ東西線は、東京メトロ副都心線以外の東京都内の地下鉄路線すべてと乗り換えできる便利な路線で、「大手町」駅や「日本橋」駅など都心部へのアクセスもスムーズです。
「中野」駅周辺には暮らしに便利なショッピング施設も充実しています。北口には「ライフ 中野駅前店」、「ヨークフーズ with ザ・ガーデン自由が丘中野店」、「西友 中野店」、南口には「ピーコックストア 中野マルイ店」といったスーパーマーケットが多数あり、日常の買い物で遠くまで出かける必要はありません。南口には「中野マルイ」もあり、休日の買い物も気軽に楽しめます。
現在、「中野」駅では、2026(令和8)年度の開業を目標に、新しい橋上駅舎や駅西側の南北通路の建設計画が進められています。これらと一体的に、駅ビルを整備する計画もあり、実現すれば「中野」駅周辺の利便性の飛躍的な向上が見込めそうです。
「中野」駅の南北を貫く中野通りには桜並木があるなど、駅周辺は緑豊かで、駅から少し離れると閑静な環境にも恵まれています。
北口の再開発では「四季の森公園」も整備され、駅周辺の緑はさらに多くなりました。この「四季の森公園」は防災公園としての機能も有するほか、「中野にぎわいフェスタ」「中野セントラルビアパーク」「中野ランニングフェスタ」など多彩な屋外イベントも開催されており、地域の人々や駅周辺で働く人々の憩いの場として親しまれています。
また、駅周辺には「中野区役所」や「中野区立中央図書館」など公共施設が充実していることも大きな魅力です。特に「中野区立中央図書館」は、50万冊以上の蔵書を誇る大規模図書館です。さらに、北口には「東京警察病院」もあり、暮らしの安心感を高めてくれています。
現在「中野サンプラザ」、「中野区役所」、「中野税務署」などがある北口エリアでは、中野区と、野村不動産が代表事業者の施行予定者グループとで、大規模な複合施設を建設する計画を進めています。
およそ50年にわたって人々に愛されてきた「中野サンプラザ」が、そのDNAを継承しつつ、現在の3倍以上となる最大7,000人収容の大ホールおよびホテルなどを有する「NAKANOサンプラザ」に生まれ変わるほか、オフィス・レジデンス・商業施設が入る中野の新たなランドマーク「シンボルタワー」の建設、中野の文化の集積・発信の場にもなる「スカイデッキ」の整備なども予定されています。
2028(令和10)年度の竣工を目指しており、新たなにぎわい拠点の誕生によって、「中野」駅周辺はさらに活性化していくことが期待できるでしょう。
- 掲載日
- 2021/03/31
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