【秋葉原】時代に合わせて変化し続ける「アキバ」は、生活拠点としても魅力的な街
秋葉原といえば日本有数の「電気街」として、また近年は日本を代表する「ポップカルチャーの聖地」として国内のみならず外国人観光客からも人気を集める街です。繁華街のイメージが強いかもしれませんが、駅から離れれば静かな住宅地もあり、都心の利便性を享受しつつのんびり落ち着いた暮らしも可能です。
「秋葉原」駅は東京都千代田区内に位置し、JR山手線、JR京浜東北線、JR総武線各駅停車、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスの5路線が乗り入れています。
JR線を使えば「東京」駅(約4分)や「上野」駅(約3分)をはじめ渋谷、新宿、品川などの主要ターミナルへダイレクトアクセスが可能です。銀座、日比谷、六本木方面へは東京メトロ日比谷線が便利でしょう。
また「秋葉原」駅はつくばエクスプレスの始発駅であり、千葉・茨城方面への玄関口にもなっています。終点の「つくば」駅までは最速45分で結ばれています。
さらに、この辺りは複数の路線・駅が密集しているエリアであり、少し歩けば「末広町」駅から東京メトロ銀座線、「岩本町」駅から都営新宿線、「浅草橋」駅から都営浅草線、「上野御徒町」駅から都営大江戸線も利用可能です。駅・路線の選択肢が実に豊富なので、行き先によって使い分ければよりアクティブで快適な都心暮らしが楽しめます。
昭和から続く電気街として、そして若者カルチャーの発信拠点として個性を放ってきた秋葉原エリアは、2005(平成17)年の「つくばエクスプレス」の開通前後から、再開発事業により超高層オフィスビルや大型複合施設の誕生が相次ぎ、オフィス街へと変貌を遂げてきました。
現在は「秋葉原」駅の西側エリアにおいて「外神田一丁目南部地区のまちづくり(外神田一丁目南部地区第一種市街地再開発事業)」が計画されています。対象となっているのは「秋葉原」駅の西側、国道17号を挟んだ南北のエリアで、国道17号の北側のA街区と南側のB街区に分けられています。
A街区は現在「オノデン」、「ラオックス」、「エディオン」などがある辺りで、高さ約170mの超高層オフィスビルの建設が計画されています。
B街区は神田川沿いのエリアで、高さ約50mの店舗、宿泊施設、集会所などが入るビルの建設が計画されています。川沿いには船着場と併せて親水広場も整備される予定で、新しい水辺の観光名所となりそうです。
アニメやゲームなどサブカルチャーのイメージが強い秋葉原ですが、それだけではありません。特にJR「秋葉原」駅~「御徒町」駅間の高架下には、地域の歴史を生かしたユニークでおしゃれなスポットも誕生しています。
その一つが、伝統工芸職人の街としての歴史を感じさせる「2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキオカ アルチザン)」です。白い円柱が並ぶ特徴的な高架下空間に、革製品やアクセサリー、インテリア雑貨、ファッション、カフェなど約50のショップが並び、職人やクリエイターと直接話ができたり、ものづくり体験のワークショップも開催されたりしています。
そこから「秋葉原」駅寄りにある「SEEKBASE AKI-OKA MANUFACTURE」は、ショップ棟4棟、ホテル1棟からなる複合施設です。“大人の基地”をイメージした建物内に、趣味に没頭できる個性的なショップが集結し、「未知のワクワクとスグレモノを探すことができる」場所となっています。
その隣の「CHABARA(ちゃばら)AKI-OKA MARCHE」は、バイヤー選りすぐりの日本全国の逸品を集めた“食文化の街”です。ここはかつてにぎわいを見せた神田青果市場があった場所で、生産者と消費者が直に繋がり、食の奥深さや伝統・伝承に触れることができます。
また「秋葉原」駅の近くには、かつてJR中央線の駅として栄えていた「万世橋」駅の赤レンガ高架橋を活用した「マーチエキュート神田万世橋」もあります。階段、壁面、プラットホームなどの遺構を再利用したレトロな空間の中に、こだわりの飲食店やショップが並び、神田川を望むオープンデッキでは散歩も楽しめます。
さらに、御徒町から蔵前にかけてのエリアは「カチクラ」と呼ばれ、ものづくりの街として近年人気を集めていますが、こうした話題のスポットが身近にあり普段使いできることもまた秋葉原の魅力といえるでしょう。
「秋葉原」駅周辺には「成城石井 アトレ秋葉原1店」、「福島屋 秋葉原店」、「肉のハナマサ 秋葉原店」、「まいばすけっと 秋葉原昭和通り店」などのスーパーマーケットやドラッグストアも点在しており、日常の暮らしを支えています。また秋葉原はグルメの街でもあるので、外食の選択肢も豊富です。
駅前を少し離れれば住宅街が広がり、公園も点在します。その一つ、「千代田区立和泉公園」は緑豊かな公園で、広々とした芝生や複合遊具があり都会のオアシス的な存在となっています。夏にはじゃぶじゃぶ池も開放され、水遊びを楽しむ子どもたちでにぎわいます。
また、「秋葉原」駅の周辺には千代田区と台東区それぞれの児童館・図書館・子ども家庭支援センターなど公共施設が多いのも、特に子育て世代にとっては見逃せないポイントでしょう。
東方向へ足を延ばせば、隅田川の水辺の風景を楽しむこともできます。隅田川テラスで散策やジョギングをしたり、ライトアップされた橋と東京スカイツリーの美しい夜景を楽しんだり、春の桜や夏の花火など季節感を満喫したりと、日常の生活にメリハリや癒しを与えてくれます。
優れた交通利便性を誇り、表情豊かで楽しみにあふれた街・秋葉原は、生活拠点としても魅力十分といえます。
- 掲載日
- 2022/07/29
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。