【上野】文化・芸術・メディアの中心地から、より便利に楽しく進化する上野・秋葉原エリア
東京の北の玄関口として栄え、文化・芸術・メディアの中心地である上野・秋葉原エリアでは、2017(平成29)年に松坂屋 上野店南館の建て替えでできた「上野フロンティアタワー」など、新しいショッピング施設も誕生しています。現在も周辺ではいくつかの再開発計画が進行中です。これらの開発により、さらに魅力ある街へと進化を遂げようとしています。
上野エリアでは近年さまざまな開発計画が行われてきました。「松坂屋 上野店」南館の立て替えや台東区東上野二丁目の「上野イーストタワー」のほか、「不忍池」の西側、台東区池之端1丁目の不忍通り沿いにあった旧「東天紅上野本店」跡地には、2019(令和元)年6月に「ブリリアタワー 上野池之端」が誕生するなど、オフィスやマンションの建設が相次ぎました。
また、「上野」駅公園口が2020(令和2)年4月にリニューアルオープンしました。このリニューアル工事では、「上野恩賜公園」方面へのスムーズな導線を確保するため、改札口を北側に移設し、改札口前に広場やロータリーを整備、一方通行になっている「上野」駅と「上野恩賜公園」の間を抜ける道路の相互通行化などが行われました。
さらに、新しい公園口駅舎には、展望テラスが設けられ、エキュート上野内にもコンビニエンスストアやカフェなどもオープンしています。
「上野」駅の東、東京メトロ銀座線「稲荷町」駅付近まで広がる東上野四丁目・五丁目でも、新たなまちづくりの計画が進められています。
この地区は、駅や主要道路に隣接する利便性の高い地域で、台東区役所や警察署、消防署など公共施設が多く集まっているエリアでもあります。
台東区は、2016(平成28)年に策定されたまちづくりガイドラインをもとに、地区計画をを策定し、都市計画決定されました。
対象地域は、四丁目と五丁目の約6.9ヘクタールで、旧下谷小学校跡地の活用や、区画道路の拡幅が計画されており、新しいにぎわいづくりや防災機能の整備も行われます。
秋葉原エリアでの再開発で注目されているのが、「秋葉原」駅の西、千代田区外神田一丁目で進められている「外神田一丁目1・2・3番地区第一種市街地再開発事業」です。
対象区域は、約1.7ヘクタールで、神田川沿いにはホテル・住宅棟、既存施設を改築する万世会館棟、国道17号を挟んだ敷地北側にオフィス・商業棟として大型施設を建設する予定です。国道上空にはデッキを整備し、南北の2棟が接続される計画です。
また、神田川沿いには親水広場や船着場などを整備することも検討されており、他地域とのネットワークを形成する新たな船運拠点としても位置付けられています。
これらの開発が完了すれば、上野・秋葉原エリアの魅力が増し、さらに活気あふれる街になりそうです。
- 掲載日
- 2021/02/01
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。