みなとみらい21地区は40年前、造船所のあった横浜市西区の港を埋め立て、オフィスや文化施設、商業施設を建設することで魅力ある街づくりを進めてきました。

高層ビルにスタイリッシュなショッピング環境、整備された美しい街並みは多くの人を魅了し続けています。観覧車が象徴的な「よこはまコスモワールド」や1993（平成5）年に開業した「横浜ランドマークタワー」の景観は、今や横浜を代表するシンボリックな存在といえるでしょう。

2021（令和3）年4月には日本初の市型循環式ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」が運行を開始しました。「桜木町」駅から「横浜ワールドポーターズ」をつなぐロープウェイは、利便性を高める移動手段としてだけでなく街を高所から楽しめます。

186ヘクタールの広大なエリアである「みなとみらい」には、複数の路線、駅があり、主要都市へのアクセスに優れています。エリアの中心にあるみなとみらい線「みなとみらい」駅からビッグターミナルである「横浜」駅まではわずか4分程度です。

「横浜」駅からはJR各線、東急線、京浜急行線、相鉄線、横浜市営地下鉄など、6社局が乗り入れているので、神奈川県内はもちろん、都心や郊外への行くのも容易です。

京急空港線「羽田空港第1・第2ターミナル」駅まで30分程度なので、出張が多いビジネスパーソンや旅行が趣味という人も暮らしやすいエリアといえるでしょう。

2023（令和5）年、みなとみらい21地区の年間来街者数(推計値)約 7,730 万人 と観光地としても人気の「みなとみらい」には、さまざまな商業施設が立ち並んでいます。

「クイーンズスクエア横浜」や「横浜ワールドポーターズ」など、日常生活に欠かせないアイテムから最新のファッションまで幅広い商品がそろうショッピングモールが点在しています。休日にのんびりと街を散歩しながらウィンドウショッピングに出向くのもいいでしょう。

関内エリアにある中華街をはじめ、グルメなお店がたくさんあるのも「みなとみらい」の特徴です。友人とのカフェや家族との食事、大切な人とのデートなどシーンに合わせたお店選びも楽しそうです。

明治末期に建設された「赤レンガ倉庫」は、現代に続く横浜の歴史を見守り続けてきた施設です。現在では、倉庫内にショップやレストランがあり、日常使いができるほか、大規模なイベントも催されます。

「Zepp Yokohama」や「ぴあアリーナMM」では日々多彩なジャンルの音楽イベントが開催されています。「横浜美術館」や「横浜みなと博物館」、「京急ミュージアム」など文化芸術施設も点在しているので日常を豊かにすることができるでしょう。

2023（令和5）年3月には新たに「横浜コネクトスクエア」がオープンしました。低層部には大通りに面したプロムナードや商業モールが備えられています。同年9月に開業した「ミュージックテラス」にも注目です。核となる「Kアリーナ横浜」は、世界屈指の音楽特化型の施設で、2万人を収容することができます。水辺を臨むウッドデッキで優雅にカフェタイムを過ごすのも気持ちが良いです。

2024（令和6）年には「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画 」が始まりました。地上3階建てのミュージアム棟、地上29階のオフィス棟、地域熱供給プラントを開発するプロジェクトで、竣工予定は2027（令和9）年5月です。今後も魅力あふれる街へと進化することが期待されます。

「みなとみらい」エリアには、約46ヘクタールにおよぶ公園や緑地が点在しています。

横浜港を望む「臨港パーク」は芝生広場や、潮入りの池を備えるエリア最大級の公園です。アーチ橋から見るみなとみらいの夜景は疲れた心を癒してくれるでしょう。「海」をテーマとした広場「グランモール公園 」も、ウォーターフロントに立地するにふさわしい素敵な公園です。花壇にはいつもきれいな花が植えられていて、四季の変化に合わせて異なる表情を見せてくれます。

同エリアは埋立地のため、起伏がほとんどないので、気持ちよくウォーキングが楽しめます。天候や紫外線を気にせず運動できるフィットネスジムももちろん良いですが、せっかくのベイエリア、潮風を感じながら運動するのも気持ちが良いでしょう。