【池袋】池袋東口エリアには新たな文化施設や商業施設が続々誕生。住みたい街として人気急上昇中!
日本有数のビッグターミナル「池袋」駅の周辺では、旧「豊島区役所」跡地や「造幣局東京支局」跡地の再開発により、ここ数年で新たな文化施設や商業施設、オフィスビルなどが次々と誕生しました。現在も複数の再開発プロジェクトが進められており、「池袋」駅周辺の街の姿はさらに大きく変わろうとしています。
「豊島区役所」は2015(平成27)年に現在の南池袋二丁目に移転しましたが、旧「豊島区役所」の跡地(東池袋一丁目)では隣接する「豊島公会堂」跡地と併せて、再開発が進められました。「池袋」駅から徒歩4分 、明治通り沿いという好立地を誇るこの再開発エリアは「Hareza(ハレザ)池袋」と名付けられ、地上33階地下2階の「ハレザタワー」(2020年完成)、「東京建物 Brillia HALL」、「としま区民センター」(ともに2019年完成)の3つの建物が誕生しました。
再開発のコンセプトを「誰もが主役になれる劇場都市」とし、8つの劇場を配置したことも特徴です。10スクリーン約1,700席のシネマコンプレックス、 1,300席の公立劇場、ライブ劇場、多目的ホール、小ホール、外からも見える階段状のイベントスペースなど多彩な劇場を持ち、国際的な文化にぎわい拠点となりました。
東池袋一丁目の「スポルト池袋」跡地でも再開発事業が行われ、2019(令和元)年7月に都市型商業施設「キュープラザ池袋」が開業しました(2022(令和4)年5月に「グランドスケープ池袋」に改称)。地下1~3階が飲食・物販・アミューズメント複合店舗、4~12階が大型シネマコンプレックス、13階がイタリアンバル、14階がバッティングセンターになっています。
「サンシャインシティ」の南東側にあった「造幣局東京支局」が2016(平成28)年にさいたま新都心に移転したことから、その跡地の再開発も行われました。そこに2020(令和2)年12月に完成したのが、「としまみどりの防災公園(愛称:イケ・サンパーク)」です。
イケ・サンパークは本格的な防災設備を備えた、豊島区内最大面積の公園です。広々とした原っぱ広場や遊具、カフェ、コミュニティガーデン、小型店舗などが配置され、平常時は憩い・にぎわいスペースとして活用されていますが、災害時には原っぱ広場がヘリポートになるのをはじめ一時避難場所や救援物資集積拠点として機能します。
造幣局跡地の「サンシャインシティ」側には、2023(令和5)年9月に「東京国際大学 池袋国際キャンパス」が開校予定です。このキャンパスでは、現在「東京国際大学 川越キャンパス」で学んでいる約7,000人の学生のうち約半数が学ぶことになっています。
現在、豊島区役所の東側エリアでは「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」が進行中です。豊島区最大級となる総戸数1,498戸の超高層ツインタワーマンションが建設される予定で、低層部には商業施設やオフィス、専修学校、子育て支援施設、公共公益施設(池袋保健所)などの入居も計画されています。地上52階・地下2階の北棟は2022(令和4)年秋に着工しており、2026(令和8)年3月竣工予定です。
「ハレザ池袋」の北側のエリアでも再開発事業が具体的に動き出しています(東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業)。地上33階・地下3階の高層ビルが建設される予定で、オフィスのほかイベントホールや文化体験施設も配される予定です。2027(令和9)年度の竣工を目指しており、「池袋」駅から池袋駅前公園を経て再開発エリアまでを再整備して約500mの緑豊かな「みどりのプロムナード」を創出するなど、周辺の整備も並行して行われる予定です。
このほか、2021(令和3)年8月に閉店した西口の「池袋マルイ」跡地でも、オフィスや商業施設で構成される地上28階・地下4階の超高層ビル建設が計画されているなど、「池袋」駅周辺ではさまざまな再開発事業が進行しています。
「池袋」駅東口の顔となっている西武池袋線「池袋」駅の南側エリアでは、西武鉄道の旧本社ビルの建て替えが行われ、2019(平成31)年4月に「ダイヤゲート池袋」として開業しました。新しいビルは西武池袋線の線路上空も活用した、日本初の線路をまたぐ超高層オフィスビルであり、低層階には店舗も入っています。
また西武「池袋」駅では、2016(平成28)年に大がかりなリニューアル工事が完了しました。エントランスや構内のデザイン変更、光の演出や地元素材の活用、新たな待ち合わせスポットや授乳室の設置、ホームドア設置などのほか、店舗の全面リニューアルも行われ、誰もが快適に楽しめる駅に進化しました。
そしてさらに、2023(令和5)年夏に「豊島園」駅前に開業予定の「スタジオツアー東京 –メイキング・オブ ハリー・ポッター」に向け、その玄関口となる西武「池袋」駅と「豊島園」駅がリニューアルされます。「池袋」駅については、豊島園行きが主に発着する1・2番ホームが英国・ロンドンの「キングスクロス駅」をイメージしたデザインへ改修されることになっており、完成は2023(令和5)年春の予定です。
文化施設やショッピング施設の新設、歩行者通路の整備など都市インフラ整備が積極的に展開されている池袋エリアは、都内を代表するショッピングタウンとして、文化の街として、さらににぎやかになりそうです。
- 掲載日
- 2023/01/26
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。