【町田・相模原】東京と神奈川がミックスする!利便性の高い双子都市
小田急線や京王相模原線などで東京都心とダイレクトに結ばれた町田市と相模原市は、それぞれ東京都と神奈川県に分かれていますが、過去には合併話があったほど一体化したエリアとなっています。
そのため共通項も多く、ショッピングスポットが充実している点、緑豊かな点、農業が盛んな点などが似ています。
特に「町田」駅周辺は「小田急百貨店町田店」をはじめ数多くのショッピングスポットが集まる一大繁華街であり、神奈川県内からも多くの人々が集まっています。
駅周辺や幹線通り沿いにさまざまなシーンに対応できるショッピングスポットが充実しているのが、町田・相模原エリアの大きな特徴となっています。特にクロスターミナルである「町田」駅・「橋本」駅・「相模大野」駅周辺には、大型商業施設をはじめとしてさまざまな店舗が集中しています。
小田急電鉄の小田原線と江ノ島線が交わる「相模大野」駅前は1970年代より商業地としての開発が進んだエリアで、「相模大野ステーションスクエア」、「ボーノ相模大野」、「相模大野ジョイモアーズ」など大型施設が多く買い物環境に恵まれています。
また、JR横浜線と京王相模原線の乗換駅である「橋本」駅周辺にも「イオン橋本店」、「ミウィ橋本」、「アリオ橋本」、「SING橋本」などのショッピング施設が立ち並んでいます。
両市を南北に走る国道16号線沿いは、大型店を中心に国内有数のロードサイドショップ集中地帯として知られています。また南町田には再開発によって「南町田グランベリーパーク」が開業し、「多摩境」駅前では京王電鉄による新たな複合施設の計画が進んでいるなど、全域で利便性が向上しています。
小田急線とJR横浜線が交わる「町田」駅は、小田急電鉄の駅としては「新宿」駅に次いで第2位の乗降人員を誇る駅であり、毎日多くの人々に利用されています。
「町田」駅の周辺にはにぎやかな繁華街が形成されており、その規模は首都圏でも有数のものとなっています。その代表的なスポットである「小田急百貨店町田店」は多摩地区で最大級の売上げを誇る百貨店で、2019(平成31)年には大規模リニューアルで「複合型百貨店」へと生まれ変わり一層パワーアップしています。
そのほか「ルミネ町田」や丸井系のファッションビル「町田モディ」、東急ハンズが入る「町田東急ツインズ」、「町田センタービル」などの複合施設が集まっています。「ヨドバシカメラ」や「ブックオフ」などの専門店も大型なもので、さらには昔ながらの商店街も発達しており、あらゆるニーズに応える充実した買い物環境が整っています。
2010(平成22)年4月1日に相模原市は政令指定都市へ移行しました。神奈川県では、横浜市、川崎市についで3番目となります。
「橋本」駅を中心とした緑区、「相模原」駅を中心とした中央区、「相模大野」駅を中心とした南区の3つの「区」から構成され、それぞれに生活支援課や高齢・障害者相談課、子育て支援センター、保健センターなどが設置されています。
政令指定都市は、市民生活やまちづくりに関する権限を県から市に移譲されるため、高度で専門的な行政サービスが可能となり、市民福祉のさらなる向上が期待されます。
また、今後建設予定である「リニア中央新幹線」の新駅が「橋本」駅南口付近に設置される計画が進んでいます。東京~名古屋間の開業目標は2027(令和9)年、さらにその後は大阪まで延伸される予定で、実現すれば名古屋・大阪方面へのアクセスが飛躍的に向上するとともに、神奈川県北西部の中枢としての機能もさらに高まるでしょう。
そのほか小田急多摩線のJR「相模原」駅、「上溝」駅への延伸も構想されているなど、さらなる利便性の向上が期待されます。
戦後の東京の郊外化により住宅地として変貌した町田・相模原エリアですが、それ以前は緑豊かな農村地帯が広がっていました。現在も一部には農家が多く残っており、最近では食の安全や「地産地消」という言葉が注目されるとともに、地元の野菜に注目が集まっています。
例えば相模原市で採れるヤマトイモなどの野菜は「さがみはらのめぐみ」と名づけられ、ブランド化が進められています。
両エリアには数多くの農産物直売所があり、安心で新鮮な野菜が手に入りやすい環境になっています。「町田」駅前の「ぽっぽ町田」で行われる野菜直売会や、「橋本」駅から程近い場所にある「相模原市農協旭直売所」など、駅近くの便利な場所で新鮮な野菜を購入できるのもうれしいところです。
多摩丘陵の上に立地する町田市、旧津久井町や旧相模湖町などに豊かな自然を有する相模原市は、緑の豊かなエリアとなっています。
町田市の代表的なスポットとしては、桜の並木道が1.5kmほど続く「尾根緑道」や、新東京百景に選ばれた紅葉の名所「薬師池公園」、白洲次郎の茅葺屋根の旧宅「武相荘」、多摩丘陵の緑を生かした「野津田公園」などが挙げられます。
また、旧相模原市域には約26へクタールに及ぶ巨大な「県立相模原公園」や「相模原麻溝公園」、「道保川公園」などの都市公園が整備されています。
平成の大合併によって相模原市となった旧津久井町・相模湖町エリアには、神奈川を代表する自然豊かなスポットである「津久井湖」「相模湖」などもあり、ドライブやキャンプに気軽に行けるのもうれしいところです。
充実した生活環境に加えて、一年を通じていつでもこうした自然に触れられるのも、町田・相模原エリアに共通する魅力といえるでしょう。
- 掲載日
- 2023/02/21
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。