【浅草】古き良き伝統を残しながら進化し続ける、楽しみが尽きない街
台東区にある浅草は、「浅草寺」を中心に古くから繁華街として栄えた歴史を持ち、江戸の面影が残る街として外国人観光客にも人気のエリアです。
一方で、都心をはじめあらゆる方面への交通アクセスに優れていること、商業施設や潤いある環境にも恵まれていることなどから、住宅地としても高い人気を誇ります。
浅草にある「浅草寺(せんそうじ)」は「浅草観音」としても知られ、飛鳥時代から1400年近い歴史を持つ都内最古の寺です。浅草は古くからこの浅草寺の門前町として栄えていた街であり、江戸時代には庶民の行楽地としてにぎわいました。
1927(昭和2)年には、上野-浅草間2.2kmの区間に、日本で最初の本格的な地下鉄が開通しました。民間人によって作られたこの地下鉄はアジア初でもあり、「東洋唯一の地下鉄道」として話題を集めました。これが現在の東京メトロ銀座線(一部)です。
長い歴史を誇る浅草には、巨大な提灯がひときわ目を引く朱塗りの「雷門」や、日本で最も古い商店街の一つ「仲見世通り」、浅草寺に隣接する「浅草神社」など歴史を感じられる名所が多く、一年を通じていつも活気にあふれています。
住むという視点から見た浅草の魅力の一つが、交通アクセスの良さです。
「浅草」駅からは東京メトロ銀座線、都営浅草線、東武伊勢崎線、つくばエクスプレスの4路線が利用可能です。このうち東京メトロ銀座線と東武伊勢崎線は、「浅草」駅が始発駅となっています。
東京メトロ銀座線は日本橋、銀座、新橋、虎ノ門、赤坂見附、表参道といった都心主要スポットに直結した路線です。終点「渋谷」駅へも直通約33分ほどでアクセスでき、またほかの地下鉄各線やJR線、私鉄への接続もスムーズなので、1回の乗り換えで都心のたいていのスポットへ行くことができます。
特に注目したいのは、銀座線の始発駅であるという点です。込み合う朝の時間帯でも「浅草」駅からなら座って通勤が可能であり、都心通勤者にとってはかなり嬉しいポイントといえるでしょう。
都営浅草線は「西馬込」駅と「押上」駅を結ぶ地下鉄路線です。南は「泉岳寺」駅から京急線に、北は「押上」駅から京成線に乗り入れているので、横浜や羽田空港・成田空港へも乗り換えなしでアクセスでき、出張や旅行にも便利です。
東武伊勢崎線は、浅草を起点に埼玉・群馬・栃木方面へ延びる路線で、埼玉方面への通勤・通学に便利なのはもちろん、日光・鬼怒川方面へもスムーズにアクセスできるので、休日の観光やリフレッシュも気軽にできます。
つくばエクスプレスは「浅草」駅から「秋葉原」駅まで直通約4分であるほか、千葉・茨城方面への移動に活躍します。なお、つくばエクスプレスの「浅草」駅は、ほかの3路線の駅から西方向に少し離れた場所にあります。
浅草には日常の暮らしを支える商業施設もそろっています。
東武線「浅草」駅直結の商業施設「EKIMISE(エキミセ)」は、地下1階・1階・3階が老舗百貨店「松屋浅草」となっており、生鮮食品や惣菜・弁当、和洋菓子、フラワーショップなど、さまざまな場面で重宝します。
4階~7階にはファッション・雑貨・レストラン・家電専門店・書店などが入っているほか、屋上には東京スカイツリー®ビューが自慢の展望デッキがあり、ショッピングの前後にぜひ立ち寄りたい憩いスポットとなっています。
つくばエクスプレス「浅草」駅からすぐの「浅草ROX」は、ファッション・レストラン・カフェ・雑貨・フィットネスクラブ・温浴施設などの専門店が集まる商業施設です。地下1階の「西友 浅草ROX食品館」は24時間営業で、帰宅が遅い人などの買い物ニーズにも対応しています。
また浅草には、雷門から浅草寺へと続く「仲見世商店街」、“しんなか”として親しまれる浅草最大のアーケード街「新仲見世商店街」、日本のエンターテインメントの聖地「六区ブロードウェイ商店街」など、数多くの個性あふれる商店街があり、散策をしながら観光気分で買い物をするのもまた楽しいものです。
浅草の東側を流れる隅田川の両岸には「隅田川テラス」が順次整備されており、特に中央区勝どき付近から荒川区南千住付近まで、浅草を含む約12kmの区間は、水辺テラスが連続しています(一部迂回する箇所あり)。
行き交う船や個性的なデザインの橋を眺めながら、ランニングやウォーキング、犬の散歩をしたり、ベンチでコーヒーを片手に読書をしたり、春には隅田川公園の桜を満喫したりと、思い思いの楽しみ方が可能です。夜には橋がライトアップされ、バックに見える東京スカイツリー®とともに絶景が楽しめます。
2020(令和2)年には、隅田川橋梁に隣接した歩道橋「すみだリバーウォーク」が開通し、浅草から東京スカイツリー®までが最短距離で結ばれました。同時に東武線高架下に複合商業施設「東京ミズマチ」がオープンしており、「東京ソラマチ」と合わせた一大レジャーゾーンが日常使いできるのも浅草居住の醍醐味といえるでしょう。
また浅草は、浅草神社の例大祭「三社祭」や約50万人の人出でにぎわう「浅草サンバカーニバル」をはじめ、季節のイベントが多い街です。日本の夏の風物詩「隅田川花火大会」も場所によっては自宅でゆっくり鑑賞が可能で、一年を通して楽しみが尽きることがありません。
歴史を感じる街並みや伝統、下町情緒を残しながら、時代に合わせて変化を続ける街、それが浅草なのです。
- 掲載日
- 2022/03/18
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。