【たまプラーザ・あざみ野】人気の田園都市線を代表する、美しい街並みが魅力の高級住宅地
東急田園都市線沿線に広がる、民間開発としては日本最大級のニュータウン「多摩田園都市」の中でも、横浜市青葉区にあるたまプラーザ・あざみ野エリアは特に人気のエリアです。
美しい街並みはもちろんのこと、ショッピング施設をはじめとして「住」以外にも都市機能が充実している点も大きな魅力です。ここに住む奥様を指す「たまプランヌ」「アザミネーゼ」という言葉にも象徴されるように、おしゃれなマダム文化をリードしてきたイメージがありますが、若い子育て世代からの人気も非常に高いエリアです。
「たまプラーザ」駅と「あざみ野」駅はともに東急田園都市線の急行停車駅です。「たまプラーザ」の「たま」は多摩田園都市、「プラーザ」はスペイン語で広場という意味で、「たまプラーザ」という駅名はここを多摩田園都市の中心にして街づくりをしていきたいという願いを込めて名付けられたそうです。
東急田園都市線は渋谷に直結しており、「たまプラーザ」駅から最短20分程度で渋谷に行けるほか、東京メトロ半蔵門線に乗り入れているので「表参道」駅や「大手町」駅などへもダイレクトアクセス可能です。
また、「あざみ野」駅からは横浜市営地下鉄ブルーラインも利用することができ、「新横浜」駅や「横浜」駅へも短時間でアクセスできます。このブルーラインについては2030(令和12)年開業を目標に、「あざみ野」駅から小田急「新百合ヶ丘」駅まで延伸する計画が進んでおり、今後さらなる交通利便性のアップや沿線の活性化が期待されます。
バス路線が充実しているのもこの街の特徴です。特に「たまプラーザ」駅のバスターミナルからは、成田空港、羽田空港、東京ディズニーリゾート、御殿場プレミアムアウトレット・富士急ハイランド・河口湖、三井アウトレットパーク木更津、さらに軽井沢・草津温泉方面へのバスも出ています。
「たまプラーザ」駅前に2010(平成22)年に誕生した「たまプラーザテラス」は、駅上を含む「ゲートプラザ」、駅南口の「サウスプラザ」、東急百貨店が入る「ノースプラザ」、公共施設やクリニックなどが入る「リンクプラザ」で構成される巨大ショッピングモールです。ファッション、インテリア・雑貨、レストラン、カフェなど魅力的なショップが集まっており、ショッピングやグルメの楽しみにあふれています。
あざみ野地区では、洗練された空気感が漂うショッピングモール「三規庭」が人気を集めるほか、郊外型商業施設「あざみ野ガーデンズ」も、多くの人でにぎわいます。
「あざみ野ガーデンズ」の広大な敷地内にはゴルフレンジ、テニス・フットサルコートといったスポーツ施設に加え、こだわり食材がそろうファーマーズマーケット、精肉店や鮮魚店、家電ホームセンター「ユニディ」など合計18のショップ&レストランが並びます。青空の下で気持ち良くショッピングや食事、スポーツを楽しめることから、近隣だけでなく少し離れた地域からも多くの利用客が訪れます。
「多摩田園都市」の計画には、イギリスの郊外都市計画「田園都市構想」が強く影響しています。それ故なのか、このエリアの街並みは庭園のような美しさに包まれています。丘が折り重なるなだらかな傾斜と、たおやかな曲線を描く街路計画、自然林や公園・街路樹を計画的に整備してきたことの成果の表れといってよいでしょう。
美しい街並みと都市機能の充実、そして渋谷をはじめとする都心へのアクセスの良さがシナジー効果となって、開発から約60年たった今でも「多摩田園都市」は高いステータスを誇っています。
全体的に高級な雰囲気が漂う青葉区エリアですが、「たまプラーザ」駅近くの「美しが丘地区」や「あざみ野地区」などは特に高級住宅街として知られています。
緑豊かな美しい街並みを誇るたまプラーザ・あざみ野エリアは、子育て世帯からも大きな注目を集めています。雨の日でもアスレチックなどで楽しく遊べる「こどもログハウス」がある「美しが丘公園」や、スリル満点のロングすべり台がある「新石川公園」など、子どもたちが思いっきり体を動かして遊べる場所も数多く点在します。
また、青葉区は横浜市の中で私立中学校への進学率が高いことでも知られており、充実した教育環境を求めてこのたまプラーザ・あざみ野エリアに引っ越してくる家庭も多いようです。駅周辺にかなりの数の進学塾や幼児教室が集まっていることからも、教育熱心な家庭が多いことが伺えます。
厚生労働省が2018(平成30)年に発表した『平成27年市区町村別生命表』によると、たまプラーザ・あざみ野エリアがある横浜市青葉区の平均寿命は男性が83.3歳で全国1位となりました(女性は88.5歳で全国9位)。長寿というと沖縄などが思い浮かびがちですので、この結果は意外に思われるかも知れません。
この調査に関連して、青葉区役所がまとめた『区民からみた青葉区が長寿である要因』(2008年9月11日 横浜市青葉区 区政推進課 記者発表資料)では、「自然環境に恵まれている」「良好な街並み」などの多摩田園都市の特徴が長寿の要因ではないかと感じる住民が多いと報告しています。
ちなみにその後、2023(令和5)年発表の「令和2年市区町村別生命表」では青葉区の男性の平均寿命は83.9歳(全国2位)、女性は88.8歳(全国13位)と、順位は前回より下がっているものの、平均寿命は男女ともに延び続けています。
実際に青葉区は医療・介護施設や体を動かすのに適した公園などが充実しており、地域住民が健康的に長生きできるような環境の整備が進んでいます。このような点も、住む街を選ぶにあたってはぜひ注目したいポイントといえます。
- 掲載日
- 2024/01/19
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。