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【明大前】新宿と渋谷の2大ターミナル駅に直通。高架化工事も進む将来が楽しみな街

 
「明大前」駅「明大前」駅

京王線と京王井の頭線がクロスする「明大前」駅は、東京都世田谷区に位置しており、新宿と渋谷の2大タウンに加えて吉祥寺や下北沢へもダイレクトアクセスできる立地の良さを誇ります。

駅周辺は、駅名にもなっている「明治大学」をはじめ多くの教育機関が立地する学生街として知られています。現在、京王線では高架化事業が進められており、その進捗も注目されています。

 

新宿にも渋谷にも直通6~7分というアクセスの良さが魅力
京王線京王線

「明大前」駅からは京王線と京王井の頭線が利用可能です。特急や急行など全ての電車が停車し、2022(令和4)年春からは座席指定列車「京王ライナー」の停車駅(上り降車・下り乗車専用)にもなっています。

京王線特急で「新宿」駅へ直通約7分、京王井の頭線急行で「渋谷」駅へ直通約6分と、2つのビッグターミナル駅へ10分以内にダイレクトアクセスできるのは大きな魅力です。

さらに京王井の頭線「下北沢」駅(約2分)や「吉祥寺」駅(約10分)といった人気の街へも直通しているほか、京王線は一部列車が都営新宿線に乗り入れているので市ヶ谷や神保町などの都心エリアへも乗り換えなしで行くことができます。

京王線の南側には並行するように小田急小田原線も走っており、少し歩けば「梅ヶ丘」駅や「豪徳寺」駅も利用可能です。

また、「明大前」駅のすぐ北側には甲州街道が走っており、首都高速4号線の「永福出入口」もあるほか、環七通りも近いので車での移動にも便利なエリアといえるでしょう。

 

学生街の良さが感じられる街。イベントでは地域と学生の交流も
明治大学 和泉キャンパス明治大学 和泉キャンパス(提供:明治大学 )

「明大前」駅の北側には甲州街道を挟んで「明治大学 和泉キャンパス」が広がっています。緑に囲まれたこの開放的なキャンパスでは、法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部の1・2年生、および大学院生が学んでいます。

このほか近隣には「日本学園中学校・高等学校」、「日本女子体育大学附属二階堂高等学校」、「日本大学鶴ヶ丘高等学校」、「東放学園専門学校」など教育機関が集中しており、駅前は若い学生で活気にあふれています。

駅前には「京王ストアエクスプレス明大前店」(「フレンテ明大前」内)や「生鮮食品館AZUMA 明大前店」、「miniピアゴ 松原1丁目店」など複数のスーパーマーケットが点在します。比較的小規模ですが夜遅くまでまたは24時間営業している店もあり、日常の買い物に便利です。

駅を中心として、すずらん通りなど4つの商店会からなる「明大前商店街」も広がっています。日常生活で必要なものは駅周辺でほぼそろえることができますし、学生向けのリーズナブルな価格の飲食店も多く見られます。

地域のイベントの一つ「明大前盆踊り大会とサマーフェスタ」では明治大学の学生が手伝いに入って商店街の人たちと一緒に祭りを盛り上げたり、秋の明治大学の学園祭では商店街でも連携売り出しイベントを行ったりするなど、地域と学生との連携・交流が行われているのも特徴といえるでしょう。

 

自分たちの街は自分たちで守る!「明大前ピースメーカーズ」
明大前ピースメーカーズ(提供:明大前ピースメーカーズ)

明大前商店街がある松原地区にはかつて交番がなく、ひったくりや空き巣、痴漢など犯罪が多発していました。交番の誘致を働きかけたものの適当な用地の確保が難しく実現せず、明大前商店街では「自分たちの街は自分たちで守ろう」と、防犯パトロール隊と民間交番の設置を構想しました。

そして2001(平成13)年、日本初の防犯パトロール隊として「明大前商店街振興組合自警会(愛称:明大前ピースメーカーズ)」を結成し、パトロール活動を開始しました。さらに翌年には活動拠点として駅改札口前に日本初の民間交番「明大前ピースメーカーズ ボックス」を開設しました。

これらの活動によって松原地区の犯罪件数は大きく減少し、2007(平成19)年には日本財団より、民間パトロール隊としては初めてパトロールカーが贈呈され、活動が一層強化されました。2008(平成20)年には内閣総理大臣賞も受賞するなど、各方面から高い評価を得ています。

明大前ピースメーカーズは、防犯パトロールと並ぶ重要な業務として、小学生の登下校時の通学路見守りも実施しています。犯罪を未然に防ぐとともに、地域の人々の防犯意識が高まり挨拶も増えるなど、安全安心なまちづくり、地域住民の良い関係づくりに大きな役割を果たしています。

 

京王線高架化に伴い駅舎リニューアル予定
「明大前」駅の新駅舎外観デザイン(イメージパース)「明大前」駅の新駅舎外観デザイン(イメージパース)(出典:京王電鉄ニュースリリース)
※これらのパースは現時点でのイメージであり、実際とは異なる場合があります。

現在、京王線の「笹塚」駅から「仙川」駅にかけての約7.2kmの区間において、連続立体交差事業が進められています。これは東京都が事業主体となって道路整備の一環として行っている事業で、鉄道を高架化することで25ヵ所の踏切をなくすとともに7ヵ所の都市計画道路を立体化し、あわせて側道を整備するというものです。

これによって「明大前」駅を含めた7駅(代田橋~千歳烏山)は高架駅となり、エレベーターやエスカレーターも設置されることで誰もが快適に利用できる駅へと生まれ変わります。

「明大前」駅の新駅舎は、透明感のある素材をリズミカルに組み合わせた、街のにぎやかさと移り変わりが間近に感じられるデザインとなっています。また、現在の相対式ホーム2面2線から、上下線2線ずつと島式ホーム2面からなる2面4線へと拡充されることになっており、利便性の大きな向上が見込まれます。

この連続立体交差事業では全体を8つの工区に分割して進めています。「明大前」駅が含まれる第2工区は2018(平成30)年10月から工事がスタートしており、地上に高架橋の柱が建ってきているのを見ることができます。

また世田谷区では、この事業に合わせて計画的なまちづくりを進めていくために「明大前駅周辺地区地区街づくり計画」などを策定しており、街としてのさらなる進化も期待されます。

このように交通利便性に優れ今後の変化も楽しみな明大前エリアですが、駅前と幹線道路沿い以外は静かな住宅地となっています。新宿・渋谷に直結という利便性を享受しながら、喧騒から離れた落ち着いた環境で過ごすことができる魅力的な街といえるでしょう。

掲載日
2022/06/24

本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。

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